【ドラパルト♂】ミイラ取りはミイラになりたい PART ნ(前編)

  「なんやこれ! ごっつメルシーやんけドラパルトはん! いやあ、ワイもこんなとこ初めてやからテンション上がるわあ! ボンジュール! ボンジュール!」

  って俺の脇でやかましいかしましいのは言うまでもないかもしんないけど、イダイトウのヤツでさ……シチュとしてはあまりに単純……要は俺とコイツはカロスに旅行! 行ってるらしい……けど、俺には何のことだかさっぱり……気がついたらいつの間にかこんなこと、なっててさ……まるで朝起きたらなぜかホテル! ベッド! 隣にゃ知らないメス! ってな感じ! どういうことか、俺に筋道立てて教えてほしい……そんな気持ち……だって本当にワケがわかんない……なんで俺がこんなヤツとデート? なんか……そんなことはあり得ない……ガラルでだってギスギスしてる俺とイダイトウ、なんだから……それよりもむしろパッチラゴン……そっちの方がよっぽど!……わぁスゴイよドラパルトぉ! カロスってこんな素敵なところなんだね! オレも、初めて来るから緊張するけどワクワクするなあ……えっと、ぼんじゅーる……ぼんじゅーる、で良かったんだっけドラパルト?……とか言ってくれた方が俺の心も温くなる……というか実際、1回くらいはそういうこと、許してほしい……なんだかんだ3年近くガラルで頑張ってきたって自負はある……労いくらい、なくっちゃね……それに環境……もうすっかり俺なんかお呼ばれじゃなくって……使用率50位……じわじわ俺を見限るトレーナー、続出してるってのは紛れもない事実……なんてったって左見ればマーシャドー……右にはゼラオラって感じでさ……伝説、幻、使い放題……ジム荒れ放題……いくら剣盾末期だからって、そんなことってない……って文句垂れても甲斐もない……俺は静かにテントに蟄居隠棲……すべき時……か……片手にお玉、握ってことことお鍋、煮込んでね……こんな暮らしもそろそろ終わりが近づいてるのかもなあとか何とか感慨、耽ってさ……思えばホントに色んなこと、ありすぎた、この3年……俺はドラメシヤたち大切に育児励んできたイクメン……それに即環境入りの強ポケ……そこまでは良かった……あとはテンプレ通りのムーブしてればじゃんじゃかオスが釣れるイケメン……であって欲しかった……俺の腹、もう少し凹んでくれてさえいれば……それか顔! もっとシュンとして! あるいは目! もっとクリクリ! ハイライト! 輝かせてさ! してくれれば歴史、変わってた……かもしれない? 少なくともブラックナイトだなんて小賢しいこと、犬どもなしでも防げてたって俺は確信してる……そうすりゃこんなめんどくさいことなんて起こんなかった! 何一つ! そして俺は今頃よりどりみどりでさ……1000年ヤッテも飽きないくらい雄どもわんさか! 押し寄せて……めくるめくケツマンの殿堂……チンコのヴンダーカンマー……俺は創造……してヤッた……でもさ! 考えてみりゃパルデア! 今んとこコライドン! そいつ除きゃあ、俺のチンポ! 満足させる逸物! ってのはいりゃあしないから……どうしたゲーフリ! クリーチャーズ! ったくこの俺ドラパルト! 唸らせるにはもう一つってとこ……何せチンコ! これが全て! あらゆるポケモナーにとってはね……いくら精液! 貪り取ったってのが仕事のしがい! ってところある……まあこんな極言! 言っちまったら品行方正! なヤツらからグチグチ……言われるってところ承知も承知……けど知るか! そんなヤツらは放っとけ! 何が公序良俗! 何がニャオハが勃つ勃たないだの……馬鹿じゃねえの! って俺思わなくもなくってさ……いや、俺は正直、そうだなんて思ってなくて……上の上?……って言えばいいのか、まあ上位存在ってヤツがいてさ……そいつが常日頃グチグチ……まあ妬いってるってわけで……なんてしょうもない……俺は徹頭徹尾被害者なわけで……言ったことに対する苦情だとかそういうものは受けかねるっていうか……

  「何グチグチ喋っとんねんドラパルトはん!」

  いきなりカロン! 尾鰭で俺のツラ張り倒す!……取り付いたバスラオどもの怨念がまたぞろ俺の顔にまとわりつく……コイツらも揃いに揃って品性最悪で……言葉じゃないけど雰囲気でそういうの感じ取れる……明らかに俺のホモ童貞、憐れんでる……見下してる……でもお前らだって童貞もクソもありゃしないのに……苦悩感じる前に死んじまって……そっちの方がかわいそうって俺思う……

  「まあた、頭ン中でベラベラやっとんかいな? あかんでドラパルトはん! 日常のあれやこれや! 今はさっぱり忘れなあかん! だってワイらいまカロスやで? 羽根伸ばさずに何伸ばすっちゅうねん!」

  まくしたててくるイダイトウのヤツ……いや、そもそもなんで俺はお前とカロスにいるのかわからないんだけど……別にどっかで福引当てた、わけでもなし……それが偶然二匹分しかなくて……とか何とか……だったとしても俺はパッチラゴンと行くし、こんな情景あり得ないって……俺は既にその手の予感、もうしてる……どうせまたしょうもないカラクリで俺を弄ぶつもりなんだこの小説は……

  「ああ? 何か文句あるんか? ああん?」

  「い、いや、そんなわけじゃ……」

  「ならもっと楽しそうな顔せんと! ほな! いえーい! やでドラパルトはん! 思いっきし羽目外そうやんか!」

  「え、ええっと……」

  グズってるとイダイトウ、すごい顔で睨んでくる……髭が風もないのに揺蕩ってて……目まで怪しく赤く光り出す……お前オヤブンってワケでもないのにさ……

  「い……ィエ゙エーイ!」

  声が上ずってこれじゃ星くん……さあ、チャージング♂棒を見せてくれ! まあ俺は年がら年中、至る所の雄たちに頼み込みたい心づもり! もしかしたら俺がヤレないのはあまりにも積極性が足りてないから? って少々思わなくもない……1000匹に声かければまさか全敗ってこともないのでは?……正直メチャクチャあると思うけど、俺は5匹、それにドラメシヤたちもしっかり世話してやんないといけない辛い立場……いつまでも思い切った一歩! 踏み出せずにいるんだ……それに俺がそんな尻軽! だったらこんなクソ小説書かれるわけもなくってね……僕、絶対にしゃぶらないよ! ってとりあえず口約束だけしといて……まあこんなのは見え透いた嘘……でもヤレる雄ってのは嘘を嘘だとわかって受け入れるもんで……言わなくてもわかりあえるってやつ……そうしてワンチャン、俺とそいつは即ベッド……幸せな一夜……

  「その意気やでドラパルトはん!」

  「エ゙エーイ!」

  もう俺はヤケクソでカロンとのカロス旅行、満喫することにした……まずはミアレをぐるぐる! とりあえずプリズムタワー! から街並みを高み! 何て絶景! アズール湾チラッと! パルファム宮殿も! こりゃすごい! 何せ俺たちポケモン! で、ゴースト! だから展望台じゃなくって文字通り塔のテッペン! 上ってたから……

  「むかし、空を飛ぼうとしてここから飛び降りようとした人がいたんだそうですよカロンさん!」

  とかウンチクもかましちゃう俺……

  「へえ、で、どうなったん?」

  「失敗して、真っ逆さま! 即死だったそうです!」

  「ガハハハっ! ヒト様ってのはオモロいもんやで! なあ、ドラパルトはん!」

  「ええ! カロンさん! へけけけ、けっ!」

  まあ、俺はいっぺんノリ出すととことん悪ノリするタチなもんで……仮初めでも楽しいもんは楽しいもん……そのうち俺はイダイトウと肩? 組みながらカロスのあちこち巡ってやった……最初はお近くのパルテーヌ街道をツーッとね……そこの庭園、見事なもん! 植え込みの美しさといったら俺だって思わずため息出ちゃう……まるで気持ちよくシコられたときみたいな……とかすぐ下ネタ言い出す俺だけど許してほしい……けど、恍惚っていうのはほんと紙一重のもんなんだって俺は思うし……お前らはどう? とか聞いても意味ないか……まあそんなことは後に置き! ペルルの噴水をじっくりと観とくがいい……どうせお前らXYの記憶なんてぶっ飛んでるだろうから……石碑の説明でも読んでみろ……「ペルルの噴水 受け入れ 調和を 生み出す」……見上げてみればパールル!……ふむ……なかなかの出来栄えってもん……その両脇に控えおるのはタッツー! これも綺麗な左右対称に配置され、パールルを讃えるように口から水を放ってる……それがいい具合に放物線描いてパールルへと降りかかる意匠……これを作り上げるのにどんだけ頭! 使ったことかわかるってもん……俺はつい惚れ惚れ……何せウケ挿れ! んで調和! ってなるわけだからこれは俺にとっても色々と考えさせられる話……しかも淹れる側が二本ってのも意味深……つまり二本挿し! ガブリアス! ヘミペニ! 受け入れられちゃうくらいケツマンはガバガバでないといいウケとは言えないって、この像は解き明かしてる……って俺思う……コギトさんだってすっかり同意! なされるはず……

