【ドラパルト♂】ミイラ取りはミイラになりたい PART5 〜オトコ・ドラパルトの死〜
「ドラパルトぉ!」
……【声】が聞こえる……はっ! これは……うん、そうだ、パッチラゴン! 間違えようがない! 俺の天使! 誇張でも何でもなくて! けど、なぜだか俺の意識はふんわりしてる……
「ドラパルトぉ! ドラパルトぉ!」
またパッチラゴン! ああ、パッチラゴン! 俺は叫ぶ! あいつが俺のことをこんなにも呼んでる……何て可愛い! 愛らしい! 今すぐピューんと飛んでってギューってしてやらないと! あいつの心はシロデスナ……しっかりと抱きしめて固めてやんないと、たちまち形、失っちゃう! 行かないと、ああ、パッチラゴン!
けど、俺の目の前、くっきりとした青い空……見回してもパッチラゴンの影も形も……それに俺のカラダ、なんだか落ち着かない……地べたに足付けてるって感覚ない……そりゃゴースト! 元からちと浮いてるところある……けど今日のはちと格別! まるで「じゅうりょく」感じない……ふわふわふわふわ……もしや、イオブル! クソデカアタマムシ! よもやのキョダイマックス! キョダイテンドウ! 使ったケある……? でも「重力パ」! そういうわけでも、ウチないし……まあプテラ! アイツはそれでそこそこ仕事できるとこある……らしいけど、それはそれ! とにかく、なんだかおかしい……フワーッ! って浮遊感、与えられちゃってる……ヒテッマン! けどそれも今は昔! βの時代はもう帰って来ないんだ……
「ドラパルトぉ!……ドラパルトぉ!……どうしてだよっ、ドラパルトぉ!」
パッチラゴンが叫んでる……リフレイン……どうして、どうして、俺はっ……俺はっ……いつまでもグダグダグダグダホモ童貞! 続けてしまってるんだろう? いい加減、チンコも収める穴を探さないと……それにアナルも! 挿れられるべきチンコ探してヒクヒクしてる……菊花の契り……結ぶべき時期、とうに来てる! ああ、俺も早くイカないと!……けどその前に、パッチラゴン! なぜだか悲しみこもってる声……啜り泣いてすらいる……ああ、どうしてだよう、パッチらごおン! ああ、俺が側にいてやらないとなんだ……だってパッチラゴン! 心は繊細……ポットデスのポット並みの……欠けやすくて……誰よりも優しいんだ……タブンネ1000匹分の博愛主義、こもってる……あのにっくき淫乱オンバーンなら10000匹分あってもきかない! 「えっちに対して緩く寛容なビッチ」……誰かがそう言ってくれた! よくぞ言った! まさに正論! オンバーンはセックス! セックスなんだ……あのクソホモコウモリ……けど、そんなことは後にして! パッチラゴン! 彼! 彼女! どっちかなんて俺は知らん! けど……それが俺を狂おしくさせてるトコ、なくはないんだ……
「ドラパルトぉ……ドラパルトぉ……!」
パッチラゴンが泣いてる! 何てこと! 俺が行って慰めてやらないと! いつも慰められてる俺の、せめてもの! おんがえし! ホモ童貞的一矢報い! わるあがきってヤツをね! 何が何だかわかんねえってヤツ! いないと思うけど! [[jumpuri:PART2 > https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=13741152]]だ! そこに全部書かれてる……俺はパッチラゴン! あいつにたっぷり慰められてた! 俺はどうしようもないゴミクズ童貞ホモパルト! だけれど良心のかけら、微かに残ってなくもない……そりゃ、股間のげんきのかけら! いつでも使えるようにしてる、いつかのメリークリスマス! 性夜のためにね……でも今は、おっと脇道逸れちゃいけない! パッチラゴン! あいつへ向けてエネマグラ! じゃなくてマッシグラ……俺は身を捩らせる……するとくるくる! 俺のカラダ半回転! 俺のふとましい尻尾、軸にして……すると、見えた! パッチラゴン!……そのそばには、なぜか、俺! ドラパルト!……でも、ドラパルトが、2匹?
「ドラパルトぉ!……ドラパルトぉ……!」
ああ、パッチラゴンが! パッチラゴン! ああ、俺の腹に顔埋めて泣いてなんかして! 泣き叫んでる! 慟哭してる! でもどうして? 俺は元々死んでるってところもあるし……でも、なんで俺は俺、見てる? 俺が見てる俺? 俺を見てる俺? 俺は一体?……とりあえず、パッチラゴンのとこイカなくちゃ……それに今日はまだオナニー! してなかったこともある……ここでイオブル! 曰く「オナンその子の己のものとならざるを知たれば兄の妻の所にいりし時兄に子をえさしめざらんために地に洩らしたり」……俺が毎晩悶えてんのは元を辿ればこいつのせい、ってことらしい……ヤツにしては珍しくタメになる知識……知ってか知らずか……でも、結局! あいつもクソリンゴ! アップリュー! あいつの手で[[jumpuri:サイフォ >https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=13945700]]、扱いてもらってる……そりゃオナニーとはちょっと違うけど……んなこと言ったら、俺だって一度はパッチラゴンの中、入った身……童貞と名のるのはおこがましいって向きもあるかもないかもわかんない、けど……そういう童貞原理主義、イクない、って俺思う! 『モテないオトコ』! とりま、Pokedleで読んだんだ……イオブルの借りてさ……こう見えて俺は読書家、勉強家ってとこ、あるし……一応リーダーだし……そりゃ相手はいないケド……とにかく、童貞ってのはヤレたヤレない、そんな単純な話じゃないってこと……ヤリたいヤツとヤレるか! これが大切!……かくいう俺はマッチョ! スリ筋! そんなドラゴン! ケモノ! 的な雄ポケどもと一晩ケツとチンコを分かち合いたくてたまんない……それを否定できないからホモ童貞、名のらざるを得ない! そりゃ、クソホモ童貞! 感情的に叫んでるわけじゃない! ちゃんと理論武装してるんだ……
「ドラパルトぉ!……行かないでくれよ、ドラパルトぉ……」
おっとパッチラゴン! そうだ、俺は早くパッチラゴンとこ、イカなきゃなんない……話逸らしてる場合じゃない! そりゃもうすぐ、またしても3000字、無駄に字数稼いでる……けど、俺はもう言わない……「もうちょっと字数稼がせて」なんて……パッチラゴンんとこへまっすぐ! 男の子が四人、線路の上、歩いてる……無論、全員ホモ! 即ち乱交! ORGY! 俺のホモ脳、そう言ってる! ああ、俺ももうイカなきゃ!……スーッ!……でも、俺のカラダ、なかなか、パッチラゴンのとこへ、進まない……むしろ、なぜか、どんどん、遠ざかっていく……空中で、平泳ぎ……みたいな、ことしても、おかしい……夢みたいに前、進まない! また夢オチだとか言うヤツ、ケツに木の実ぶっ込んでやるぞ! へけけけけっ!……いや、けど、本当の、本当に、マジの、マジで、進まないんだ……天地が、逆さまに、なったみたい……おかしい……こんなこと……こんなことって……
そういえば、俺のドラメシヤたちどこいった? ちょっと頭さわさわ……いつもんとこは空っぽ……周りにも……で、俺は下の俺を見る……パッチラゴンに抱きつかれてる俺……すると、ドラメシヤ! クルクルと俺たちの周り、回ってる……2匹で円を描いて……これはまたしても俺の天使……でも悲しそう……🥺ってなってて……
「どうして死んじゃったんだよ、ドラパルトぉ……!」
なんてこった! パッチラゴン! そんなことで泣いて! 俺はもうとっくに死んでるじゃあないか……だって、ゴースト・ドラゴンだし……お前だってそう言って、俺を揶揄ってるじゃあないか………………………………死んだ?
「嫌だよぅ……死んじゃうなんて嫌だよぅ、ドラパルトぉ……!」
「ま、まさか、そんな」
「嘘だって言ってよ……だって、もう死んでるって、いつも言ってたじゃないか……」
「だ、だよな……俺はもともと死んでるし……だから死ぬわけががが」
「なのになんで死んじゃうんだよ……オレから遠いところへ行っちゃうんだよ、ううっ、ドラパルトぉ……ドラパルトぉ……! ヤダよう、オレ……オレ……」
「ま、まさか、そんな、そんなバカな」
「バカも何も、あんた、死んだんでっせ」
……またしても【声】が聞こえる……けど、今度は別の【声】! 泣き叫ぶパッチラゴン! 尻目に振り返る、俺! が見たのは、なんと!…………何だろう?
「ん?????」
「いやはや、鈍いねんなあ、ドラパルトはん」
「はい?!?!?!」
「ドラパルトぅ……ドラパルトぉぅ……!」
「あ、ああ……パッチラゴン……」
「おっと、戻ろうとしても駄目やで」
「はい?!?!?!」
「やれやれ、まあ無理もあらへんか」
「ん?????」
「ま、ま、落ち着きなはれ、ドラパルトはん」
「ドラパルトぉぉぉぉぉぉぉぉ……!」
「ああ、パッチらごおン! パッチらごおン……!」
「やれやれ、それにしても大層な悲劇ですなあ、ほんま、泣けますわな」
「ん?????」
「……埒あかんから、とりあえず、ちょっと正気に戻ってもらいまっせ」
で、いきなり! バチいいいいいいいン! 何かの何かで俺の顔面! ぶっ叩かれて! 俺は空中でクルクル! 大回転! くるくるくるりん! ってヤツを! ちょっと読者に媚びて懐かしいネタ交えつつ!……『くるくるくるりん』は、2001年3月21日にゲームボーイアドバンスのソフトとして任天堂から発売されたアクションゲーム。ゲームボーイアドバンスのローンチタイトルであり、続編に、『くるりんパラダイス』『くるりんスカッシュ!』がある……ほら、どうだ! 懐かしいだろー……ノスタルジアでビクンビクン! なっちゃうだろー……何せもう20年! あれから40年! の半分! え? 何もかもネタが古いって? そりゃ、ドラパルト! 過去も未来もクソ喰らえ! メノクラゲ! ってもんだから!……けどそんなことはさて置いて! 俺はまっすぐ! 話を進めなきゃなんない! いつかエライ誰かが言った……グダグダグダグダ遅延するのは何の為? 答えは明快! 死にたくないから! 俺の沈黙即ち是死! けど、俺はホモ童貞! まだまだまだまだまだまだまだまだ、未練ってもん、残してる……ヤリ残してる事、モッコリある! ムクムクムクッ! ああ、そう考えるだけで、勃ち上がりそうな俺の息子! 第三の! でもそれはグッと我慢して! 俺は正気に戻る! で、見る!…………何だろう?
