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エレベーターの先に広がっていたのは、鬱蒼と自然の生い茂る森林のような空間だった、
草葉を踏みながら周囲を見渡し、索敵している一人の隼、フォルスは弓に矢をつがえながら森を進んで行く。
「やれやれ、こんな施設まで用意してるとは驚きだよ」
値踏みするように辺りを調べるが、どれも普通の草花のようだ、他の生き物が居る気配は少なく、フォルスはつがえていた矢を矢筒に戻して弓を背負う。
「中々惜しいね、コレだけの施設ならトレーニングにもうってつけだろうに…おや?」
警戒も緩め、生えている樹なども見上げたりしながら進んでゆくと、其処には巨大な大樹、いや、大樹とは言いがたい、なぜならその大樹は、壁に張り付いているのだから。
ふと、大樹の近くに看板が立っているのに気付く、
『先に進む為には、大樹に埋め込まれた装置を起動せよ』
フォルスが見上げた先、大樹の幹には確かに機械のような部分も所々にある。
「へぇ、中々面白そうじゃないか、最近はこんなに大きな獲物も少なかったからちょうどいいかな……ッ!?」
弓を構え、機械の部分を射抜こうとしたフォルス、だが、その矢を放つ前に彼は咄嗟に飛び退く、その直後彼の立っていた場所に何本もの蔓が襲い掛かってきた。
「おやおや、随分と凝った仕掛けじゃないか?でもこのぐらいやってくれた方が、こっちとしても大歓迎だ…よッ!」
蛇のように狙いを定めた蔓がフォルス目掛けて飛び掛るが、フォルスは素早く翼を羽ばたかせて近くの木へ飛び移ると、一気に森の上へ飛び立つ、
枝葉を抜けた先にはドーム状の天井、頭を打つなんて間抜けは晒さないだろうが、それでも森から突き出す大樹は目立つ、
大樹の上、一際大きな裂け目から突き出すようにボタンが見えた、チカチカと明滅しており、どうやらアレが装置の起動ボタンなのだろう。
「あんなに大きな的ならそれほど難しくは無さそうだけど…やっぱり追って来たか」
ガサガサと枝葉が揺れ、蔓がフォルスを追いかけるように振るわれる、羽ばたくスピードを上げ、眼下から襲い来る蔓にも捕えられない速さで大樹のボタンへ接近してゆく。
「こんな物で僕を止めようなんて思えるなんて、笑っちゃうよねぇ、これで…終わりっ……ッ!?」
大きく旋回すると、弓を構えてボタンへ矢を放つ、精密な矢は一直線にボタンへ飛んでいき、一射で射抜ける、と思っていたが、樹上から蔓が矢を弾き落としたのだ。
「クッ…そう簡単にはいかないってことかな……しまったっ!?」
もう一度羽ばたいてもう一射を狙おうとしたフォルスだが、枝葉の間から飛び出した一本の蔓が片足を捕え、羽ばたこうとしたフォルスをものすごい力で引っ張る、
突然の力になすすべも無くフォルスはそのまま引っ張られ、持っていた弓を手放してしまう。
片足をつかまれるように逆さづりにされたフォルスは何とか蔦を解こうとするが、ダメ押しと言わんばかりに蔓が襲い掛かり、あっという間にフォルスは全身を蔓で覆われてしまう、
大量の蔓で身体を覆われたフォルスは何とか頭を振ったり身動ぎして脱出を試みようとするが、全く解ける気配が無い、そのままフォルスは蔓に大樹の前へ掲げられる、
すると、大樹から大蛇のように少し太い蔓が伸び、フォルスの顔を撫でるように擦りより、顔から嘴までを撫でられると、少し甘い香りが鼻をくすぐる。
「うぐ…いったい何を…あがっ!?」
スルスルと嘴の周りに蔓が這い寄ると、フォルスの嘴を無理矢理こじ開け、太い蔓が口の中へ入ってくる、
ドロリと粘性のある液体が蔓の先から口の中へ流れ込んできた、甘い、樹液なのだろうが、甘いのだ、
フォルスは何とか外そうと身動ぎするが、嘴を蔓が縛って外せず、口の中に溜まってゆく液体に窒息しそうになり、ゴクリと飲み干すしか出来ない、