  「なにボケッとした顔しとんねんドラパルトはん!」

  「!」

  「『!』やないねんあんさん! そんなまんじり見惚れて! おかしな顔してまっせ!」

  「う、うるさいな……」

  「ま、悪い顔やあらへん! ちょいと細めた目つき! そこそこええ男してたでドラパルトはん!」

  「お、おう……」

  続いてコボクの古都をちょいと探索……風情ある街並み……それにショボンヌ城! まずは家宝のポケモンの笛を見物……ショーケースに入れられて、まあちんまりしたもんだけど、それなりに風情? なくはない……城主にもいろいろ案内してもらい……空手家みたいなカッコしてるのわりと謎っちゃ謎だけど……見せてもらった『在りし日のショボンヌ!』 『きのみの楽園』! これもまあ風情ある油絵って感じ……なるほど在りし日のショボンヌってきのみの楽園だったんだなあ、って思える……けどカロンのヤツはとっとと次のとこ行きたがってて……

  「あんさんさっきから風情風情って! そんな無理くり言葉捻り出さんでもええんやで?」

  とか抜かすから仕方がない! 次だ次! パレの並木道抜けてパルファム宮殿! これこそカロス! 来た甲斐があったってもん! 真正面から凄まじい威容! 俺は圧倒! ああ、パッチラゴンもここに来てくれたら!……スゴイやドラパルトぉ! オレ、こんなスゴいの生まれて初めて見たよ! うわあ……! な、なんか勝手に緊張しちゃうよ……うまく足が動かせなくなっちゃう……ドラパルト、何かあったら、支えてね? そりゃパッチラゴン! 俺はパッチラゴンを支えるためにいるようなもんだから至極当然! それにしてもなんでパッチラゴンここにいない?……お前こそ一番羽根を伸ばすべき……今ごろワイルドエリアであのクソどもに手を焼いてるんだろ……おっとドラメシヤたちは別! アイツらは俺にはなくっちゃならなくて……ていうか、なんでドラメシヤたちすらここにいない?……俺には何もわからない……そもそもカロスに行く前の記憶あまりにも真っ白……新鮮な精液みたい……とか喩えてみたけど実際は結構黄身がかってて……おっと、でもそれはそれ! パルファム宮殿の話をしなきゃ! そこがどんだけ素晴らしかったか! 美しかったか! 麗しかったか! 清らかだったか! まずこんなスゴイとこなのに入るのタダ! なんだか逆に申し訳なくなって……正直カラダいっぺんは払ってもらってもええんやで?……ってノリでカロンの口調移ってみたりして! がははははっ!……げふ、げふ! まあそんなのはもうどうでもいいんだ……パルファム宮殿へまっすぐ! それさ! 正面入り口入ってドン! 黄金のミロカロス像! 「世界一 美しい といわれる ポケモン ミロカロスの 像」! 何て贅沢なこと……在りし日の貴族の豪奢! 思い出させるには十分……凄まじい力! 感じさす……俺にもそんな力があったらなあ……とか何とか……世界各地からエッチなガタイの雄ども寄せ集めてそれこそリアルソドミー……この世に現出できたかもしれなくて……鎖とか首にハメハメ……笞刑で恥辱、わからせて……ヒクヒクしたアナルに指……一本から二本……二本から三本……思い切ってフィスト! ガバのガバ! 出来上がったのを召し上がれ! ほらチンポ! ムクムクムクっ! ぶち込んでやらあ! ジュッポジュッポ! 淫らな水音! 立ててピストン∞回! もうエッチ過ぎて射精すんのがもったいないってくらい腰降りまくって悶絶させてケイレンさせて堕落させて俺なしではいらんないカラダにしてやって……そんなオスを10000匹くらいこしらえて夜は全く困らないっていうか……でへへへへー……

  「ドラパルトはん! ドラパルトはん! ボケーってせんといて見ぃやこれぇ!」

  俺の空想! イダイトウのやつが切り裂いた! まるでいあいぎり! されたみたいで……ってあれ? ああ、そうだ、ガラルにはそんな前時代的な概念、無いってこと忘れてた……何せカロス……あちこちにいまだにそういう草あってホント草……まあそれはそれ……だいたいいあいぎりがどうのこうのとかいまはちっとも関係なくって……とりあえずリアルに話を戻す! これがリアルかわからんけど、さ! イダイトウのやつ、庭園を駆け巡ってた! どうやって駆け巡ってたか? 魚のくせに? 言うまでもない! 海泳ぐように飛んでたんだ……さすが「ポケモンも 思わず 駆け巡りたくなる 庭園」ってとこ……とりあえずカロンのことはほっといて庭園のあちらこちらをじっくり見てみよ……まず目に入るのはレシラム! 「真実の 世界を 築く 人を たすける ポケモン レシラムの像」って説明で……大層な土台の上に作られてる! これは大理石? ちょっと石のことはわかんないけど……それにしてもまるでホンモノ見たかのような造形……大きく広げられた両翼は実に優雅……ユニセックスな美? っていうか? まあ凄みってのは感じる……んで、そいつと向かい合うように建ってるのが「理想の 世界を つくる 人を 補佐する ポケモン ゼクロムの像」! これなんかほんと! もう! 素晴らしいの何の! 精悍な顔立ち! 胸鎖乳突筋も線がクッキリ! 飛行機みたいなピンと張った翼を支える広背筋み見事なこと……肩もガッチリとそれらしい……んで、胸元の逞しさにキュッと括れた腰つき! 世界をしっかり掴んでますって感じの足! 間違いない! 彫琢したヤツとはきっといい酒、飲めると思う……ゼクロム様とヤりたいって話で一晩は余裕で明かせると俺思える……何せ理想を象徴! してるワケだから……俺も理想のホモ世界実現するために手を貸して欲しいゼクロム様……いつかイッシュ行く機会あったらリュウラセンの塔参詣しとこ……何だったら俺にケツ差し出して欲しい……チンチンPayPayしてやるからさ……

  「ドラパルトはん! こっち見ぃって言っとるがな!」

  いちいちうるさい魚め! 俺はゼクロムとこれからリュウラセンでランデブー! ってとこまで妄想進めてたのにさ! でもこれ以上粘ってもきっと手痛い一撃食らうからしょうがない……カロンのヤツ、パルファムの庭園しっかり堪能! ウキウキ、ワクワク! って気分で縦横無尽! 飛び回ってて! ちょっと周囲の人間困惑させてた……

  「いやあ、ホンマどえらいこったでえドラパルトはん! ワイこんなごっつええ場所初めてやわあ! えろう嬉しくてたまらん! 生きてるうちに見られてこんな幸せなことありゃしまへん!」

  ってお前もう死んどるやろがい! とかいうツッコミはめんどくさいからしないことにしよ……してもいいけど、また1000字くらい無駄な文字数、費やすからさ……誰にとっても幸せじゃないそんなこと……

  「良かったですねカロンさん!」

  とかあからさまに適当なこと言って締めとく……で、ついでにせっかくだから、打ち上げ花火もバルコンから見物……世界の全てを恨んでるクソホモ童貞な俺ドラパルトだけど、それでもやっぱりフュ・ダーティフィス! はクソほどキレイだって思えた……ちょっとちびりそうになるくらい美しくって……泣きそうにもなった……ウルっとさ……まあ隣にいるのがこのイダイトウじゃなくてパッチラゴンだったら何千倍良かったかもしれないってのは正直あるんだけど……そういうイダイトウ……俺よりも目! うるわせててさ……

  「ああっ……ああっ……!」

  なんだか常日頃の俺みたいなこと言ってる……コイツらしくもない……

  「ドラパルトはあん……何て素晴らしい景色なんやろ!……ヒスイん頃から忍ぶように生きさせてもろたけど、何の因果かこんな生き延びてもうて、ホンマは後ろめたさってのも感じることあったんや……死んどった仲間同胞! ぎょうさんおったし……これ、あんさんにだから初めて話すんやで?……」

  「はい!……はい!……」

  「ああ、尊いわあホンマ……」

  なんか拝もうとして鰭を合わせようとなんかしてる……いつもの険しい顔も妙に清らで……でも俺は何て反応すればいいかわかんない……そりゃ花火、キレイっちゃキレイ、なんだけど……本当はお前なんかよりずっと一緒に見たい相手わんさか……うっとりしながら小粋な掛け合い、してみたさあった……どうして現実はこんなに厳しい? いやこれが夢か現か、知らんけど……でもまあぐずっていてもしょうがないってことは確か……隣にいるのがイダイトウだろうがゼクロム様だろうがコライドンお兄さんだろうが、目の前の花火が綺麗ってのは揺るがしようのない現実……心中ウジウジやってるけれど、ウキウキしてるところもまたある……この特別感ってのはクセになる! っていうかちょっとした魔法の調味料でさ……何臭いこと言ってんだこのクソホモ童貞だとか早速お前らはブーブー……俺は聞こえないフリ……振るのは善がったケツだけでOK……

  なんだか知らんが、俺とカロンは変に見つめ合ってしまって……早速だけど特別感! とか抜かしたの一瞬で後悔しそうになる……そりゃ花火は現実かもしれないけど、俺の隣にいるのがパッチラゴンでもゼクロム様でもコライドンお兄さんでもなくこのイダイトウだというのもまた厳然たる現実……ああ、これじゃ話は堂々巡り……どっちもどっち! そりゃそう! だけど……こんなこと言っててもこの話、後にも先にも進みやしない……まあ進んでないのは明らかに俺のせい……なんだろうけど……少しは俺の苦労ってのを聞いて欲しいし理解して欲しいし同情して欲しいし何だったら金よこせケツ出せチンコ舐めさせろって感じ……

  何せこんな悲しいことばっかやってるうちにどんどん時って経っていく……ドキッ! てさせられるときめきもないままにさ……俺にだって少しはそういうことあっていいじゃないか……よくよく考えたらドラパルトだって魅惑的なボディしてるって良識あるヤツらなら誰だってわかることで……揉み心地そこそこ……枕にだってピッタリ……快眠確実保証絶対……そういえばオーロットのヤツ……まあお前らはとっくに忘れたと思うし忘れていて欲しいって思うけど……図に乗って隙あらば俺の腹モミモミ……木に触られるのは正直とても気味が悪い……おまけにゴースト……なんか無意識に感じ合ってるものがあってこれがメチャクチャイヤになる……文字通りカラダが一つに溶け合う感じ……少しでも気を抜いたらホントに合体しちゃいそうで……なんで木のオバケなんかにこんな思いさせられなきゃならないのか疑問……けど、本能! 俺にはどうすることもできなくて……得意になったオーロットはしきりに囁きかけてくるし……ドラパルトさん! 今度こそ……どうです? いや、俺にはどうももクソも……まあコイツのこと語るのはこれでやめとこ……

  「ドラパルトはん……!」

  「お、おう……」

  わかったようなわかんないような顔してるとすぐにカロンの尾鰭飛んでくる! 俺をバルコニーの上で張り倒して! 俺がわかるまで! わからせられるまで! ずっとこんな調子!