「あのー、あんさん、死後の世界に興味あらへん?」
「見ない方ですね、旅の方ですか?」
「フム……じゃ、ないんでっせドラパルトはん!」
って目の前の何か、ノリツッコミ……バチいいいいいいいン! で、またくるくる!……『くるくるくるりんシリーズ』は、任天堂から発売されているアクションゲームのシリーズ。シリーズの開発は全てエイティングが担当している。自動的に回転する細長い棒『ヘリリン』を操って、途中の壁や障害物に当たらないようにゴールまで進める。棒が回転することをのぞけば、「イライラ棒」のようなものである。ストーリーはシリーズ共通で、「クルリンがヘリリンを使って、家族を助けに行く」というものである……けど、それはそれ! ノリがいいのは結構だけど……俺にわかるのはコイツが魚っぽいってことだけ……ドでか! ってとこ……ちょうど俺の抱き枕にはピッタリ、みたいな……みずタイプっぽいのは確か……けど、ここでイオブル!……「世界は、そうであることのすべてである——そうであること、つまり事実とは、事態が現実にそうなっていることである——事実の論理像が考えである——考えとは、有意味な命題のことである——命題は、要素命題の真理関数である(要素命題は、それ自身の真理関数である)——真理関数の一般的な形式は、こうだ[[[rb:p > _]],[[rb:ξ > _]],N([[rb:ξ > _]])]これは、命題の一般的な形式である——語ることができないことについては沈黙するしかない」……けど俺、ドラパルト、喋らないわけにもいかなくて……そりゃ童貞! 好みのオスとヤレないってその一念でここまで喋り散らしてきた……そこに対しちゃ誇りある……何もチンコのデカさや形だけを自慢してるわけじゃない……ダメダメ、それじゃあ、ドラパルト以前に雄の名折れ!……俺だってまだまだ、そこまで堕ちちゃいないんだ……とにかく目の前のコイツ! 俺はじっと見つめる……目を細めて……言葉がなければ、セックスもね……口から伸びた赤いヒゲはまあ雄らしいと言えば雄らしい……ギャラドスよりも勇敢! ってとこ……ふむふむ……目つきだって悪くない、ニヤニヤしてどこか胡散臭いっちゃ臭いけど……一瞬見せる素の表情、見逃す俺じゃない……何せホモ! 雄を見る目は養われてる……これに関しちゃV……さいこうののうりょく!……濁った水のような鱗だ……それに比して白いヒレ……まあ悪くはない……そりゃパッチラゴン! 程のキュートさではないけど、あれは別格! 別嬪!……で、なんだか赤い煙がもくもく覆ってる……というかそれが尾みたいになってる……すると俺! 何かを感じる……そりゃゴースト! タイプ背負ってる俺だから、「ゴースト」ってもんがある……同種の気配、囁いてくることってある……怨念じみたもの……未練がましい情感が……ドバッとズバットゴルバット……
「……」
「どないしました、ドラパルトはん、そうやってジロジロ見つめられると流石にわいも恥ずかしいですわ」
「……」
「おっと、もしやわいのことをご存知でない? せやせや、ガラルじゃまだ挨拶回りしてまへんでしたなあ」
と言って、その…………何だろう?……慇懃に名刺? みたいもん? を渡してくる……両ヒレをキレイに伸ばして、まあ丁寧なこと……俺はその文面を読む…………何だろう?
「お初にお目にかかりやす、わい、こういうもんでしてな」
「お、おう……」
「イダイトウのカロン言います。カロンってのは三途の河の船守の事を言うんですわ。要は死んだ魂を安らかにあっちの世界送り込むんのを生業にしてるんやけどな」
「イ……イダイトウ?……はい?!?!?!」
「せやで。ああ、あんさん、バスラオって知ってるやろ?」
バスラオ……バスラオはまあそれなりに因縁というのはあった……オナニー後のヤレユータンモード……拗らせた俺はどうしようもなくなって、水面に浮かんでみたいと自棄を起こした時なんか……キバ湖やげきりんの湖とかでプカー! ってしてると、ガブリ! って俺の尻尾やらお腹やらを噛み砕こうとしてきてね……乱暴されたような跡がしばらくは消えなかった……これがハイドールさんだったら良かったのに、とチクチク思ったもん! おっとゲームが違った! けど俺は世界を見てきたから……いつもいつでもイケモノの筋肉とチンコとケツを夢見てる! 幻覚見てきてる! そりゃポケモン! の世界に限界感じたら、俺だって覚悟! 決めなちゃなんない! かもしれない?……けど、それは置いといて……バスラオだって……この…………何だろう?……イダイトウ?……俺には何のことだかさっぱり……
「信じられへんかも知れへんけどな、わい、その進化系やねん」
「はい?!?!?!」
「がっはっは! いやー、いい反応ですな、ドラパルトはん! わい、あんさんのこと、もう好きになってしもたわ」
ま、とりあえずこれ見てもろて、とイダイトウが見せてくる……最先端ってやつを……どうやってかは聞くな……面倒な描写、したくないもん……誰かが言ったように、起きたことは起きてしまったんだ……そういうことってあるんだ……[[jumpuri:https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=&ved=2ahUKEwijjKWG9c3yAhU2QPUHHTQDBZQQFnoECAkQAw&url=https%3A%2F%2Fwww.pokemon.co.jp%2Fex%2Flegends\_arceus%2Fja%2F&usg=AOvVaw19v7qqTNMpGd-895YAjdjh> https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=&ved=2ahUKEwijjKWG9c3yAhU2QPUHHTQDBZQQFnoECAkQAw&url=https%3A%2F%2Fwww.pokemon.co.jp%2Fex%2Flegends\_arceus%2Fja%2F&usg=AOvVaw19v7qqTNMpGd-895YAjdjh]]……『ポケモンLEGENDS アルセウス』2022年1月28日(金)発売! いぇい!……え? 特殊タグミスってるだろって? うるせえ! だって、何度やってもちゃんと表示されないだよ! 本文検索撤廃しやがってpixivめ! 鯖の負担解消の名目で小説を締め付けようとしてるんなら断固抗議してやる! おっと、これは俺じゃなくて! 勝手に取り憑いた何か! 勝手に叫んだだけであって! まあ、それはそれ! 話を進めなきゃ……とにかくイダイトウ? 言った……
「というわけなんや。わい、ヒスイいう、ま、昔のシンオウの出身なんですわ。志半ばで倒れたバスラオたちの無念背負って今の姿ならしてもらいました。言うて、もう死んでんねんけど」
「そ、それはまあわかったが……」
俺はオドオド……全身が冷や汗でびっしょりべっとり……せっかくのクリアボディが台無し……ああ、これじゃあますます雄にモテなくなりそう……体臭口臭あるヤツはマジでNG……即ブロック……そういうもん……顔、カラダ、エチケット……全部100点じゃなきゃ……雄ってのはヤってくれないんだ……ましてやドラパルトはあらゆる面で、ハンディキャップ、背負ってて……
「な、なぜお前が、こんなところに」
「縁あって、ギラティナ様んとこへ雇ってもらえることなりましてな。ま、ギラティナ様とは会うた事ないねんけど、部下のヨノワールさん下でこうして、魂集める仕事手伝わせてもろてんねん。もともと怨念背負って生きてきてん、わいには天職でっせ、こりゃ」
「い、いや、その、何というか、つまり俺はっ……俺はっ……」
「いやはや、ちょいとヒレ伸ばしてガラル覗いて見よ思て来て見たら、ぎょうさん怨念感じるもんやから、何やろと思てなあ、そしたらまあ、あんさんだったわけや」
このカロンとかいうイダイトウ、ずっとノリノリで喋ってる……けど、俺には一体何のことやら……チラリと下を見る……相変わらずあっちの俺は伸びたまま……腫れぼったい目は白目なってて……全身をだいもんじ! アラレもない姿晒してる……腹の上をパッチラゴン! まだ泣き叫び続けてる……ドラメシヤたちもクルクル……😭って感じ……ああ、とても見るに堪えないんだ……俺の心は張り裂けそう……
「ええと、お会いできたのは嬉しいんだが、俺はそろそろ戻らないといけないから、失礼したいんだが……」
「なんや、自分、まだわからへんの?」
急にイダイトウが凄んでくる……マジな目をしてて……頬のヒゲが炎みたいにチロチロして……ただならぬ顔……俺はビクッとしちまった……ゴーストなのに……諸々の経験、明らかにこのカロンは数段先をイッていた……汗がヒタヒタしてる……やだ怖い……
「自分、死んだんやで。これからあの世、逝くんやで」
「でっ、でも、俺は元々死んでるってこともありますし……」
「何言うてんの? ゴーストだって、死ぬ時は死ぬねんで?」
「けど、その、死んでるものが更に死ぬというのは不自然では……?」
「何? 自分、常識あらへんの? だって、生きとし生けるもんはみな死ぬやんけ。ギラティナ様馬鹿にしとるんけ? ああん?」
「しかしですけどねっ、死んだものが死ぬなんて、そうはならんやろ」
「なっとるやろがいっ! 手前、死んどるやろがいっ!」
「すんませんでした! 俺っ、死にましたあっ!!!」
俺は見事に平身低頭! カマスジョー! 手のひらクルンクルン! ついでにチンコも萎え萎え……情けないったらありゃしない! けど、怖いんだもん……イダイトウの目……明らかにその道の目!……バスラオ山盛りにしてもまだ足りないくらい凶悪で……ああ、やだ怖い……やめてください……怖いっ……アイアンマン……
「死にました……俺は……死んだんです……確かに! この通り! 間違いない! ああっ……俺は死んでしまいました……!」
「わかればええんや」