どぷどぷと口の中へ蜜が流れ込んでくる、ゴクゴクと喉を鳴らして飲み込まされ、身体の中に甘い蜜が溜まってゆく。
「んぐっ……んぐぅ……ぐぷっ!?」
突然蔓がフォルスの身体を押し始める、締め付けると言うよりはマッサージのような物なのだろう、規則的に腹部を刺激され、満腹だったのが段々と空腹を感じるようになってしまい、次第に蜜を飲むペースが増え始める。
「んくっ…んぐ…っ…んっ…」
抵抗も出来ず、マッサージも心地よく、フォルスは疲れからか少しまどろみ始め、流れてくる液体をそのまま飲みながら目を閉じて眠り始めてしまう。
するとフォルスの身体に巻きついていた蔓が段々と蕾が開くように広がり始める、その中から出てきたフォルスの身体はすらりと引き締まっていたのがふっくらと柔らかに脂肪が付き始めていた。
手足にはまだ蔓が巻きついているが、拘束が腹部だけになるとそのまま渦巻きのように開いた蔓の上にどっかりと座り、ごぷごぷと蜜を飲み続ける。
ぶくん、むくんと腹部が膨れると蔓で揉まれて少し萎み、手足にもむちむちと脂肪が付いてゆく。
蔓がフォルスの腹部をマッサージしながら少しづつ広げてゆく、丁寧に揉まれる身体は流れ込む蜜をエネルギーに換えて身体中にむち、みち、と溜まっていき、
ギチッと着ている服が張り詰め始め、股や脇からブツッ、プツッと繊維が千切れ始める。
ブクブクと肥えるフォルスの胸も次第に大きくなり始め、シャツの中でみちみちと張り詰めながら膨れてゆく。
それから暫く経つと、遂にシャツから腹があふれ出し、ぶるんっと胸を弛ませながら胸を辛うじて覆う事になるが、ブチッ、ビリリッと着ていた服の股座や脇が破けてしまう。
フォルスの身体は丸々と肥え太り、大きな腹は呼吸に合わせてたぷん、ぷよんと揺れている、蔓が掲げるようにスイッチの前へ持ち上げると、フォルスの眼がぱちりと開く。
直後に飛んできた一本の矢、それが流れるようにスイッチを貫いた、大樹が揺れ始め、蔓がフォルスの口から離れ、たくさんの蔓達もフォルスを地面へ下ろしてゆく。
「……げっぷ、狙いを外さないようにする為とは言え、うぷっ、の、飲み過ぎた……げふっ」
スイッチは守られているが、相手を太らせているのを確認する機能もあるかもしれないと狙ったフォルスの直感の勝利だった、
しかしフォルスの身体は丸々と肥え太り、腹はだぶんと垂れ下がり、着ていたシャツが大きくなった胸を包んでいるが、外したりしたらぶるん、と垂れ下がるだろう。
背中にもみっちりと肉が付き、鋭く丹精な顔も頬がタプタプとゆれ、下顎や首もたっぷりと肉が撓み、足もミチミチと肉が付き、一歩歩くだけで身体がだぶだぶと揺れ撓む。
「まったく、うっぷ、こんな格好リオンには見せられないよ…っ!」
地面に落ちていた自分の弓を見つけると、肥えた身体を揺らして何とか手に取ろうとするが、屈んだ瞬間にビリリリッと絹を裂くような音が響く、ズボンの尻が大きく裂けてしまったようだ。
「……最悪だ……」
矢筒も何とか拾うが、矢は彼方此方に落ちてしまったようで、何とか彼方此方の木の枝を矢に加工して矢筒に詰めながら大樹の根元にあるエレベーターへ大きな尻をたぷたぷと揺らしながら向かい、何とか乗り込む。
「はぁ…ふぅ…全く、終わったらさっさとダイエットしないとね…」
エレベーターに乗り込む頃には息を切らせ、普段の凛々しさは辛うじて残っているが、ブクブクと肥えた巨体には不釣合いだろう、
フォルスはとにかくダイエットをする事を考えながら、しかし脳裏では飲んでいた蜜の味を無意識に思い出してしまいながら……
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