  「ドラパルトはん……!」

  「はい!……はい!……」

  「ホンマ、これまでありがとうなあ」

  「はい!……はい!……」

  「これからもよろしくやでえ」

  「はい!……はい!……」

  俺はずっと目、逸らしてたけどイダイトウ……おめめキラキラ、してるのわかった……期待やら何やら、込めたくろいまなざし……俺はにげられない! 予感感じてた……それにめちゃくちゃ顔が腫れてヒリヒリ……まったく暴力的な魚なんだイダイトウのヤツ……大人しく天に召されりゃ良かったのに見苦しくも生き延びやがって……

  「いやあ、ほんま今日は楽しかったでんなあドラパルトはん!」

  「お、おう……」

  乗り気でないこと言うとカロンのやつ、恨めしそうに俺の尻尾甘噛み……そんなことしたって俺はヤドランになんかなれない……

  「まだまだカロスは見るとこあるんやろ? ワイ、ワクワクしてたまりませんわドラパルトはん! な? ドラパルトはん?」

  「はい!……はい!……」

  それから俺たちは引き続きカロス観光RTA敢行……まあそろそろXYから10年も経つことだし、ミアレ以外印象に残ってない輩だってたくさんいることだし、ここで思い返しとくのもいい機会……けど、いちいち旅の思い出! 全部しゃぶってたら字数無駄に消費……誰にとっても得策じゃないし……第一パルファム! 見たらあとは全部おまけみたようなもんだから……ってわけでササっと飛ばそ! 最初はコウジン水族館をさらっと見学! みずみずしい水族館! まさしくその通り! ガラスの向こうの水ポケモンども! 毎日やってくる人間たちのおかしな顔を眺めているらしい……

  「……元々空自のバッジシステムはその性格上閉鎖システムとして設計されていたんやけど、政治的判断やら、安全保障体制への建前やら、色々あってな……結局在日米軍基地ともリンクしているのが現状やねん……おい、あんさん聞いとんのか?」

  「その代償が例のスクランブル騒ぎってことですね、カロンさん!……」

  ってこれは一体何のやりとり? まあそれはそれ……お次はショウヨウ! 歯槽膿漏には生葉! 次! セキタイタウンじゃミスター・フラダリの夢の跡を見物し……んでシャラシティに行ったらマスタータワー! 拝んどく……まあ、ンカリオには散々言いたいことある俺だから、気持ち半分……呪詛もちょっとね……クノエ、フウジョは説明を省く! ヒャッコクシティで日時計見物! 何でも最先端科学でもこれに傷一つつけることできないらしい……俺のメンタルもそうありたいもの……だって隣のイダイトウ! 常に俺を傷つけてくるわけだから……そんで締めはレンリの大滝!

  「ドラパルトはん! 見てやドラパルトはん!」

  イダイトウのカロンは、滝を見ると血が騒ぐらしくって……勝手にたきのぼり始めてわんさか騒ぐ……俺にカッコいいとこ見てもらいたくてたまらないって感じ……随分と健気なこと……

  「すごいやろ! ワイもこの世に生受けてうん100年やけど、まだまだヤレるでえ!」

  「そうですねカロンさん!」

  「な? もっと褒めてやドラパルトはん!」

  「あなたはヒスイ1の色男ですカロンさん!」

  「がっはっはっは! いやあ、そんなこと言われたら照れ臭いですわドラパルトはん!……」

  ……そんなこんなで、行くこと行ったら鉄道乗ってヒヨクにとんぼがえり! あの人はいつもとんぼがえり……エイセツ? 俺には何のことだか……ってなわけで今日のお宿は「グランドホテル シュールリッシュ」! 五つ星ポケモンの俺ドラパルトには当然の待遇さ……何てったって1泊で10万! もちろん、一番上の階のスイートルーム、予約して! いざ来てみると何て豪奢な一室! スボミー・インやらロンド・ロゼにも匹敵! バスルームも見たことない広さ! 俺のカラダが全身! 尻尾まですっぽり収まるくらいには……セルフバーにはあらゆるお酒ぎっしり! そして窓から見えるミアレの夜景! プリズムタワーの輝き……そして街並みの温かい光……見惚れてるとついぽうっとしてあることないこと、言っちゃいそうな!

  「いやあ、ほんま楽しかったなあドラパルトはん!」

  「ええ!……ええ!……」

  「けど、ちょっと流石にワイもくたびれてもうたわ……なあ、先ちょいと風呂入ってもええ?」

  「もちろんです! お先にどうぞカロンさん!……」

  「すんまへんなあドラパルトはん……まま、先に休んどいてや!」

  意気揚々とひとっ風呂浴びに行くイダイトウのヤツ……やかましいヤツからしばし自由になれて俺はせいせい……けど、まあ確かにすごく疲れた! 何せ弾丸カロス旅行…………おまけにカロンの機嫌取りだってしたんだから、精神的にも心折れそう……何にせよどうして俺と、カロンだけ? せめてパッチラゴン! いててもおかしくなかったと思う……それだったら俺の辛さもだいぶ中和……この時間にいっぱいあのちっこい上半身に抱きつきながらパッチラゴンパッチラゴンってうめいてる、俺……ってのもなかなか愛らしいって俺思う……

  「かぁぜぇたちぃ〜ぬぅ〜い〜ま〜は〜あきぃ〜!」

  とか歌ってる何かがいるけどそれはそれ……随分と気分がいいイダイトウ……俺は少々ウンザリで……けどその歌声聞いてると眠気が催されてくる……思わず大口開いてあくびも出るというもの……正直あんまりモテ、って感じのあくびじゃあない……誰にも見られなくて良かったってとこ……しかしまあ眠いこと眠いこと……シックな白いソファーだとちと硬く感じられるようになってきた……ここは一眠りしておこう……隣の寝室へ移動……だだっ広い一室にはダブルベッド……ダブルベッド?……ということは寝るときはカロンと添い寝にならざるを得ない?……けど、そんなこと考えるほど体力も残っちゃいなかった……HPゲージ的にはギリ黄色ってとこ……ほんの少し脇腹ツンツンされたら瞬く間に赤くなっちゃいそう……何よりも寝たい! って考えが俺の三角頭を占めてた……俺はベッドにだいぶ! 大の字になってしばし爆睡! することにして……

  [newpage]

  「ドラパルトはん」

  やたらと近い距離感からかかる声……それで俺は目を覚まさざるを得ない……けど囁いてるのはどうせイダイトウ……わざわざ答える謂れもない……

  「なあ、ドラパルトはん」

  まったく、一緒にカロス旅行してるからっていい気になってるんだから……これだって経緯がどうとか俺にはさっぱり思い出せないけど、しょうがないから付き合ってやったようなもん……今やすっかり彼氏ヅラなんかしてさ……

  「おい、起きろやこのホモ童貞!」

  そうやってカロン! 結局俺を無理くり起こしかかってくる! 首元掴まれていきなりぐっと引き寄せられて、俺は思わず目を開けた!