さっと! イダイトウ! カロン! 表情を変える! さっきのは何だったんだってくらい、柔かな顔に戻った……
「なあ、かわいそうになあ、あんさん、あんなに悲しまれて、さぞ無念なこったろ」
「はい……」
「その気持ちようわかるで……わいもヒスイじゃ大切なもん置いてってしもた。今だって未練はあんねん。でも、しゃーない、しゃーない思て前向いて今こういう仕事してんねん」
「はい!……はい!……」
「せやから、未練で死にきれんヤツの魂、少しでも慰めてえな、穏やかにギラティナ様んとこへ送ってやってんねん。この世界にゃ悪どいヤツもおって、良き魂を悪趣へ落とそうなんつう輩だっておんねんで? 魂は然るべきところへ収まらなならへん。あんさんもそう思うやろ?」
「……カイザルの物はカイザルに、神の物は神に納めよ」
「おっ、あんさん、頭ええなあ! それなんやったっけ?」
「……マタイ伝22章、21節」
「おおっ! ごっつ物覚えええやんけ! わい阿呆やから、そういうのサッパリやで。すごいなあ、ドラパルトはん」
「そ、そすか……」
俺は勝手にイオブルの独り言、口をついて出ただけ……意味はよく知らんけど……でもあのクソデカアタマムシがbotみたいに呟くせいで、いつの間にかすっかり俺の三角頭! 詰め込まれてしまって……けど、そんな譫言が、俺とこのイダイトウの「心」を結びつけたようだった……
「ホンマやで、いやはや、わいの生きてた時代よりもポケモンは随分賢くなったで。ほんでも、そんなヒト様の大層な本知ってんのは、あんさんくらいちゃう? なあ、ドラパルトはん。ええなあ。さぞ下の世界じゃ慕われたんやろ。わかるで! いや! よしんばそうじゃなかったとしたら、わい、不憫で泣いてまうわ」
「あ、どうもっ……ありがとう、っす」
イダイトウ、白いヒレを涙で濡らす……俺もついつい、腰が低くなってくる……そりゃこんな! 「絶対的な肯定」! 受けるなんて久々だった! そりゃパッチラゴン! アイツは別! だけどそれ以外は……せいぜい俺が生き別れた兄弟……にっくき俺のドラドラパルト……クソ親父に無理くり臭いチンコ押し付けられた時、俺はアイツを庇って、一思いにパクッて! オナホ役買って出たんだ……でも結局アイツもしゃぶらされたけど……それが俺はスゴくショックで一晩泣いたことあったけど……でもアイツ! いつでもいつも俺に言ってくれたんだ……大好きだよ、兄ちゃん! って……ああ、可愛い弟は今何処?
「うううううううううっ……」
そんなこと考えてたら俺は急に泣けてきたんだ……目から自然とハイドロポンプ……この瞬間、俺はハイドールさんのことすら忘れてた! 俺は一介の漢・ドラパルト……ホモ童貞なんていうレッテルもなく!……純粋に俺は俺として泣いていたんだ……こんなことは滅多にないこと! ああ!
「わかる、わかるでっ、ドラパルトはん……うっうっ……せやな、ほんまかわいそうやわ……わいも生き返らせたい気持ちはやまやまあんねん……けどなっ……ぐすんっ……これは自然の摂理言うもんやで……従わないといけないんや……でも大丈夫でっせ……わいがいいとこ逝かしたる……ぐずっ!……ぐずっ!……な、ドラパルトはん?」
「うううううううううっ……!」
「泣きなさんな……わいも泣けてくるやんけ……でもほんまなあ……こんな心優しくて頭もええドラパルトはんなら、そりゃあぎょうさん『モテた』やろなあ……」
「……ぁあああああああああああああああああああああああああああああああ!……」
「ど、どしたあんさん! 何か気に障ること言うてもうた?」
「あああああああああああああああああああああああああああああああ!……」
「せやなあ、こんなに『モテた』んに、いきなり死んでまうなんて、そりゃ未練も残りまっせ。わかる、わかるでえ……」
「😇」
「あんさん、どないしたん? もう死んだって死なへんで?」
「ああ゛っ、イダイトウさん……俺はっ……俺はっ……」
だって俺は叫び出さずにはいられなかった! どうせ俺はホモ童貞から逃れられない……絶対に……この呪いはいつまでも俺のことを追いかけてくる、ヤるまでは!……それも俺の理想! 求める通りのイケモノたちと一発かますまでは……妄想通りのホモセ! それがヤリたい! だからヤレない! やれやれ! ああ! 俺はドラパルトだ誰かセックスしてくださいお願いします!……メッソンメッソンウッウウッウ……ああ、ヤリてえよう……ヤリてえよう……
「ドラパルトはん! ドラパルトはん!」
「ああっ……ああっ……イダイトウさん……イダイトウさん……」
「カロン、でええねんで、ドラパルトはん」
「ああっ……カロンさん……俺はっ……俺はっ……!」
って俺! 哀しさのあまり、イダイトウに洗いざらいぶちまけてしまった、俺のこと……俺のこと喋るのは大得意……どこで生まれたとか……ドラメシヤの頃はどうだったか……俺の親父がいかにクズだったか……そういう他人が聞いたらダルくて仕方ないところからじっくり……俺はいかにして哀れなクソホモ童貞ドラパルトになりしか! そんな感じの! 立板にドロポン! してやった……俺はコパフィールド! コールフィールド……もろちん、ここに全文ママ! コピペしたって! けど、そしたら読者ウンザリ……俺はますます一匹ぼっち……そんなことわかりきってる! それに渋! 本文検索廃止……鯖の軽減、協力しなくちゃ……そりゃpixiv! 好きでも嫌いでもないけれど、いなくなったら一大事! ってこともある! 俺はそこんところ平和主義だし……さっきのは亡霊の戯言なんでね……ああああああああ! 俺、pixivだあいすき! だから、リンク貼るだけでがまんしなきゃ……とにかく、初見でポカンとしてるそこのお前! 『ミイラ取り』を読め! ドラパルトは優しいんだ、ヘケケケ、ケッ!……[[jumpuri:俺がなぜホモ童貞になったか! > https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12687568]]、[[jumpuri: 俺がなぜパッチラゴンとヤれなかったか! > https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=13741152]]、[[jumpuri: 周り全員ホモカップルと知った俺がどうしたか! > https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=14021365]]、[[jumpuri: 俺がどれだけホモ童貞を拗らせちまったか! > https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=14707588]]、[[jumpuri: 俺はどデカ! ドラパルト、だぞ! > https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15436806]]、[[jumpuri: ついでに俺のオナニー風景だって、事細かに喋ってやる! > https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15654480]]……どうだーすごいだろー俺ってばかわいいだろーナデナデしてくれてもいいんだぞー……俺は何でもかんでも率直にしゃべれちまう……ドラパルトウソツカナイ……嘘のようでホントの話……信じがたい悲惨の物語……こんな素直な600族ドラゴンくんがモテないワケがないのだ! ドラパルト♂Lv100! すごいとっくん接種済! リバ! 友達募集! 恋人募集! その他募集! 今すぐ会いたい! ホモセしたい!
「へえ!……ふむふむ……なるほどなあ……それはまあ……なんてこったい……ほんま?……ほおん……ふうむ……せやかて……なあ……はああああ……!」
で、イダイトウのヤツは何してる? 俺がベラベラ自分語りしてる間……? ああ、なんてこった! 神妙に首傾けて! イカつい目からハイドロポンプなんて流してる! むしろ俺なんかよりも泣いてる! 俺は知る! ああ、パッチラゴン! お前と同じくらい、俺に同情してくれるヤツがいた! 浣無量! って感じ! こんなことを言うとなんてチョロい! って俺の悪口グチグチ言うヤツいる……けど、そんなヤツは所詮、ヒト肌を知らない、俺以下のゴミカスに過ぎないんだ……結局ヒトもポケモンも自分だけじゃ! 生きていけるわけないんだ……それは自己中の思想……セカイ系の足元にも……必要なのは他者と分かり合うこと……シン・エヴァだって十何年! 結局南極そういうケツ論達してる……セックスよりもずっと前の、根源的な理解……相互の……そりゃ、パッチラゴン! アイツにたっぷり教えられたところある……俺はそれをようやく理解り始めてる……つまりは世の中シンプルなもん! あまりにも遅すぎたけど……手遅れならぬチンコ遅れだけど……
「くううううううぅっ!……あんさん……ほんま、かわいそうな子やのう……」
「ええ! そうなんだ……俺はっ、こんなっ、どうしようもないゴミカス野郎で……!」
「あかん! そうやって自分卑下すんのは、一番あかんで!」
「はい! はい!……すんません……」
「ドラパルトはん! あんた、ほんまはええオトコなんやで? わい、そういうのはわかるんや」
「本当ですか? カロンさん!」
「ほんま、ほんま! あんさんがそんなこと言うてるとわいも悲しくなってきてまう……胸張って死んで欲しい思うわ」
「ありがとうございますカロンさん! すみません! カロンさん! カロンさん! 俺がっ……情けない雄で……本当に……」
「ええんや、これからあんさん、やり直すんやから……」
「ヤり直す!」
ヤり直す! 何と! これは! 俺の耳に快い! っていうか、下がビンビンになってるだけだケド……とにかく、俺は聡く! リアクション! Come on!