  見てみるとまあ言わずもがなイダイトウ……白くて細長い髭がチロチロして……そして死んでしばらく時間経ったヒトガタのように青ざめた鱗の色……んで俺を少しばかり見下した風の目つき……まあ俺がイヤでも知ってる、知らされてるイダイトウ……なんだけど……

  「起きたんか、ドラパルトはん?……」

  妖しい声で呼びかけるイダイトウ……けれど顔から下がなんかおかしくて……第一その顔が逞しい首の上に杯みたいに乗っかってる……魚にそんな首もクソもないはず……うねるようなラインの胸鎖乳突筋がちょうど鎖骨の辺りまで続いてる……その両脇には盛り上がった肩……そして焼きたてのパンみたいに膨らんだ上腕、前腕、そして5本の指のある手が翼のように広がってる……言っとくが俺はイダイトウのガタイの話してる!……俺はあまりのことにヤツの姿を直視できない……

  「何ドギマギしとんねんドラパルトはん! ほな、よく見いや……」

  俺の三角頭の赤っぽい両端のところ、ハンドルみたいに掴んでカロンのやつ、無理矢理俺の顔を正面に向けさせた! 俺はマジマジとヤツのカラダを見なくちゃなんなかった! 目に飛び込んできたのは胸筋! 隆起しまくった雄っぱい! ちょうど鎖骨の辺りから急な傾斜になったそいつは乳首の辺りから谷のように降って鳩尾へと下ってる……胸と胸の間はくっきりと陰、差している……まったく凄まじいバストだった……って言葉が良いのかわからんけど……その脇からむくむくっ! って広背筋がはみ出してるのも見える見える……まるでカラダにたっぷり空気入れられたみたいにカロンの上半身、膨らみまくり……も少しで破裂して風船みたいにどっか遠くへ飛んでっちまうんじゃないかって思うくらい……

  「へ?! へ?!」

  俺はもう言葉にならないって感じ! そんで視線を恐る恐る下へと滑らせてくと、どんどんおっかないこと、なってって……そこにあるのは6つに分かたれた腹筋の塊……どれもこれもくっきりと丸い輪郭を浮かべて! シャツを着てもちゃんとしっかり見えるヤツ……腹直筋を取り囲む脇腹もまた峻厳……腰の辺りでキュッと引き締まって! そこからポッコリと丸みを帯びた…飛び出してる! 何より俺をドキッとさせたのはヤツの股間……何か知らんが際どいビキニを履きやがってて! おまけに黒! 光沢あってツヤツヤにてかってる……それだけでつい喉を鳴らしちまう! それにスリットの奥も反射的にもぞもぞ……その内側に収まってるだろう逸物のデカさもハッキリと俺、見ることできた……随分と収縮性のいいビキニ……クソデカチンコがそこに収まってもっこりしてる……

  「イ、イダイトウ、その、これは……」

  「何やってあんさん、決まっとるがな」

  急に俺のこと抱き寄せてギューッてしだしたから俺は押し潰されて死ぬのかと思った……

  「ワイ、ドラパルトはんとエッチするために、神様に熱心にお祈りしたんやで。そしたらこりゃアルセウス様の御加護やわあ、風呂入ってのんびりしとるうちにとうとう願いが叶ったんや!」

  俺には何を言ってるのかよくわかんない……こいつはとうとう頭がおかしくなっちまったのか……やっぱりヒスイ以外では生きられない身だったか……とか思っててもつい視線が股間、行っちまう……だってサイズだけ見ればとんでもない傑物……こんなのを口マンケツマン! 挿れられたとしたら? とかホモ童貞の俺はつい立ちどまって想像しちまう……けど顔はイダイトウ……俺はギリギリのとこで思い留まった……当然これがゼクロム兄貴とかコライドンお兄さんだったら言うまでもなく、こんな逡巡! する必要もなかったんだ……この世界は俺に苦しみしか与えてくんない……

  「ドラパルトはん、嬉しくて泣いとんのか?」

  「んなわけあるかい!」

  俺は思わず反駁……こいつのカラダから身、引き離す……コイツのカラダ、やたら汗ばんでて、俺のクリアなお肌にべっとりつきまとう……しかも獣人体型、なったとしても魚臭さは変わりないし……まるで便所の床に触ったような不快感……

  「何でや!」

  それは俺のセリフ! 何でや! 阪神関係ないやろ! って言いたい気持ち相当……

  「忘れたんかドラパルトはん? ワイら、こないだナックルの宝物庫で、契りの誓い、挙げたやろがい……」

  「………………………………へ?」

  あまりのご都合主義に俺は唖然呆然……空前のキョダイコンワク、しちまった……

  「なんやドラパルトはん! ボケちゃ困るでえ!」

  イダイトウいきなり恨めしそうな顔する……そんな表情されても俺はちっともチンパシーとか感じない……

  「そもそも、結婚してください言うたのはあんさんやないかい!……」

  「……へ?」

  「ほんま、忘れてもらっちゃ困るわあドラパルトはん……」

  とかなんか頬染めて猫撫で声で話し出すイダイトウ……そんなことしてもちっとも魅力的じゃないから……それに俺には何のことだか……なんとか言ってるとあいつはいきなり! ビキニごそごそ! ポケットみたく! けどそういうのって流石に一昔前のギャグだって俺も思う……白けた顔で見てたらもっこり! からレコーダー? みたいなもん取り出してくる……何て安直!

  「あんさん、ワイにプロポーズしたやんけ! 言われた側は一生忘れとらんからなあ……」

  で、ポチッとな——

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  「くううううううぅっ!……あんさん……ほんま、かわいそうな子やのう……」

  「ええ! そうなんだ……俺はっ、こんなっ、どうしようもないゴミカス野郎で……!」

  「あかん! そうやって自分卑下すんのは、一番あかんで!」

  「はい! はい!……すんません……」

  「ドラパルトはん! あんた、ほんまはええオトコなんやで? わい、そういうのはわかるんや」

  「本当ですか? カロンさん!」

  「ほんま、ほんま! あんさんがそんなこと言うてるとわいも悲しくなってきてまう……胸張って死んで欲しい思うわ」

  「ありがとうございますカロンさん! すみません! カロンさん! カロンさん! 俺がっ……情けない雄で……本当に……」

  「ええんや、これからあんさん、やり直すんやから……」

  「ヤり直す!」

  ヤり直す! 何と! これは! 俺の耳に快い! っていうか、下がビンビンになってるだけだケド……とにかく、俺は聡く! リアクション! Come on!

  「カロンさん! 俺っ……ヤり直せるんですか?」

  「もちろんやて! あの世じゃ、ヤり直せへんもんあらへんでえ」

  「本当ですか!」

  「当然んやろ? がっはっは!」

  イダイトウのカロンが笑う……何で笑ったのかわかんないとこ正直あるけど……でも大らか! 気宇壮大って感じ……よくわからんけど、ヒスイ地方! 「み」、ってもんがある、って思う……俺は率直に感嘆!

  「カロンさんスゴいですね!」

  「ほんまあ? 何か照れるわ……」

  「さっきは無視してすみませんでしたカロンさん!」

  「かまへん、かまへん!」

  「俺と結婚してくださいカロンさん!」

  「一緒に幸せんなろうな……」

  ———————————— ———————————— ————————————

  イダイトウ、そこで音声切った!

  「な? な? あんさんワイと結婚したい言うてたやんけ!」

  「ちょ、ちょって待てえ!」

  ちょっと待った! それはちょっと! 俺は言いたいことたくさん……第一こんなに長々とPART5! 引用する必要あった? またしてもろくでもない文字数稼ぎ、見せられて遺憾……なのはそれはそれ! いまくだらない長文垂れ流されて俺もすっかり思い出した! 確かに言った! 言ったさ! けど誰がどう見ても冗談の域を出ていない……射精とケツイキの気持ちよさがダンチなくらい明らかなこと……大体カロン! またしても第4の権力悪用してる! 明らかに悪質な切り抜き……コタツ記事! ライターの風上にも置けないようなことしてさ……自分の手足で情報かき集める努力ってのもしない! これじゃAIに仕事ぶん取られてもおかしくない……いや、むしろどんどんぶんぶんぶん取って欲しい……おっとまたまたタマタマ話が逸れた! とりあえずドラパルトには一刀両断! する権利ある……それだけできるチンコある……それでとにかくイダイトウ! お前はこの後こう言った! 「って何でやねん!」 って! 何でやねんねん! ってこれは一体いつの話? 古び過ぎた言葉は死語通り過ぎて滑稽ってことを書いてるヤツは知らないらしい……まあ何でやねん……Vやねん……何がVやねん……改めて言えば俺は永遠のクソホモ童貞ドラパルト……

  「そ、それは冗談だろ!……お前だってわかってたはず!……こんなこと認められるかって!」

  「ドラパルトはん!」

  ああ、カロンのやつスゴい形相で睨みつけてきた……そこにはちょっぴり、情念、混じってもいる……ったく女々しいったらありゃしない……

  「そんな言い草あらへんやん! だってあんさん! ワイかてちょいとな……」

  カロンのやつ急にショボンヌ城……まあパルファム! に比べりゃここは侘び寂び効いたところある……落差ってもんそりゃあるさ! 俺だって泊まるんだったら思い切ってパルファム宮殿! 良いとこ借りるのアリだった! そりゃベッド! 王様の! 黄金の枕! 深紅の緞帳! 翠玉のシーツ! あしらえられた意匠はあれもこれも何て複雑! 精緻! わかる! わかるさ! ここで横ンなれたらどんだけ幸福、なれるかだなんて……想像するだけで羨ましい……やっぱり圧倒的な権力! 肌にまとっているのはね……何でもこの宮殿だって外国との戦争、打ち勝ちまくった賜物って話……栄華の裏には当然影……血生臭くて生々しい裏ってもんがある……でもそれにしたって、唆られるところは大……まあ俺がカロスの王様だったら敵国から好みの雄奴隷じゃんじゃん仕入れ……毎晩コレはという雄と寝るってこと多分する……まあそんなことは何度も話した……これ読んでるお前らだってそう……リアルじゃ奴隷以下のくせして、内面だけはどんどん膨張してく一方で……まあ、ゴミクズ同士の俺たち、仲良くやっていこうじゃん……まあ俺はドラパルトだから多少は上から目線の余裕あるってこともある……