「カロンさん! 俺っ……ヤり直せるんですか?」
「もちろんやて! あの世じゃ、ヤり直せへんもんあらへんでえ」
「本当ですか!」
「当然んやろ? がっはっは!」
イダイトウのカロンが笑う……何で笑ったのかわかんないとこ正直あるけど……でも大らか! 気宇壮大って感じ……よくわからんけど、ヒスイ地方! 「み」、ってもんがある、って思う……俺は率直に感嘆!
「カロンさんスゴいですね!」
「ほんまあ? 何か照れるわ……」
「さっきは無視してすみませんでしたカロンさん!」
「かまへん、かまへん!」
「俺と結婚してくださいカロンさん!」
「一緒に幸せんなろうな……ってなんでやねん!」
そう言いつつ、イダイトウのヤツ、ちょっと頬の鱗を火照らせてる……満更でもないって顔……正直ちょっと催さなくもない……そりゃ相手はどデカ! な魚……だけど……抱き心地は良さそうな……それに見れば見るほど……ダンディな雰囲気醸し出してた……俺は決して見逃さないから、そういうの……
「ドラパルトぉ!」
【声】が聞こえて、俺はまたあっち振り返る……パッチラゴンまだ泣いてる! 俺の腹に縋り付いて! ギャン泣きしてる! エレズンも見習って欲しいくらい……あんなに泣くヤツってのを俺は知らない……そりゃパッチラゴン! 純粋無垢ってところある……あいつの悲しみ、こっちの胸まで響いてくる……それにドラメシヤたち! ついにパッチラゴンと一緒に! 俺の腹揉み揉みしながら不安そう……ああ、俺はカロンにノせられて、すっかり現世のこと、忘れてた!……
「ドラパルトぉ! ドラパルトぉ……!」
「ああ! パッチラゴン……パッチラゴン……!」
「なんや、ドラパルトはん、未練、断ち切れてへんかったん?」
「ああ、カロンさん! すみません!……」
「まあしゃあないで。別れって悲しいもんやもんな。わいだって、志半ばで死ななあかんかった……気持ちはようわかるで……」
「ドラパルトぉ!」
「パッチらごおン!」
「けど、それにしても、あんさんモテへんモテへん言うわりに、あんなええ子に慕われとるやんけ。その、言うのもアレやけど……どうして付き合わへんかったの?」
「そそ、それは……そのっ……何というかですね……その……ええと……!」
何度だって言うが、俺はあの天使のようなパッチラゴンとヤることできなかった……確かに俺はパッチラゴンのこと、感じがいいと思ってる……そりゃ事あるごとにパッチらごおンパッチらごおン言ってる俺……ありがたいことに手厳しい投書だって頂いてるってこともあるんだ……「早よ円満にくっつけ!」……「素直になれよ!」……「気持ちよくセックスすることだけが愛じゃねえだろボケ!」……「安易な夢オチとか絶対に許さん!」……「次回作で何とかしろ!」……何もかも正論! 反論の余地なし! 俺の果てしないクダ巻き、パッチラゴンとくっつけばたちまちフィニッシュ! ああ! PART5までのご愛読ありがとうございました! って言える! けど……俺はパッチラゴンとヤれなかった……それでいて、相変わらずイケてる雄とヤりたい気満々でいる……そりゃパッチラゴン! アイツはどんな俺だって受け入れてくれるってことはわかってる……けど、俺はそんなアイツに甘えすぎてる、って自覚ある……結局、俺は愛とセックスがどういうもんなのかわかってない……もしかしたら心の奥底ではパッチラゴンのこと、見下してるかもしれなくて!……何だあのカセキメラは、って……俺のチンコにはもっと相応しい相手いるだろ、って……クズな考えなのはわかりきってる……でもパッチラゴンもパッチラゴン! きっとヤれなかったこと気にしてる……ううっ、いざって時に、もっかいヤり直そうって言われた時が一番怖い……ねぇ、ドラパルト……オレたち、今なら出来るかもしれないよね……どう、してみちゃう?……って……進むも修羅場戻るも地獄ってヤツ……そんなこと言われた日には……言っとくがヤり直しほど、厳しいものはない……期限日の前日に宿題を削除してしまったり……1時間移動した後に、家におき忘れた財布のために取りに帰ったり……カジノで地道に獲得した商品を全て赤にかけたら、あいにくボールは黒へ……結婚式前、お気に入りのシャツをクリーニングに出したのに、食べ物をこぼしたり……友達を論破したと思ったら、次の瞬間には、またそれぞれの考えに戻ったり……ヤり直しは、ヤり始めるよりも……辛い……気持ちが乗らない時、特に嫌なことがあった一日に、そんなことがあると、目の前の現実から目を背けたくすらなる……いつでもどうぞ……私はここで待ってますから……そうですか、私に付き合ってくれてありがとうございます……いつでも、小休止が必要な時には、遠慮せずにどうぞ……安全な場所を探して、ただゲームを閉じるだけでOK……どんな時でも、自動でセーブされますから、ご心配なく……間違えて消してしまっても大丈夫……
「ほおん。めんどくさいやっちゃなあ、ドラパルトはん」
「すっ、すんません……!」
「ダメやで、そんなんじゃ!」
イダイトウ、檄を飛ばした……
「フワフワしてる雄ってのは一番モテへんねん。わいがヒスイおうた頃は、そんな軟弱なもんおらんかったで。アヤシシ殿とかウォーグルだとか、ごっつ男前やった。ウォーグルなんてな、不思議な力こめて雄叫び上げるんやけど、それがえらくオツでな、オチないヤツなんておらんかったんや」
「はい……そうなんですか……へえ……」
俺は適当に頷いてた……アヤシシ殿って何のことやらだけど……ウォーグルだって俺の知ってるウォーグルとはなんか違う気がするけど……俺はグズだから質問することさえしなかった……
「せやから、ドラパルトはんもな、ま、死んでもうたんやから、これまでのことはキレイさっぱり忘れてな、あっちで一から男磨けばええんやで」
「はい……なるほど……そうなんですね……」
「あの世、めっちゃエエとこやで!」
イダイトウが鰓を張った……調子が出て、何やら鼻歌、歌い出す!
「天国エエとこ一度はおいで! 酒はうまいし、兄ちゃんもスケベや! っとお!」
「兄ちゃん?! スケベ?!」
「せやで! 理想の園やで! パラダイスや!」
「本当ですか?!」
「ホンマや言うとるやないか。なんせ理想やもん。あんさん好みの兄ちゃんなんてぎょうさんおるで。おるいうか、あんさんの空想、全部実現するんやで」
「そっ、そんな馬鹿なことが」
「あるんや! 神の国に不可能なんてないでえ」
そう言ってイダイトウのカロン、ケラケラ笑いながら俺の前に「ビジョン」を見せた……ヤツを取り巻くようにそれは言語を絶する雄たちが現れる……これはスゴい! 何てこった! 俺が一生分の精液かけても届かなさそうな! 見事な雄たちが一同に介して……汗が筋肉に滴ってる……しかもハイドール! ああ、俺のベアトリーチェ! グレートヒェン! TLで見て一目惚れしました! [[jumpuri:ぱりぽい先生ありがとう!> https://twitter.com/dragoooon1223/status/1429767907156774916?s=21]] センキュー! ああ、俺は今すぐあっちへイキたくてたまんなくなった!……
「どうや? ドラパルトはん、こういうのごっつ好きやろ?」
「はいっ!……大好きです! ああ、あなたはウェルギリウスです、カロンさん!」
「んなこと言われたら照れるやんワレ! 天国行ったら、年がら年中あんなのと一緒なれるで、なあ、ええやろ?」
「はいっ! とてもええです! とても……!」
「なあ? 死ぬってのも、そんな辛いことあらへんやん?」
「ですね!……ああ、早く死にたいです、俺!」
「いや、もう死んどるやんけ!」
「ああ、そうでした!……ごめんなさいカロンさん!……でも早く成仏して、天国へイキたいですカロンさん!」
「ドラパルトぉ!」
で、気がつくと、パッチラゴン! の周りにあいつら! プテラ! オンバーン! アップリュー! イオブル! ホモカップルどもも集まって来てて……[[jumpuri:こいつらにホモセをさせたヤツは誰だあ! > https://www.pixiv.net/users/885075]] 俺が、俺が呪ってやるぞ! クソっ! クソっ! ああっ……俺はもうダメだ……ダメなんだあ……俺は性器が、精気が、生気が、正気が、どんどん青褪めてくのを感じてる……というのも俺は知ってた! 特にプテラ! オンバーン! あいつらがいかに POKE THE BITCH! か! ってこと! 快楽堕ち♂! ああ、なんておぞましい! 嘆かわしい! 俺は徹底的に知らしめたい……告発したい……勇気をもって……俺が言いたいのはね、とにかく、アイツらが互いにセックスするのに飽きたらず、いいカラダ売り飛ばして平然としてること!……トモダチのつくりかた! 何て意味深! けどヤツらにゃお茶の子さいさい! それこそ同人誌! TRC行き! そりゃ字書きにさして人権ないのはわかりきってる……竜お兄さんと童貞度には……そりゃ絵師の顔! 眺めてぺこぺこ! してるが関の山ってトコ……精々……けど理想ってのは高い悶! ってことで、何かしらのアンソロの勧誘お待ちしてます! 頼むから原稿持ち込ませて! ゼラオラ! ルカリオ! エースバーン! そりゃ媚び媚び! 何だって読者のチンコのために書くって悶! 小説ハブハブハブネーク! それはいけない! ケモナー界に反知性主義、蔓延らせるのイクない!……ってのは俺のレギオン! またぞろ取り憑いてきて! 俺がゴースト! だってのいいことに! 言いたい放題! で、炎上! 火に油! 俺に全部責任押し付け! 逃亡! わかる、わかるんだ……どうせ俺はポケ柱……自己犠牲のかたまり、貫かなくっちゃ……にしても、俺は一体何の話してた? そうだ! あいつら! 俺の仲間達! にっくき! 死んだ俺の周りにぞろぞろ集まってきてた……パッチラゴンはまだ泣いてる……ドラメシヤたちはくるくる……
「ドラパルトぉ……ううっ……ううううううっ……!」
ああ、パッチラゴン!……って、そう言いたい気持ち、グッと堪えて俺は見る! 俺の旅パ……死んだ俺を見て、どうするか……それは見届けなくっちゃ……
「ねえどうしたの、パッチラゴン?」
と、ちょっと控えめに訊ねるプテラがいる……まあこいつのこと語るのも1年ぶりぶり、ってこともある……どういうヤツだったかぶっちゃけ不明瞭なところある……けど俺は悪くない! 俺が童貞ってことを含めても……これに関しちゃ何も悪くない……優しい世界、ってとこ……まあ俺の世界は終わってるんだけど……
「えっ! ドラパルトが死んだって? マジで?」
って今度はオンバーンのヤツが言う……まあそれはそれ……とにかく俺の視線はヤツのカラダに釘付けになってて……👀って感じ……細身だけど逞しい……無駄のなく引き締まったって垢のついた文句がこれまでハマるポケモンってのも多くないって俺思う……そりゃ眺めてるうち🥴ってなる!……俺だって言葉にし難いエロを見た時にはボキャ貧になることある……だからこそわかってほしい! 俺がなぜここまで己が身を呪うか! 嘆くか! そりゃこんなん! すぐ近くいて! しかもホモ! んでもってプテラと! なんてこと! あってみやがれ! 誰だって俺みたいになる! タチまち勃起! これはウケ合い! 仕方ない! 仕方ないんだ……それが愛されてるってこと……俺とは段違い! ああっ、コイツらとヤりてえよう……ヤりてえよう……イキてる内に、もっとリーダーの権力、濫用しときゃよかったんだ……そりゃ使用率29位! 万年圏外どもになんか負けないっ……負けるわけがないのだっ……じゃららんじゃららんジャラランガ!