  「……このカラダをつこてな、このカラダをつこてな」

  なんか俺がべちゃくちゃやってる間にもカロンは結構喋ってたらしい……けど俺はちっとも聞いてなかったら何のことだかさっぱりで……

  「ドラパルトはんをめいっぱい幸せにしてやろと思たんやで!」

  「……」

  「……」

  「……」

  「何やドラパルトはん! そんなアホヅラして!」

  「いや! いや! そういうわけじゃ!」

  「そうじゃなかったら、何やのん! ワイ、本気やでえ!」

  「いや! いや!……」

  「あんさん!」

  今度はいきなりぺちいいいいいいいいいいいいん! って俺の頬引っ叩かれた! なんかいつの間にかヒトガタみたいな手のひらなったカロンの鰭でさ! 俺は唖然! 呆然! だって俺のことを引っ叩いても良いのはパッチラゴンだけ……パッチラゴン! アイツは俺の手綱握ってるし……俺の尻叩いて良いのもアイツだけなんだ……ダメだよドラパルトそんなことしてちゃ! って感じで俺を律してくれるパッチラゴン……アイツの手のひらだけが俺をわからせられるんだ……俺がいかに雄としてクズかっていうこと……真面目にやってかないといけないかっていうこと……そんなことを興奮でチンコおっ勃たせながら情けなくも俺は思って泣きながら喜ぶんだ……何せSV! だろうが何だろうが俺のポケ生は続いてく、きっと……ガラルの地に永遠に磔にされたまま、俺はどこへも行けなくて……

  「ドラパルトはん」

  イダイトウ、俺を顎クイ……それにヤツのガタイがぐっと俺のクリアボディに近づいて……ぺたりと密着してくる……肉感がイヤでも伝わってくるからやめてほしい……それに雄の芬芬! 鼻つく臭い! 股間から否応なく漏れ出てくる! 明らかにチンカス溜まってますって言いたげな! しかもよくよく見ると先端の形くっきり……おまけにちょっと濡れジミ、できてるし……

  「ワイ、あんさんのこと好きやで、いや、愛しとるんやでドラパルトはん」

  急にシリアスなこと言い出すの勘便……そういうのは丁寧な描写の積み重ねがあってこそ……こんなんじゃくだらないファンタスムの発露……それ以上でも以下でもない代物……でもそんなこと関係ないと言わんばかりに、アイツの顔どんどん俺に迫って来てて……俺はやっとのことで顔背ける……やたらと熱いカロンの息がウンザリするくらい顔にかかるのやめてほしい……俺の肌は実は結構繊細なんだから……その瘴気で変なシミとかできたらどうするつもり……そうなったら俺はいよいよ雄として絶望的になっちまう……

  「最初会った時からホンマ鈍臭い……どうしようもないヤツやと思っとりました。けどな、あんさんとベラベラくっちゃべっとると、だんだん可愛く思えてくるようになったさかい、ホンマに好きになってしもたんですわ……」

  「…………」

  「そりゃワイだって始めはアホかと思っとりましたけど!……ああ、ワイもあんさんみたいなクズばかりと絡んで、頭おかしくなったかと思ったで?……でもそうやなかった! ワイはドラパルトはんのこと好きになってしもてた! わかるか? ああん?!」

  「い、いや……俺には全然……何が何だかさっぱり……」

  「せやろな! ワイかてさっぱりワケわかりまへん……なしてあんさんみたいなどうしようもない雄を好きになってしもたか……嘘やと思いたい気持ちも山々やねんけど! この沸々たぎる気持ちに嘘はつかれへんねん!」

  イダイトウだいぶ熱便! 俺はあまりのことに血便出ちゃいそうな気までする……だって俺には何もわからない! カロンめに好かれる義理も謂れも俺にはなくて! むしろ嫌われよう嫌われようって積極的にやってたとこまであった! 何より魚! 俺には最初からお呼びじゃなかった!……はずなのに……

  「なあ、ドラパルトはん、もう一回聞くで?」

  イダイトウ俺に死の宣告しようとしてる……股間がさらに2倍膨れ上がったようになる……たぎる血潮がパンツ越しに俺のムチムチボディに直接……ひどく気持ちが悪くてならない……どうして布地、はち切れないかあまりにもフシギダネ……

  「セックスしようや、ドラパルトはん」

  「イヤです!」

  俺は即答!

  「絶対に、イヤでえす!」

  って言ったか言わぬか! すうぐ手のひら飛んでくる! ちょうどアッパーかけるよに! 俺の顎下をバッチイイイイイイイイイイン! とかしてくるんだ! 首が吹っ飛ぶかと思うくらいの衝撃! 何てヤツ! 気に食わないとすうぐ暴力! そういうの絶対イクない! 俺は糞害……

  「何でや! そこはうんうん言うとこやんけ!」

  「んなわけあるか! 大体俺はお前のことなんかちっとも好きじゃない! うんこ! うんこ!」

  「せやかてあんさん! ワイ頑張ってこういうカラダ、なったんやで! これでええやろ!」

  「何がええねん!」

  何度でも言う! 何がええねん! まあ確かに体格はバッチリ俺好み! 雄っぱいの盛り上がりマウンテンカロスみたい! 胸と腹の境目がはっきりわかるくらいに輪郭しっかりしてるのグッド……腹筋だってまあ見事バッキバキさ! だいたいガチムチ気取る野郎の大半は胸はいいけどお腹がね……俺とどっこいどっこいってとこだから……まあケモナー! そういうのが好きなんだろ? だろ? けど俺は600族だからギリギリまで厳選させてもらいたい……そういう意味じゃ及第点! この膨らみ具合と引き締まり具合の絶妙なバランス……そして何よりチンコ! チンコ! 崇拝したくなるよなデカさ! パンツ越しにも偲ばれて……そこから思い浮かぶあらゆる暴行! 考えるだけでゾクっとする……けどこんなこと言っといて何だけど顔はイダイトウ……スリットから飛び出しかけてた俺のチンコ! カジリガメみたいに首ひっこめてく……それはそう! 何せコイツはどんなに肉体を取り繕ったってにっくきカロンにゃ、変わりない……俺は冷静さを取り戻さなくっちゃいけない……

  「俺は何言われようと絶対にお前となんか! それなら死んだ方がマシ! うんこ! うんこ!……」

  「いや、あんさんもう死んどるやんけ!」

  「うるさい! バカ! バーカ!」

  俺がどんだけイヤイヤして反論してはい論破しようとしてもカロンのヤツ聞く耳持たなかった! はち切れそうなビキニもそのまんま……もう何というかゴムみたいにどこまでも伸びてく……アイツが感情昂らせてカラダ動かすたびにそこもゆっさゆっさ! たわわに揺れて! ぷるうんっ! って弾んでる……のが俺の腹をペチペチ……けど俺は全然興奮しないから……なんて言ってるとまあた俺を平手打ち! そうやってお前は! 言っとくが俺を打っていいのはパッチラゴンだけ! 何てったって俺は親父! あのどうしようもないドラドラパルト……にだって打たれたことなかった! いやまあ、その代わりに散々チンコでは……けどそれはまた別の話! パッチラゴン! 俺を叱っていいのも躾けていいのもお仕置きしていいのもアイツだけで……それは聖域みたいなもんで……神聖にして犯すべからずなヤツ! それをコイツはどうしようもなく侵犯! このチンパンジー! 腹パンしてやりたくなる気持ち多大……けど俺の可愛いお手手じゃとてもあいつを気絶なんてさせられなくて……それに腹筋……見るからにジュラルドンみたいに固そうで……砕けそうなのは俺のドラゴンクローってとこ……

  「ドラパルトはん! 好きや! 好きや! セックスしようや!」

  ってうるさいことうるさいこと! 答えは理不尽にも二択しかない! 「はい」か「いいえ」! けど「いいえ」って言うとすうぐビンタ飛んできて……何てヒドい無限ループ! 言うまでもなくこれは暴力! 物理的な! それと物語的な……どうやら俺をとことん陵辱するさま! 描いてやらないと気が済まないらしい……いつから俺をそんな目で?……何度でも言うけど俺はどんな雄ともヤレない宿命定められたクソホモ童貞ドラパルト……ってことを忘れてる!

  「ぅあああああああああああああああああああああああああああああああ!」

  俺は逃亡しようとした! 扉突き破って窓ガラスぶっ飛ばしてミアレの街へ抜け出して! この忌々しいカロスからやっぱり俺の大地たるガラルへ逃げ帰ろうと試みた……けど寝室の扉が開かない! まるで鉄扉! びくともしないっピ! って思わずギエピー顔にもなる……けど俺はゴースト! 壁すり抜けるくらいなら余裕……って、へえっ?! となる俺……あまりにも、あまりにもご都合主義なんだけど、俺は壁のすり抜け方わかんなくなってた! 特にやり方とかそういうのなくて、ただ感覚でできてたことだったから、いざすり抜けようとするとどうすればいいのかわかんなくなった! そんなことってある?……けどまあカロンのヤツと不本意なカロス旅行、させられたからにはストレスも溜まる……そうなるってえと、ふと当たり前のこと、忘れちまうってことはある……大事なエロ画像、エロ動画溜め込んでたアプリのパスワード、いきなる忘れる、みたいにさ……けどそんなことより深刻なのは、俺がここから逃げられないこと! まさか……まさかそんなこと……あるはずはないって俺は思ってた……けど……

  「逃げたらあかんで、ドラパルトはん」

  勝ち誇った笑みしてるのはイダイトウ……扉の前でウジウジしてる俺の腕を取って、無理矢理ベッドに引き戻す……俺は両腕しっかりホールド! されていよいよ身動き取れなくなる……

  「ほんま、意地らしい子やわあ、あんさんは……ワイが一晩であんさん幸せにさせたる言うとんのに……」

  「け、けどカロンさん! 俺はあなたみたいなやんごとなき方の相手するにはあまりにも不浄なので……!」

  「何を言うとんねん!……」

  俺の言うことマジで馬耳東風、暖簾に手押しの有様……カロンの頭にはもうただ一つのことしかないみたいで……すなわち俺をオナホにすること……俺をネットで無限に再生産されるポルノの一つに仕立て上げること……『ミイラ取りはミイラになりたい』! 凡百あるエロ小説の一つに過ぎなく、させること……