「ぐすっ……ううっ……どうしようみんな……ドラパルトぉ……ドラパルトがあっ……」
「まずは落ち着こう、パッチラゴン」
コハクくんはわりかし冷静……そりゃ1億光年の孤独! 前に一度死んだってことはある……記憶あるかは知らんけど……けどそんなことは差し置いて……オンバーンと並べば淫乱に淫乱! ってこと! 俺は知ってる! 近くにいるだけで催してくる……三匹目のドラメシヤは反抗期……抑えるのも一苦労……イクメンってのは大変……そんな俺はとてもエラいんだ……褒められて然るべき……軽率にセックスに誘われるべきなんだ……
「とりあえず、このままにしておいてもしょうがないよ」
「ちょっと、どいてろ」
オンバーンが、他のヤツらに距離を置かせて……ドラメシヤたちも心配そうに離れる……いきなり俺の顔面にくわっと、顔向けて……でもキスとかそういうのじゃなく……ばくおんぱ! 一発かます!……丸い耳からぎゅいんぎゅいん! スゴい威力! 周りの草むら、ちょっと飛び散る……けど、下の俺はピクとも……
「起きないな」
「そりゃ起きないよっ!」
パッチラゴン、渾身のツッコミ……
「オレ、ずっとドラパルトのこと呼んだんだ! でも、全然起きないから……どうしようっ、どうしようっ、ドラパルト、ドラパルトがあっ……!」
「ダイジョブだってー」
アップリュー、いきなり受け合う……場違いにも底抜けに明るい調子……
「どうせ、そのうち生き返んだろ。だって、ドラパルトだしい?」
「……mortuo leoni et lepores insultant」
「だよなー、イオルブ!」
「Polvo serán, mas polvo enamorado……」
「なー!」
「へ? へ?」
俺は開いた口塞がらない……へ? ドラパルトだから…………何だろう?
「でっ、でも、ドラパルトは……ドラパルトは……」
「大丈夫だって安心しろってー」
おい! クソリンゴ! 勝手なこと言いやがって……
「死んだら死んだで生きていくだろ、どうせドラパルト、だろ?」
「そ、そういうものなのかな……」
ああ、パッチラゴン、詭弁だ! 何が、だろ? だ! コイツ、コイツうっ!
「もしかしたら、ドラパルトのヤツ、死んだふりしてんのかもな?」
便乗すんな、クソホモコウモリ! さっき、ばくおんぱかましたくせに! 頭ウッウ! 所詮脳味噌は前立腺か! サイホーン以下! ヒバニー! イヌヌワン!
「だって、ゴーストなんだから、幽体離脱なんて楽勝かもしんないもんな」
んなわけあるか!
「だよなー! オンバーン! 俺もそんな気してたんだよなー」
嘘つけ! やっぱりホモは嘘つきなのか!
「な! 一理あるよな、アップリュー」
「だなー!」
このアホリンゴ、アホコウモリの肩を組んでわちゃわちゃ……俺はお前らのことそんな馬鹿に指導したつもりは……!
「お前もそう思うよな、プテラ?」
「だよなー?」
「えっ!」
ああプテラ! 最後の良心! そりゃ化石! 死に対して一家言あるお前なら……こんな馬鹿げたことには……隣でイオブルはさっきからブツブツ何か言ってるけどそれはそれ! ああ、パッチラゴンがまた泣き始める……お前ら! あの顔を見て何も思わないのかあっ!
「ええっと……」
「だよな?」
「なー?」
「う、うんっ、そうだね……」
「なんだよ、歯切れ悪いぞプテラー」
「もっと、ハッキリ言ってくれないとなっ、コハクくん」
「そうだね! うん!」
俺は見た! 同調圧力! それもヒドイの! とびっきり!
「だな! ま、パッチラゴン! 大丈夫だって、元気出せよ!」
「そ、そうなのかなあ……ううっ」
「ま、死んだら死んだでしょうがないだろ! 明るく見送ってやろうぜー」
「う、うん……?」
「「「じゃ!」」」
「……」
いきなりイオブル!……伸びた俺のところにスーって近づいてくる……いつもながらの凝視……それからいつものポーズ! 腕をクロス! 羽根を開く! 青白く点灯!……で、またダンマリ……沈黙……そんでようやく口開く……
「……Adieu, vive clarté de nos étés trop courts!」
で、またスーって去ってった……パッチラゴンとドラメシヤたち残して……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………はっ! 俺はしばらく呆然としてた……アイツら、今何て言ってた? どんな話してた?……どうせ生き返る?……死んだもんはしょうがない?……死ねよクソホモ童貞?……あまりのことに俺は呆然! クソリンゴ! イオブル! のことについて何言おうとしたか忘れてしまった……俺の頭真っ白……溜め込んだ精液みたい……淀んでもいて……俺はキッパリ、ケツイキめた!
「カロンさん……俺、もう現世に未練も何も、ありません」
「よう言ったでドラパルトはん! ええ子や、ええ子! ほな、元気出しい!」
「俺はっ……可哀想なんです……どうせ、生きてる価値なんてなかったんです……」
「んなことないで! 言ったやろ卑下したらあかんて! とりあえずほな、この紙にあんさんの種族と性別書いてえな……」
「はい!……はい!……カロンさん!」
俺ははいはい! ホイホイ! 契約書にサイン! コサイン! タンジェント!……かーるいす! ああ、俺は燃え尽きてしまった……現世の余りの冷淡さのせいで、俺は哀しみのために死んでしまったんだ……そういうことってあるんだ……俺は童貞ホモパルト……雄にモテない……雄とヤレない……ホモセできない……ケツに挿れたり挿れられたりできない……その哀しみだけで、俺の息の根は止まってしまったんだ……思えば俺は幸せになれるようには生まれついてはなかった……もっと早く気づくべきだったんだ……そしたら『ミイラ取りはミイラになりたい』なんて書かれることなかった……俺は読者に恥晒し続けてる……それにpixiv小説……「ドラパルト」で検索……R18……ほぼほぼ俺だけ……真面目にドラパのエロ探しに来た読み手を失望させ続けてる……ケモホモタグなのに、いつまでもヤレることヤレてない……ドラパルトの名折れだと指挿されてもやむなし……せめてその指、尻に挿れてくれれば、俺はどれだけ幸せだったことか、ってそういうのもなくはない……ああ、やっぱり俺は死ぬべきだった……この世に俺のヤレる場所なんてなかったのさ……それにあいつら! 見ただろ! もうクドクド言うのはよすけど! 何て薄情! ガラルフリーザーよりも冷淡! ガラルサンダーより鳥頭! ガラルファイヤーより性悪! 俺はこんなヤツらのために慎ましくオトコ・ドラパルト! やってきたっていう!……何て裏切り……これはもう逝くしかねえな?……
で、イダイトウ……契約書にまんじりと目を通す……神妙な面持ち……それからニカッと! ああ! なんて慈悲深い!