  「さ、今晩は楽しもうで、な? ドラパルトはん……」

  「カロンさん! ちょ、ちょっと待って……」

  「何や、これ以上ワイのチンコ、イライラさせんといてや……」

  「いや、そんなワケじゃカロンさん! 俺はただ、お話したいことたくさんあって!……」

  「ん? 事後にねんねしながら聞くんはあかんの?……」

  「ええ、ええ! 是非耳かっぽじって聞いて欲しいって思うんです! これは本当に面白い話なんですから、是非、是非!……」

  ってなわけで俺ドラパルト……十八番のべちゃくちゃやり出した! 気分はまるでシェヘラザード! ってなとこ! だって喋り続けなきゃヤられる! 間違いなく……そしたら一貫の終わりだし……いやそりゃホモ童貞! コンプレックス甚大! まあ確か! けど卒業するにもそれなりのこと、求めてる俺だもの……何が何でもってわけじゃない! それじゃただのケダモン! ポケモンなんてそりゃケモノ! とかお前ら言うけど……それは人間至上主義って物言い! 俺は物申したい! ポケモンにだってどデカ! な魂! 五分か何分か知らんけど!……けど、等身大チルタリス……大きなガブリアスクッション……結局のとこ、最後にモテ! るのはそういうヤツら……新参者のドラパルトじゃ所詮ルビサファ! ダイパにゃ勝てやしないって……ああなるにはまだまだ経験足りなすぎる……まあ最低でも10年は……それにどうせ、ボーマンダとかフライゴンだとか加わってイチャイチャしだすの俺わかる……三匹寄れば文殊の知恵……四匹寄ればチンコも4倍フェアリーの如し……まあ芳しいの麗しいの何の……ムキムキもあれば豊満もある……どれでも好きなように絡ませてやればいい……適当にモンポケ! 子どもが遊ぶ、みたいにさ……でもそんなことつらつら言っても俺の疎外感フカマルばっか……ああ、話続けよ……

  ってなわけで、カロンのヤツがイキリ立って俺とヤルかヤラないかってなった寸前に俺は喋り出してさ……聞いてくださいカロンさん! 始める前にどうしても! 俺の話を聞いてほしくって!……いや絶対! 面白いって思いますから! 俺だってこの話してるとおかしくておかしくってたまんなかった! どうせならそれをカロンさんとも共有したいんです俺は! なんだかんだ喜怒哀楽! 一緒にした腐れ縁……じゃなくて仲じゃないですかカロンさん! って言ったらアイツも気を良くしてニンマリ……ほな、話しなさんな、ドラパルトはん! って俺に促す……けどまあビキニからはチンコくっきり見えてるのには何の変わりもない……というか時々亀頭! はみ出したりもしてるし……コイツはもどかしげにそこをモミモミ……やらしい手つきで延々とね……それにわざとらしく気持ちズラして、引き締まった鼠蹊部やらふっくらと膨らんだ臀部の肉を見せつけてくる……ムンムンとした雄の臭い! 明らかにチンカス溜まってそうな鼻つくやつ! 漂わせてるから一触即発……ってわけで、ここで小噺! イカにイカされて狂っちまった俺の話を一つ!……

  ———————————— ———————————— ————————————

  「エイ! エイ!」

  「ド、ドラパルト?」

  「エイ! エイ! エエイ!」

  「ど、どうしたんだよお……?」

  「エイ!(そうなんだパッチラゴン! 俺はすこぶるいい方法見つけ出した……要するにみんなにモテ! されるコツってヤツ! ってのはもちろん! 流行りに便乗、これさ! 何せケモナー! どこもかしこもイカ、イカ、イカ! そんで鮭、鮭、鮭! トラ、トラ、トラ! で敵機撃チンチンって感じ! まあ誰もみな開口一番ガチホコがどう、バンカラマッチがどうだのって、俺には一体何のことやら……まあガチホモしたいってのはそうだし、バンギラス×カラマネロ?……で、夜のプロレス?……まあありっちゃあり? ってトコだけどさ……そんなことより、俺の立場どんどん悪くなってるの、ホント何とかしてほしい……使用率50位って微妙なところ、漂っててさ……可も不可もない……こんなんじゃ強さ、誇れない……だったら俺の取り柄って何? ってことになるやん? なああんさんほんまこれからどうすんねん? って頭の中のイダイトウねちねち……そうやってろくに努力もせんでかまけておるからこんなことなんねん! ちっとは反省したらどうやドラパルトはん! 子ども2匹育ててる身やんけあんさん! いい加減、そろそろ腹、決めたらどうやねん?……わかる、わかるさ! 何せSV! もうちっとで発売……けど、これが終わる頃にはもうとっくに発売! してるかもしれなくて……なんてったってアイツの筆の遅さと来たら……遅いので得するのはチンポだけってこと、教えてやりたい……そうすりゃケツん中の楽しみ増えるし……けどそれはそれ……勢いノッて書きだしたはいいけど、後は数ヶ月放りっぱなし! ってのはよくある話! そのせいで、俺はどんどん話引き伸ばされて、クズの極み! みたいに扱われて貶められて……世のドラパルト好きだってこんな俺のグチグチ! 見たら目を背けるに決まってる……それこそゲロ見た、みたいにさ……そろそろ長文DMくらってもいいと思う……お気持ち表明ダイレクト……そんだけのことはしてきるんだアイツは……まあ、別に俺はアイツが不幸になろうがなるまいがどうでも良くって……何せ俺は自分のことで精一杯……何とか最悪の方向、行かないように頑張ってる俺ドラパルト……ああ、相変わらず俺は思いついたまんま喋るから何が何だかわかんなくなってる……でも結局、俺の話に大した意味なんて無いって言えばそれまでなんだ……言いたいことあるってったってそんなんでもないし……理解されたい! 分かりあいたい! って気分、毛頭なし……けど、俺の心の内のパッション? っていうと気恥ずかしい……ゴーストのパッションなんて持ちようはないんだけど、とりあえずそうとしか言いよう、無くってさ……とにかくシャウト! したい俺……ってことにしといてくれ……)」

  「ドラパルトぉ!」

  「エエイ!(どうしたんだよパッチラゴン!)」

  「う……うーん」

  「エイ! エイ!(だってパッチラゴンわかってほしい俺のこと! 俺には最早こうすることしか……マンタロー! バクダン! テッキュウ! 今のトレンドはアイツらなんだから便乗しない、ワケもない! そりゃこんなことして恥ずかしくねえのかってグチグチ言う向きあるのわかる……でもさ! モテ! ってのは結構切実! 恥とか外聞! 考えてたらどうしようもない! とにかく人気! これなんだパッチラゴン! だいたいアイツらがモテるなら俺だって確実にワンチャン……だってタチならめちゃくちゃ腰触れるし、ウケならめちゃくちゃ可愛く鳴ける! 自信ある! イメトレは100万回くらい、したからさ……)」

  「ううっ……」

  「エイ!(どうしたんだ、どうしたんだパッチラゴン! そりゃお前はいっぱい雄っぱい俺のこと気遣ってくれた……それはわかる! わかるんだパッチラゴン! だからこそ俺も変わらなくちゃってスゴく思う……思ったってことだけは一歩チンポ進んだってこと認めてほしい……俺はただ褒められたいだけ……よくやったよドラパルトお! ってその一言だけで俺は昇天……できちゃいそう……そりゃ言ってることはどこまでも汚辱に塗れてる俺だけど心は至って純真! イノセンスな俺を見ていてほしい……そうでもなけりゃこんな傍目から見て頭のおかしいことなんてするもんか! でも俺はこんな馬鹿げたことやって感じられたことってある……アイツらの気持ち! もちろんプテラとかオンバーンとかアイツらのことじゃからっきし! イカども! タコども! そんでシャケ、その他モロモロチンチン! ああ、俺はヤツらの魂を全身に受けて……ちょっと別の意味でイキかけてる……冗談抜きで俺は神の存在、感じまくってる……ああ! パッチラゴン! すたすたと立ち去ろうとするのやめてほしい……俺は何も怪しいことなんか! きのみジュースが欲しいならタンバシティヘどうぞ!……けどそんなことはどうでもいい! フェスだフェス! 俺をステージの上に上げてくれ……今なら俺は世界の中心! なれそうな気がしてる……草! 火! 水! どんなヤツでも来やがれ! 最後に勝つのはこのドラパルト……どんな泥水啜っても最後は理想の雄の逸物啜ってやるんだから……)」

  「ごめん、ごめんよドラパルトっ! オレ、ちょっと休みたいんだからさ……!」

  「エイ、エイ、エイ!(ああ、行かないでくれパッチラゴン! 俺を見捨てないでくれ! 俺の話を聞いてくれパッチラゴン! 俺はあまりにも苦しくてたまらない……こんなふざけた運命背負ったからには、もがかないではいられないっての、お前もよく知ってるはず……そりゃ醜態! 晒しまくってるって自覚ある……けど、これは自虐のためなんかじゃ! 断じてなく! まあ同じことずっと繰り返してきてはいるけど、どうせ生きてるってそういうこと! 一度も同じこと言わずにせずに済ませろだなんて難しい……譬え話をしようパッチラゴン! ここに悩める男ありき! 苦しみに苦しみて夜は一睡もせざりき! ここにまた別の男ありて彼のことをいたく笑えり! 男嘲笑う男に答えて曰く! 幸福なるかなパリサイ人よ我汝のこと許せり! 汝それ故に苦しむことなからん為なり!……ってこれはいったい何の話?……言ってる俺にも何のことだか……けどとにかく、とにかくなんだパッチラゴン! ああっ、俺はっ……俺はっ……何と言うか俺の生も性も本当に苦しみに満ちて救われるところを知らない……どれだけ俺の悲惨クドクド……しようがそれでいい雄! 寄ってくるわけでもない! お前らはただ適当にいいねやブクマやら押して立ち去ってく……俺が語るためだけにどれだけ血を吐いてるかもわからずにさ……結局はお前らは軽薄なポルノを通してその描き手を見てるに過ぎない……お前らが愛しているのは表象された架空の2次元なんかじゃない! 断言できる! お前らは永遠に結婚しないできないとか曰うけどそれはお前らが意気地なしなだけ……ヒトガタ生まれて何十万年! 経って以来一番しょうもなく情けない薄っぺらいお前らはひたすらリアルから逃げてるだけなんだし……それはお前らが進歩してるからでも何でもなくて! だったら見よ! って俺は威勢よく言ってみる……けど既に見切り発車で言い出したことに自信を無くしかけてる……けどだいたい俺にはどうすることも……まあ俺なんかよりもっとどうしようもないお前ら……そんなに文句あるなら自分のDM欄でも見返してみるといいさ……そこにどんな画像投げたか、投げられたか?……結局価値なんてのはそんなところにしかないんだ……ましてやAI! できたらね……絵なんかよりもそれ描いてる輩の肉体の方がよっぽど重要……フォロワー多い絵師とヤレたかヤレないか! 2ケタ3ケタなんかゴミ! 戦闘力5! ましてや字書き! それならウンコとヤッた方がまだましってお前らは思う! 神絵師だ神絵師! 3ケタより4ケタ! 4ケタより5ケタ! 6ケタとやれたら絵師の精液通して自分まで神になれるかも……それがステータスになってる……だからお前らはそのだらしないカラダや短小チンポを今日も絵師に送り続けてドン引きされてる……ざまあない!……ああ、けど俺はそんなことはクソほどもどうでもよくって……何せ俺にはいま思うがままにヤレる相手いない……さしあたっての問題は何よりそれで……朝一緒に起きて、気怠い時間を一緒に過ごし……一緒に朝ご飯を食べる……けど今日は互いに特に予定もない……ぼうっと互いの顔を見つめ合って……黙り合うんだ、それも長い時間……してると勝手にカラダの中が熱くなってくるのを感じる……どちらかが話を切り出すのを待ってるんだ……どちらが先にこの情念に耐えられなくなっちまうか?……我慢比べするのも粋……で、とうとう耐えられなくなった方がほんのりと笑いながら、あるいはそんな自分に苦笑いしながら言うんだ……「する?」ってさ……そういう相手が欲しいだけのドラパルトとは俺のこと、なんだから……ああパッチラゴン! 行かないでくれパッチラゴン! 俺は真っ当なんだ! 真っ当だからこんなこともしてしまう……パッチラゴン! パッチラゴン!……)」

  「……」

  ———————————— ———————————— ————————————

  「ガハハハっ!」

  「?!」

  「オモロいこと言うなあドラパルトはん!」

  何が面白いかわからんけど腹抱えて笑うイダイトウ……いや、本当にワケがわからないけど、まあ結果オーライってとこ……よくよく考えなくても年季入っただけのバカだから……おつむは俺より単純かも?……これがヒスイ野郎の限界ってさ……もちろんむかしのヤツらのことみんなバカにして言ったわけじゃなくって……俺は万ポケ平等に接したいって思う品行方正なドラパルト……まあヤる雄に関しては……そんなこと言ったらまたダラダラ喋る羽目ンなる! とっとと話! って思うんだったら黙っとけ!

  しこたま腹筋引きつらせて緊張しまくってるガタイにはちょっとビクんと来そうなもんはある……けど顔はイダイトウ……俺は気ぃ取り直す! いくらそんな姿なろうとも、コイツには絶対欲情しないって決めた俺だから……

  「で、なあ? ドラパルトはん?」

  ちょいと俺が黙り込んだ隙にすかさずコイツ! 不潔にも! 股間の隆起! 見せつける! ガタイに対して明らか小さい黒ビキニからはもはやそのものが浮き上がってる……血管の浮き彫りまでしっかり見えてさ……なんでハチ切れないかって思うくらい……まあケモホモ小説……これも一応……ヤるべき描写はヤルってことで……まあ俺はヤラないけど……ヤってしまったら小説が終わっちまうし、そういう倫理は守れる俺だから……なこと言ってると、イダイトウ……親指と人差し指でビキニの脇を引っ張って、淫らに腰を左右に揺らす……パチン、と音立てて黒の布地がヤツの腸骨を打つ……俺は動じない……決して……ビキニの裏側にあるものに微塵も興味なんて……

  「なんや、モジモジしたって……かわええのう」

  そうやって乙女くさいこと言っても無駄なんだから……

  「違う! 違うんだ! そうじゃなくて!」

  俺は咄嗟に舌を動かす! もろちん何かを舐めるためじゃない! ただ言葉のドラゴンアロー! 繰り出すために! まだまだ話は続くんだ俺とパッチラゴンの! ってわけでパッチラゴンが困惑したところから……かわいそうにパッチラゴン! あまりンことに頭痛が痛く! なっちゃってね……テント引き上げようとしたパッチラゴンに何とか俺は、追いついた……

  ———————————— ———————————— ————————————

  「エイ! エイ! エイ!(パッチラゴン! どうしたんだ急に頭なんて抱えて! 俺にはもう何の心配もいらない! だって俺はマンタロー! つまりモテ! 少なくとも全国400万人! いやもっと! のイカどもが俺に恋してる! 選ぶ権利はもちろんもろちん俺の側! 何も困ることなんか! むしろこれからなんだ俺は……この3年間俺に見向きもしなかったセンスのカケラゼロ! 頭イヌヌワン! どもにねっとり復讐! してやれる……散々匂わせて直結どもの欲情煽りまくった挙句袖に振りまくって……ってことでできる……やっぱり俺に必要なのは権力! そして暴力! フーディンがスプーン曲げるみたいな! 超能力! 俺は有効に活用してみせる! なぜなら俺はドラパルト! 600族で強いドラゴン! なんだから!……)」

  「ご、ごめんよドラパルト……オレ、どうすればいいかわかんないんだ……ちょっと時間が欲しいだけなんだよドラパルト……」

  「エイ?(わかる、わかるさ! 急にキャラ変! した俺に戸惑う気持ちすごくわかる……なんだけどパッチラゴン! 俺は大わたつみみたいにお前の名を呼び続ける! Vieil Océan! ってな感じ! ああ、パッチラゴン! そりゃ俺はマンタロー! 名乗ってったって心まで売ったわけじゃない……こんな恥晒しをするのも、最後は俺の勝利が約束されてる確信あるからこそ! むしろ成功のためには恥を偲ぶことだってしなくちゃいけない……それこそが波瀾万丈! 俺が立ち向かわなけりゃいけない試練というもの! これは文字通りのドラクエ……DRAGAPULT QUEST……だから俺に失望だけはしないで欲しいんだパッチラゴン……ちょっと理解するのに時間かかるかもしんないけど……俺が俺であるためにはこれはどうしても必要なこと……大体マンタロー! なることよって、俺は俺以上の可能性みたいなものを閃くことができるんだ……俺は、誰かになれる! これだけで何て解放感! 清々しさ! きっと俺にしかわからない……大体本当に俺はすりみ連合! なった気ぃした! イカとかタコとかフィーバー! してる前! 俺はエイエイ言ってるだけでヤツら興奮! 絶頂! エイエイオーって言えマンタロー! マイクロビキニ履けマンタロー! とか黄色い歓声バッチリ……アイツらが喜ぶんだったら俺は何でもやったるで! って気にもなる……そうしてケモナーどもの歓心買いまくって俺は人気者……とにかく、俺の野心野棒満たすにはまずはそういうの、なくっちゃさ……だからそれまでの辛抱なんだパッチラゴン! ヤッてやるんだ俺は! 俺はマンタローだ誰かセックスしてくださいお願いします! ああ、パッチラゴン! パッチラゴン!……)」

  「ド、ドラパルト! ごめん、ごめんよっ!」

  「エイ! エイ! エイ!(パッチラゴン! ああ、パッチらごおン! パッチらごおン!……)」

  「………………………………」

  「なんやドラパルトはん! そんなおかしな口調して!」

  「エイ?!(イ、イダイトウ! なんでお前が……)」

  「何でもクソもありまへんがなドラパルトはん! ワイずっと待ち惚けくらって寂しくてならんのですわ……」

  「エイ! エイ!(そんなの俺知らない! 勝手に物思い! 耽っていればいい……何だったら物もらいなんかしちゃってさ……とことんイヤな思いしてくれた方が俺は本望……だってお前は一度は死んで地獄を見た身……)」

  「何やその態度は! ワイがこんなに待っとるのに! けどまあ、今日のところは許したるわ! とかくやでドラパルトはん! いつまでもクドクド喋んなさんな! はよワイと行きましょや!」

  「エ……エイ!(そもそもイダイトウ! お前勝手に俺の小噺に入り込みなんてしやがって! お前がここにいるのは場違い! 明らかに! いていいのは俺とパッチラゴン! それだけ……秩序乱すなんて俺許さない……さっさと俺の物語から出ていけえ!)」