「ドラパルトはん、この度はほんま、御愁傷様でした」
「はい!……はい!……」
「わいも雄や。あんさんを立派に成仏させて、天国でいい思いさせたる」
「はい! よろしくお願いします! はい!……」
「ほなとっとと逝こか! 天国ええトコ、一度はおいで!」
「酒は美味いし! 兄ちゃんはどスケベ! ポケ・エスト・デレンヂュス! いえーい!」
俺とイダイトウ、陽気に歌いながら天国へ旅立って逝った……もう俺に言い遺すことなんか何もない……やっぱり世界は俺にとって敵だった……そりゃパッチラゴン! 悪かったとは思ってる……けど、所詮クソホモ童貞ゴミパルト……こんなヤツのことは、忘れろ! お前はもっと素敵なポケ生ってのきっとある……間違いない……俺はこれから天国……ようやく、軛から解き放たれて……自由得る……大体最初から明らかだったのさポケモンの世界じゃ俺はつり合わないって……迫害されてたんだ……これはある種の殉教……これだ! 俺は選ばれしホモ童貞……それも俺に相応しい場所……相応しい相手とヤるための布石だったんだ……それに応じて俺も転遷しなきゃ……今や、ああ! ドラパルトの姿で窮屈だった!!! クアアア!!! って感じ! ああ! 俺はあの世でたっぷり雄の味、味わわせてもらいます! 素敵じゃないか! Wouldn’t It Be Nice! これこそ I’m Waiting For The Day! ああ、PART5までのご愛読ありがとうございました! これで、もう俺はドラパルトとして恥晒さなくて済む……pixivの読者に渋い顔させなくても……これで言える! 『ミイラ取りはミイラになりたい』! これにて浣! そりゃオトコ! ドラパルトに二言はねえ!……ああ、でもドラメシヤたちくるくる! けどそれはそれ! いい大人に、なれ!……俺みたいに拗らせるもの拗らせきゃ……強く生きるんだ……イキるとかそういうのじゃなくて……真っ当なドラパルトとして……ああっ! 二言はないって言った手前、クドクドクドクド喋ってる……でもこれは子供たちへ贈る言葉! 忘れたらネグレクト野郎と謗られる……そういうところはコレクトネス! 俺はきっちりしてるんだ……一応拗らせるまではずっとイクメン、通してたし……それが何だアイツら! こそこそホモホモしやがって! くそッ、でもお前らなんか目じゃないくらい、俺はリア獣、貫くんだ……俺の剣は抜いたらもう止まんないから……
[newpage]
「なぜブロックしたんですか? 何か問題でもあったんですか?」
「あんさん! あんさん!」
「なぜブロックしたんですか? 何か問題でもあったんですか?」
「あんさん! あんさんってば!」
「なぜブロックしたんですか? 何か問題でもあったんですか?」
「ドラパルトはん!」
「なぜブロックしたんですか? 何か問題でもあったんですか?」
「聞こえまっか、ドラパルトはん!」
「なぜブロックしたんですか? 何か問題でもあったんですか?」
「ドラパルトはん! ドラパルトはん!」
「なぜブロックしたんですか? 何か問題でもあったんですか?」
「おんどら無視決め込んでんじゃあらへんでえ!」
俺はばちーん! ってまたぞろいきなり! うなじに食らって! クルクルクルミルハハコモリ! おお、世界が走馬灯のように回ってる……といっても俺、もう死んでるんだけど……しかも二度も……死に死に!……で、ここで俺は何してた?
「な、なぜブブブロックしたんですか? な、何かももも問題でもあったんですかかかか?」
「どしたん? ショックすぎて頭んネジ吹っ飛んでしもた?」
「お、俺はっ……俺はっ……」
「いやー、こんなことになるとは、わても思うとりませんでした」
イダイトウ……カロン……少々呆れ顔で俺んこと見てる……何かを憐れむ目……流し目にも艶っての感じるのはやはり老成ってもんがある……
「な、何が起こったんですか?」
「そら、見ればわかるがな」
俺は見る……天国の門……それはもうピシャリ! 閉じられてて! 俺は! 締め出されてた! ブロックされてた! 天国に! 垢BANされて! 俺は思い出した!
「なぜブロックしたんですか! 何か問題でもあったんですか!」
「そりゃ問題大ありやんけ、自分」
イダイトウ、すっかり呆れ果ててる……処置なしって顔してる……口を窄めて吐息をついて……なんだこいつ魂消たわあ……みたいな……けど俺は状況、まだまだ理解できてない……受け入れられてない……
「でもっ……カロンさん!……天国ええとこって……!」
「そりゃ、ごっつええとこやで」
「俺の空想妄想……全部実現するって……!」
「言うたでもちろん」
「でもっ、俺はっ……俺はっ……!」
「……けど別にモテるって言うたわけやないで?」
「はい?!?!?!」
「なんや、ドラパルトはん、冗談あきまへん。言うたはずやないかい、あっちでイチから男磨けばええんや、って」
「はい?!?!?!」
「とぼけてもムダやで」
そう言ってイダイトウ! カロン! もっかい俺のことをバチーン! くるくる! ヤツの怨念! バスラオ成分たっぷりの尻尾でわからされちゃって! 俺のクリアボディもちょっと腫れてきた……これがワクチンチン! 接種した後の気持ちんちん! 的なところある……
「そんなっ……ヒドイですよ! カロンさん!」
「ヒドイ言われてもなあ」
カロンのヤツ、すっかりすっとぼけ! 指があればきっと鼻くそほじってる、みたいな顔……俺はついカコミスル顔……すっかり逆上……
つまるところ、俺はすっかり騙されてた! フォクスライにつままれてた! そりゃ天国! 確かに理想はそこにあった……俺の求めてたケモホモの楽園……あらゆる獣人たちがあられもない格好でウロついてる……キワドイ水着やパンツ履いて……胸鎖乳突筋に始まり……大胸筋の豊かさ……腹直筋に外腹斜筋の峻厳さ……それから脇の前鋸筋のスパイス……僧帽筋と広背筋の羽根のような広がり……それにケツ……大臀筋と中臀筋の織りなす勾配……そりゃホモ童貞! エロいカラダってのは検分してきたって自負はある……そんな俺の肥えた眼からしても、これは完璧! なイケモノたちが勢揃い! してたんだ天国は……俺が幻視してきたものが、本当にそこにあったんだ……そしてハイドール! エッチな水竜お兄さん! マッチョなカラダ! 雄っぱいの傷跡! どの筋肉もしっかり分けられ! けしからん民族衣装っぽい細々とした何か! ドすけべでございますわね! そのビキニ脱がせろ! 抱かせろ! ドラパルトっていつもそうですね! とか言われたい! そりゃゴースト! ゾンビに襲われるワケもなく! 言うも愚か、俺は早速チンコおっ勃てた! 考えることなんか一つしかなかった! そりゃSEX! ああいういい雄ってのは犯し犯されるに限るんだ……犯し犯されて生きるのさ……それこそLIFE! でもそれはちょっと! とんでもない! ラブリー! [[rb:菊門 > ドア]]をノックするのは俺だ! 今夜はブギーな[[rb:後背位 > バック]]! おやすみなさい、仔猫ちゃん! そりゃ俺はホモ童貞! だけど、雄の才能、開花させてやる腕に自信ニキ……間違いなく、間違いなく俺にはコーチの資質ある……そりゃ俺のBIG COCK! そう囁いてる! 俺がしたのはただそれだけ! だったはず……
「だけ言うてもなあ。自分、困るでえ? 物事にはちゃんとした順序、ってのがあんねん。しっかり好みの雄にアプローチして、コネ作って、関係築いて……ヤることヤるのはその後やろ? 何なん? ああん? てか自分、そこそこ生きてきたのになんでそんなことも知らんかったん? [[rb: パ > ・]][[rb: キ > ・]][[rb: モ > ・]][[rb: ン > ・]]やった、童貞やったからって言い訳通用せえへんで? なあ阿呆なん? なあ? おい? ああ?」
「でっ……でもっ……そのうっ……!」
「何や、言いたいことあんなら言ってみいや」
「おっ、俺が天国来たのは、確実に雄とヤレると聞いたからであって!……結局現実と同じなら、死っ、死んだ意味がないじゃあないですかっ……そんなのって、そんなのってないですよカロンさん!」
「知らんわ、そんなん」
イダイトウ、だいぶ冷淡……その瞳! 文字通り、死んだ魚の目をしてた……俺はとりつくしまも無し!
「あんさん死んだんやで。契約書だってサイン、してんねんで? 今更、駄々こねられてもなあ? わいやって仕事でやってんねん、自分、勝手に契約破棄したら、ワイ、ヨノワールはんにどう説明せにゃあかんのや? なあどうしてくれんの? ああん?」
「それはわかってますけどうっ……」
「だったら死ねや、アホンダラ!」
「もう……死んでるっす……はい……」
「何か言ったかごらあ?」
俺はダンマリ……完全に論破されて……ダンガン、的な……これはお仕置き! 間違いない……お仕置き! この期に及んで、まだ変な妄想してる俺もいる……スパンキングで許されるなら喜んでケツ差し出す! ってとこ……
「ううううううううっ……!」
「あんさん、泣いてもあかんで。しゃあない、天国締め出されたら、逝くとこ一つや」
「そ、それは……」
「悪趣地獄へ堕つる、や。ええと、自分、ホモ? なら、第七の[[rb:圏谷 > たに]]第三円逝きや。おっかないとこやでえ、『この群ん中でちょいとでも立ち止まるんはそっから百年間横んなってひのこにさらされ、さいなまれる』って、おお怖っ」
「いや、そのっ」
「何してん? 自分、地獄逝くんやで。ボケッとせんではよ来いや、ボケ」
「やっ、やだっ」
「何ガキみたいなこと言うてんの? 大体、自分のルサンチマン、ほんっっま下らんわあ」
「ばっ、馬鹿にしないといてくださいっ……!」
「アホやろそりゃ。てか自分、ウチらん間でもそこそこ有名だったんやで? 臭気芬々のルサンチマン! 鼻がやられそうであかんかったわ。これでとっととあの世送ってスッキリできて清々やわあ」
「ふ、ふざけないでくれっ、俺はっ……俺はっドラパルトだっ……」
「何、まだ分からへんの? 自分、モテるわけあらへんやん。そんなナリで」
「うっ」
「アホなん? なあアホなん? そんな自分偉い思うてんの? 童貞のくせに?」
「ど、童貞……」
「事実やないか、このクソホモ童貞!」
「……うわあああああああああああああああああああああああああああああああん!」
パペ、サタン! パペ、サタン! アレッペ! って調子で俺は号泣しながらイダイトウから逃げ出した!……内藤ホライゾン式に!……ぶーん!……ああ、パッチらごおん! 俺を慰めてくれよお! クソデカサカナがイジメるよう!
「あっ、待てやゴラア!」
キレたイダイトウ! 俺のことを追っかけてくる! チラリと振り向く!……ああ、カロンのヤツ目がマジ……ヒゲが! ヒレがチロチロ……燃えたってる……まるで長舌! 触手! ナットレイ! そして……いる! 感じる! ヤツの背後にウヨウヨ……死んだバスラオたちの魂が……赤く棚引いたカロンの尾から続々……これにはゾクっと、させられて!
「逃げ出すんは許さへんでえ! 絶対に落とし前付けてもらうからのう!」
必死に逃げる俺のそばをザクっと切り裂いてくるのはバスラオ!……青いの、赤いの……とにかく色々! イダイトウのヤツ、ビュンビュン飛ばしてきて……みずしゅりけんみたいに……それもどんどん! 数増やしてく……俺はかわすので雄っぱい雄っぱい……というか、何匹かは俺の尻尾に噛み付いてる……尻にまで……まさしくガブリアス……ああ、ユナイトでは立派に害悪扱いされて……選ぶだけで即通報、ブロックだなんて! 正体見たりって感じだな!……へけけけけっ!……ってえびふりゃー的感慨ある……でもそれはそれ……俺はパッチラゴンを悲しませまいと持ちこたえてる……俺は空中をグルグル! 回旋! 何とかヤツらを振り払って……巧みにローリング! バック宙! トリッキーに! 時々パッと姿を消して翻弄……俺は[[rb:発射するドラゴン > ドラパルト]]……字面だけ見りゃカッコいい! これはモテる! なんてこと言ってもられない! バスラオたち! 怨念化した! まだまだ続々! 束になってかかってくる! 俺を取り巻こうと……何とか振り切っても、第二! 第三! 迫ってくる……これが雄の群れだったらいいのに! って焦りながらも思う余裕……そこそこバトルで培って来た黄金の精神……的な……モノだって持ってるってこともある! でも、調子コクのはまた後で!
「おんどりゃあ!」
業を煮やしたイダイトウがギア上げてくる!……ドラゴンアロー的加速! グングン俺と! 距離詰めてくる! これはいけない! すごいたきのぼり! リザードン級の! 俺も全身ピンピン! 三角形の頭から太々しい尻尾まで真っ直ぐに! 全長ゆうに3メートル! カロンにだって負けない……まあ、長いせいで結構バスラオ! ガジガジやられるわけだけど……もう痛いとか言ってらんない! 追いつかれたらそれこそ終了! ヤレるかヤレないどころじゃない! 永遠に火責め! くらう羽目んなる! いや地獄だってそれはまあ! 棒で抽挿地獄! あれば別! されるのもよし! 他のやつがされてんのを見るもよし! だけど……天国も地獄も、ああ、なんて俺に都合が悪い! これじゃ現世と変わりねえ! 俺は必死! びゅーん! とにかく、下へ! 下へ!
「逃げんなごらあ! おんどら地獄へ逝くんやでえ……!」
「イヤだっ! 絶対にイヤだっ!」
「契約破棄はもっと重罪やでえ! 裏切りや、裏切り! 第九の[[rb:圏谷 > たに]]や! こきうとす、や! おんどら永遠に目からアソコまで氷漬けやで!」
「無理っ! 無理いいいいいいいいいいいいいいいっ!」
「無理やないっちゅう、ねん!」
イダイトウの口が! 俺の尻尾の先っぽ! 遂に咥えそうになった! ヒラヒラ尻尾揺らしてなんとかかわす……けど捕まるのはもう! 時間の問題! 地獄へ堕ちる! 堕ちる! 堕ちるんならホモがいい! ホモがいい!
けど、ここで光明! 俺の前にパッと光! 飛び込んできた! もしかしてあれは異空間? 出口?……あるいは入り口?……わからないけど、飛び込むしか! 信じるしか! パッチラゴン、ドラメシヤたち! あっちにいるって……それにカロン! イダイトウ! もう振り切れる距離ではなくなってた……ヤるしかない! イクしか……
「大人しく地獄来いやボゲええええええええええええ!」
「絶対にイヤでええええええええええええええええす!」
俺は渾身! 振り絞って! 力いっぱい! 漢ドラパルト! カロンにおさらば!……光の中へ……セルフドラゴンアロー! 体丸めて! 全身くるくる! マルヤクデ! 未来へ向かって、キキョウ文化アタああック! 俺は今、ジョウト文化の重み、感じてる!
[newpage]
「ドラパルトぉ!」
三度、【声】が聞こえる……え、いつまでそのネタ引っ張るんだって? そりゃRTA! やってた時期に書き始めたってこともある……ホモノケンカ……筋肉スイクン……ちょっと催さないこともない……今からカンムリ雪原、行って見たいケある……けど、俺は一体どこで、何してる?
「ドラパルトぉ!」
「!」
俺は気がつく! パッと目開く!
「ドラパルト! 起きたんだね、ドラパルトぉ……!」
「パッチラゴン! パッチラゴン!」
何度言ったって足りない! 目の前にはパッチラゴン! 泣きべそなんてかいて! 俺のことをしみじみと見つめてる……ああ、涙が、鼻水が、俺のあちこちに垂れてきて……
「良かった……生きてたんだね、ドラパルト!」
「ああっ……」
「大丈夫だよドラパルト……何も言わなくていいんだ……オレ、嬉しいよ」
「……パッチ、ラゴン」
俺はゆっくり手を伸ばす……下半身に比べて貧弱な上半身へ……屈めて嬉し泣きしてるパッチラゴンの顔をそっと撫でてやる……パッチラゴン、まるでイヌヌワン! みたいに甘えてくる……カワイイ……こうしてると、何か、こう、俺は、何とも言えない気持ちになるんだ……イマジナリークソホモオスケモの筋肉、撫でさすってるのとは根本的に違う何か……何十卍文字数を排泄しても決して表現しきれない感動というのが、確かに俺には感じられて……
「良かったよ……オレ、良かったよ……どうしようかと思ったんだ……ドラパルト……お前がいなくなっちゃったら……オレ」
「……何も言うな」
地べたに寝そべったまま、俺はパッチラゴンを抱きしめる……正直俺も泣きそうになってる……感動的、あまりにもエモいと思った……全身が発情してもないのに熱くなって……何だか変な感じだった……
そして、ドラメシヤたちくるくる! 俺たちのもとに舞い降りて来た……今はもう泣いてなんかなくて……😂って顔……これはガチもんの天使! 喜んでるとか超えて! 祝福してる……俺の蘇り……パッチラゴンの献身を……俺たちは救われた! 報われた! どうだ! 俺を見捨てたクソホモども! 見たか! これが真実の! 愛以上のヤベーやつってこと! 記念にカレー奢ってやらあ! もちろん、俺のケツでな! へけけけ、けっ!
「ドラパルト!」
「パッチラゴン!」
「ダメだよ、勝手に遠くへ行っちゃ!」
「わかってる」
「次やったら、オレ怒るからねっ」
「気をつけるよ」
「ドラメシヤたちだって、不安にしてたんだ」
「わかる……わかるさ……」
「もう死んじゃダメだよっ、だってもう死んでるんだからっ」
「……はははっ」
「がっはっは!」
「?」
「ん?????」
「いやあ、あんさん、冗談みたいな見た目でオモロい冗談言うわあ」
「???」
「はい?!?!?!」
「何や、ボケーっとしてもうて!」
「?????」
「ん?????」
「ワイや、ワイ! もう忘れたん?」
俺たち……恐る恐る、【声】の方へ振り向く……なんと! カロン! イダイトウ! 目の前に堂々鎮座! ニコニコしてる……さっきの殺気、まるで大違い……
「ななななな、何で、お前が」
「何でも何も、こうなったやろがい」
ふん、と鼻を鳴らしつつ、イダイトウのカロン、パッチラゴンを見て陽気な挨拶……
「いやあ、初めましてやなあ、何? パッチラゴンはんて言うん? おもろい名前やなあ。どもども、ワイ、イダイトウのカロン言います」
「は、はい……」
「にしても、ぎょうさんなナリしてはりますなあ、パッチラゴンはん。ワイもヒスイの地に長く生きとりましたが、あんさんみたいなのは見たことありまへん。いやあ、当世のパキモンはオモロいもんやあ」
「ごらっ、ごらあっ! テメエっ! こうなったもクソもあるか! 何で生きてる! 何でここにいるっ!」
「そんなのワイも知らへんわ!」
カロンのヤツ、一瞬あのドス効いた目つきする……俺はさっきのこと思い出してほんの少しプルプル……
「あんさんのこと、地獄送ろう思てな、付いてってな、したら何か生き返ってもうてな」
「せやかてカロン!」
俺は思わずツッコミ……
「お前、もう死んどるやんけ!」
「生きてるやろがい! 見ればわかるやろ!」
俺とイダイトウ、言い争ってこれは埒明かない……とにかく俺たちが生き返ったってのは事実……細かいこと考えてたら頭がおかしくなる……なったもんはもう、しょうがないってヤツ……ひとまず、俺たちは同意しとく……
「ま、そういうわけで、よろしく頼むで」
「なっ、何を」
「しゃあないやんけ。現世来てもうたんや、ワイもせっかくやし、楽しませてもろて」
「で、でも、お前、仕事は」
「え? 知らんわそんなん。退職の手続きがどうのこうの言うてたら、いつまで経っても辞められへんで? 何? あんさん、社会の歯車になって汲々したいん? ほな、すればええやん? ワイはせえへんで」
「い、いや……そういうことを言ったのでは……」
「まあ、とにかく……イダイトウさん、でしたよね」
パッチラゴン! 俺たちの間にうまく割って入った……
「なんだか、ドラパルトがお世話になったみたいですね。よく事情は飲み込めないけど、よろしくお願いしますね」
「よろしゅうよろしゅう! ああ、ホンマええ子やなあ、パッチラゴンはん!」
「くれぐれも、手、出すなよ」
「手なんてあらへんやん! 冗談キツいわドラパルトはん!」
さっきまで俺のことをクソホモ童貞と呼んでたヤツが気さくに言う……俺はムズムズしてる……ムズムズ?……ムレムレ……ムラムラ……?……!……
「ところでさ、ドラパルトはさっきまで死んでたんだよね?」
「お、おう……?」
「そのっ……変な興味なんだけど……オレ、ドラパルトがどうして死んだのか知りたいなあって……」
「そ、それはっ」
「ええでええで! 教えたる、教えたるでえ!」
「な、何でお前がっ」
「せやかてドラパルトはん! ワイ死ぃ司ってんねんで? それくらい把握しとるでえ……」
話に乗ったイダイトウ! ノリノリで喋り出した!
「あれやろ? パッチラゴンはん、ドラパルトはんにここへ呼び出されたんやろ? で、このホモ童貞(ホモ童貞言うな!)、なんかずっとモジモジモジモジしてはったやろ? したら、いきなりバターン! 言うて、そのままご臨終やさかい、せやろ?」
「う……うん……」
「いやあ、これ言うてええんかなあ……なあ、ドラパルトはん?」
「お、俺に聞かれても……」
「でも、そう言われるとやっぱり聞きたくなっちゃうなあ……」
「パ、パッチラゴン」
「ごめんよ、ドラパルト……オレ、気になることあると眠れなくなっちゃうからさ……」
イダイトウめ! パッチラゴンの純粋無垢! な好奇心につけ込んで! ああ、ドラメシヤたちもそわそわ……意味はわからないままに、話聞きたがってる風……後にはもう引けないって雰囲気芬々……
「でなあ……ドラパルトはん、あん時こう言おうとしたんやろ? 『パッチらごおン! 俺のケツぶっ叩いて下さい! ついでに叩きながらシコって射精させて下さいオナシャス!』ってな?」
「……」
「……」
「……」
「……」
「…………………………………………う゛っ」
パッチラゴン! いきなり胸を押さえ出した……俺は慌てて介抱……しようとしたけど、さっと避けられた……
「パ、パッチラゴン……これはっ……そのだなっ……」
「いいんだっ、大丈夫なんだドラパルト……」
そうは言いつつ、なんだか顔色も良くない……ピカチュウみたいなほっぺもなんだか色が薄くて……
「お前のことはオレ、よくわかってるつもりなんだ……お前は少しも悪くないんだよドラパルト……」
「でもっ、でもっ……」
「いいんだよ、ドラパルト……オレ、ちょっとだけ横になりたいだけなんだ……大丈夫なんだ……すぐ元気になるんだからさ……」
パッチラゴン! ヨタヨタとよろめきながら、キャンプの方へと帰って行く……俺もあいつに連れ添おうとしたけど、パッチラゴン! 首をただ横に振るだけ……俺は呆然と後ろ姿を見送った……
そうさ! 俺は確かにパッチラゴン! にそんなおねだりしようとした! 思い勃ったんだ……そん時俺はムシャクシャしてて……要するに性に酔ってた……事の始まりはやっぱりプテラ! オンバーン! あいつらのポケジョブの帰りが遅いからって、またもや俺が斥候出されて……仕事場のエンジンシティの辺り探し回ってた時……タマタマ! コンテナの寄り集まった物陰で見ちまったんだ……アイツら! 「タマゴを作らずに気持ちよくなる方法知ってる?」とか言って……ポケジョブで知り合った雄どもを誘ってて!……テンプレ通りのケモホモ! 乱交やらかしてた! リザードン! カイリュー! に平気でケツを売っ払ってた……二匹横並びでつがいじめさせて! で、互いに尻犯される姿眺め合って興奮してる! ケツ突き出して! チンコおっ勃てて! 言い合ってた……「やっべえ……お前の腰の振り方エロすぎだろっ……」だとか「ああっ……オンの声カワイイ……すごく気持ちよさそう……俺も気持ちいい」だとかどうのこうの……けどその話はまたいつか! とにかく射精どっぷり! ケツイキ! それだけ! ここまで来りゃ淫欲の権化……カラダだけが取り柄……底辺の底辺ども……「[[rb: 角海老 > コーナー・ブロスター]]」だってそれに比べりゃまだポケの良心、保ってた……とにかく! そんなもんを見せつけられて! 冷静でいられるわけもなく! 俺もおんなじことしたい! されたあい! ってなって……逝ても勃ってもいられなくって……そんでつい! パッチラゴン! 一度俺のチンコ舐めてくれた聖なるアイツに……けどパッチラゴンにチンコは生えてない……同じ夢二度見たりする俺じゃないから……何か代わりのこと考えて……ケツ叩かれながらシコられたら気持ちいいのでは? 結構ケツデカだし……言っちゃなんだがショーフみたいなケツしてるやん? だし……とエロ酔いの勢いで思いつき……そりゃドヒドイデな思いつきだけど……理性働かせる暇もなく……アイツのことを呼び出して……言おうとしたんだ……けど、言おうとした瞬間、言えなかった……口がプルプル震え出して……全身ガタガタ……冷や汗ベタベタ……んでカラダ全体ヒヤーっ! 恥ずかしいったらありゃしないってのは当然至極……けど、冷え切った俺のカラダ、ぜったいれいど! くらったみたいになって!……それからのことはもう話した!
「ああっ……パッチラゴン……パッチラゴン……!」
ドラメシヤたち、気まずそうに俺の頭ん中に収まってく……しゅるしゅるしゅる……ああ、親として申し訳勃たないことしてる……ううっ、俺はっ、俺はっ……とりあえずわかったこと……パッチラゴンにはスパンキング手コキプレイは地雷! ってこと……一応俺も成長してる……そこだけはポジティブシンキング! してもいいって思う……だけだけど……
「がっはっはっは!」
って一匹だけ笑ってるのはイダイトウ……その笑い……イキる悦びを謳歌してるって調子で……よくぞまあサカナのくせに鷹揚に笑えるもん……なんだか尾っぽの怨念どももニヤニヤしてるように感じて……というか、俺を馬鹿にしてるんだけど……
「いやー、オモロいもん見させてもらいました、ドラパルトはん」
「……笑いたきゃ、もっと笑えばいいだろ」
「ええの? じゃ、笑うで! がっはっはっはっはっは!」
「……」
「何や、ぶすーっとしてもうて! そんなんじゃあかんで! 雄は逆風ん時も不敵に笑ってるもんや、ヒスイいた頃のウォーグルなんてほんま二枚目やったわあ。あんさんにも会わせてやりたかったでえ、ありゃ雄ん中の雄! 間違いあらへん!」
何だコイツは……って顔で俺はイダイトウを見てる……何だコイツは……
「まっ、せやかてぼんやりしててもしゃあないわな。あんさん、精々パッチラゴンはんを宥めるこったで」
「おっ、おい、ごらっ……」
俺がカロンを追いかけようとすると……何と! ヤツの周りに水ポケモンどもわんさか! ミロカロス! ギャラドス! マンタイン! プルンゲル! オクタン! ハリーセン! パルシェン! キングラー! ランターン! ナマズン! ラプラス! カマスジョー! それにバスラオどもわんさか! 雄も雌も! みんなメロメロんなって! ワイルドエリア中の水辺から追っかけてきたらしくて……
「すまへんなあ、ドラパルトはん! ワイ、現世来るの初めてさかい、何やか知らんけど、ごっつモテてしもてしゃあないねん……いやあ、悪いのうドラパルトはん! ワイだって悪気はないねんで? けど、みんなの相手せにゃあかんから、ほな、さいなら!」
と言ってイダイトウ、大量の百鬼夜行! 引き連れて何処へと去っていった……俺の叫びもハーレムどものピカチュウ色の歓声に掻き消されて……土埃が俺を巻き込んでぎゅいんぎゅいん! して! げふんげふん! 視界が開けた頃にはこの場には俺一匹だけになってた……
「……」
俺はもう何一つ、喋る気無くしてた……ドラメシヤたちはクシャミしてる……とりあえず、二匹とも自由にさせてやって……どうしよう?……何となく空を見上げる……何となく足元を見下ろす……おっと、ここにもドラメシヤ! ちょっと横暴! イヤイヤ期に入ってる……慰めてやらなきゃ……俺は両手でしっかりとその首元撫でさすってやる……うん、喜んでるな?……そりゃイクメン! 宥め方はお手のもん……ああっ……キャッキャって言ってる……可愛いなあ……弾ける笑顔! ばくはつスマイル! 笑いすぎてヨダレが垂れてるぞ……ほらっ! めっ、めっ! そんなに騒いじゃ……飛び散っちゃうだろ……ああっ……俺のカラダが汚れちゃったじゃないか……全く、悪い子だな……でも良い子だ……良い子なんだ……俺はますますこの子を愛してやりたい気持ちでいっぱいになってる……ああ、こういう時、俺は親だってすっごく感じるんだなあ……!…………………………。
「……」
俺はくるりと向きを変えた……でもって、スーッとキャンプへ一直線……ドラメシヤたち、引き連れて……とりあえず、パッチラゴンには何て言おう? 土下座でもなんでもしてやるつもり……あれは単なる気の迷いだったんだ……忘れてほしいって言わないと……それにあいつらには? もちろんマスターにも……生き返った挨拶? [[jumpuri:これからもよろしく > https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15931621]]、的なこと、考えておかないと……ってか、今晩のカレー当番、俺じゃないか……