  「ああん? 何や、ワイとドンぱちやろう言うんかい?……おい、ああん?」

  「エイっ!……エイっ……(ああっ!……ああっ!……殴るな! 殴らないで! 殴らないで! そうやってすぐ手? というか鰭? 出すのはズルいから……)」

  「何や! 言いたいことあるんやったら言ってみい、ほれ!……」

  「エイ……(そんなこと言ったってイダイトウ! お前は俺が何言ったってすぐに暴力振るうし……何一つ聞き入れてくれやしないくせして! 俺はお前のアコギな手口、知り尽くしてる……お前は結局生きた年数でマウント取って俺のことなんか否定しくさって……俺をわからせようとしてくる……俺をとことん苦しめることにこの上ない喜びを覚えてるサディストなんだお前は! うまいこと俺を誘惑して地獄へ引き摺り込もうとしたこと、俺は断じて忘れてないからな! 俺に馴れ馴れしくしてたって所詮は同じこと……あっ! そうやってまた俺を打ちやがって……)」

  「そんなんあんさんがいつまでもクドクドグチグチ! 話終わらせへんからやろがい! わかったらとっととワイとヤラんかい、このグズ! だいたいそんな口ぶりして何なん? マンタロー? だなんてふざけたシャレはやめとき!」

  「エイ……(うぐっ……!)」

  「どんだけ誰かになりきろうしたってそんなんあきまへん! ドラパルトはんはどこまでいってもドラパルトはんなんやから……そうやって自分こと卑下するのアカンってほんま何度言うたらわかんねん! ようわからんものになりきってる何某かじゃなんかやないやんけ! あんさんはあんさん! よそはよそ! そこんとこ誇り持つってことをすりゃええねん! そりゃドラパルトはんにはちと難しいことかもしれまへん! けどなドラパルトはんよく聞きなさんな! ドラパルトはんはドラパルトはんで十分容子ええ! ワイが保証するで! だからこんなクソしょうもないことなんかとっととやめんか、このクソホモ童貞!」

  「んああっ……んああっ……!」

  「わかったら、とっとと始めるでドラパルトはん! がっはっは!……」

  「んああっ……んああっ……!」

  ———————————— ———————————— ————————————

  「(んああっ……んああっ……!)」

  「ドラパルトはん! なあ! おい、ドラパルトはん!」

  俺はとても頭痛くてならない……脳味噌が熱くなって全然働いてくんない……喋ろうとしてもうまく口、回んなくなっちまって……おかしい、こんなはずはないはずなのに……だってイオブル! ここカロスにはいないはず……脳内乗っ取られるなんてリアルでは決してありえない!……やっぱりこれは夢……夢なんだ……けどこんな覚めない夢もある?

  「あああっ! ワイ、もう我慢できへんドラパルトはん!」

  そしてカロン! いきなり両手でビキニ! ずり下ろした! たちまち下腹部! チンコ露出! すさまじいの! ずっと布地に抑えつけられてたもんが一挙爆発! とんでもなく上反って首伸ばすアマルルガのよう……顕わになった下半身は確かに美事……太ましくも逞しい腰つきからくっきりとした輪郭線を描きながら鉄板のような鼠蹊部がまざまざと……そしてそこから屹立するチンコ! ペニス! 陰部! だとか何とか言っても足りないような雄み! 俺にモロ見せした興奮でますます膨れ上がってる……自己主張も甚だしいくらいブラブラ……ホカホカと湯気立てて鼻につく臭いも立ち上らせてて……亀頭はとっくに我慢汁でグチョグチョ……おまけによくよく見るとカリのあたりにゃ白っぽいカスがちらほら……やっぱり、クソほど、チンカス溜め込んでこんでやがって……見るだけで臭そう! 美味そう! ってなるけど見上げれば顔はイダイトウ……

  「(んああっ……んああっ……!)」

  デカさと言ったら超弩級……あらびきウルスト3本くらい束ねたような太さ、長さ……そしていわタイプかと見紛うほどの硬さ……そんなものが俺の眉間でピクピクと自己主張してたんだ……言葉が何も出てこなかった……チンコと昂って火照ったイダイトウの顔、交互に眺め……

  「ドラパルトはん!……めいっぱい愛してやるからのう……!」

  「(んああっ……んああっ……!)」

  イダイトウ、チンコを俺の額の上でペチペチ……よろしくなあ、みたいな感じでチンコがビックンビックンご挨拶……俺は目を逸らしたくても逸らせない……どうやっても視界には大きな影……それに目を瞑ったってこの臭さからは逃れられない……未来はもはや確定的……俺はコイツに犯される……しかも相手は何の因果かイダイトウで……それになんか知らないけど獣人っぽい見た目になってて……

  「ほれ、はよワイの生チン、咥えてえや……」

  「(んああっ……んああっ……!)」

  熱い肉棒が俺の顔をイヌヌワンみたいに舐め回してくる……ヌメっとした感触が本当に気持ち悪い……しかも亀頭がわざとらしく鼻の穴を塞いできて……ヤバい臭いが肺にまで入り込んで来てハイ! になんてとてもなれそうもない……もう既に窒息してしまいそう……

  「(んああっ……んああっ……!)」

  セキタイタウンにぽっかり開いた大穴から突然巨大な光が飛び出してきた!……それはグングンと伸びて瞬く間に天に届いてしまいそうなほど! カエンジシがゼルさんイベさん! 復活させようとした夢の跡から! 光の正体は一向にわからない! 何もないところに光は灯らない! 光が溢れ出してるというリアルだけは変えられない! 漫然たる! 紛うことなき! 真実な! 小さな町には続々人が押し寄せて唖然としてこの情景見てる……その間にも光は天球のテッペン! 達して空を明るく満たしていく……これは何かのエネルギー? もしやカエンジシ死してなお志士のごとくその怨嗟を晴らしに?……とかく人々騒然……一体何が起こるやら……

  「(んああっ……んああっ……!)」

  イダイトウのチンポがいよいよ俺の口をペタペタ!……けど決して口なんて開いてやるもんか……ところ変わってシャラシティ! マスタータワーが鮮やかな光! 纏い始めた! もちろんイルミネーションだとかプロジェクトマッピングとかそういうのじゃ! 誰も聞いてない、誰も知らなかった……けれどいきなり光りだしたマスタータワー! 満ち潮になると消えちまう浜辺の道の向こうで、まるで炎上したように……確かにそれは一箇の炎みたいに鮮やかだった……けれどその源は一体?……まさかルカリオナイト! 何かに共鳴して? けれど真相は誰にも……とかく情報錯綜! してるうち、遠くの海神の穴も光り出したってカロス中いよいよ大騒ぎ……なんかわかんないけどルギア様もこの事態にビンビンらしい……まあそれはそれ? やかましい! それを決めるのは俺ドラパルト……

  「ドラパルトはん……愛してるでえ……好きや、好きやでドラパルトはん……」

  「(んああっ……んああっ……!)」

  けれどチンコは着実に俺の口に迫ってくる……心無いフェラチオ、させようとしてくる……これはもう時間の問題……けどそれを許したら! 情景考えるだけで恐ろしい……俺にできることは、ただひたすらその時を引き延ばすことだけ……ってなると俺は大得意! 俺はそんなことになるの絶対にイヤだから……一方的なイラマチオ! 俺の口内! 喉マンみたいに扱われ! 胃にまで精液ドバドバ! だけじゃ到底性欲満たされなくって今度はバック! 容赦なく!……カラダ中をヤツの黄ばんだ精液で浸されちまう! そんなことが延々続くなんてイヤ……だから俺ができること! つまりいっそ続きを書かせないこと! これに尽きる! 前編! これは前編! そうするためにゃ天変地異! だって起こしても構わなくって……カロンのヤツにお尻ぺんぺん! されて勃起! からの射精! だなんて情けない醜態晒すくらいならそっちの方が遥かにマシってこれはセカイ系? なんてしょうもない! とかお前らはたぶんきっと思う……けど、これは本当に大事な問題なんだから……

  「ドラパルトはん……ほな、始めよか……」

  「(ああっ、俺はっ!……俺はっ!……)」

  みんな! 今まで俺はトンデモない嘘つき続けてたこと謝りたい! 正直言って微塵もヤリたくなかったんだ俺は! そんなことするなら死んだ方がよっぽどマシ……だいたい俺はそもそもホモなんかじゃなかったし……今までのおしゃべりは全部出まかせ! フィクション! みんなを煙に巻くだけの管巻き……こんなものに何の真実味も! 本当らしさもないんだから! 俺の話を間に受けたヤツ全員馬鹿……こんな小説? もどきにマジになってほんとどうしようもない……ああ、気分は処刑を待ってる死刑囚の気分……こうしてる間にもヤツのチンコが1ミリずつ俺の口元へ迫ってくる……俺は恐怖のあまりプルプル……もちろん、これは興奮のためなんかじゃ……そりゃ俺のコライドンお兄さんがそういうことしてくるなら、俺は神に愛されたように歓喜するだろうけど……実際この雄臭いチンコだけ見てたら、ついそういう気分になりかけるけど、顔はイダイトウで……ああ! 何様だかわかんないけど! 助けて! 助けてください! 俺がカロンめにぶち犯される運命から逃してくれるんだったら! 誰か! 誰か! 俺はあなたの言うこと何でも聞く! 雄でも雌でも構いやしない!  それに、ああパッチらごおン! もう理想の雄とか理想のホモセックスとかそんなことどうでも良いから! お前とつつましくプラトニックな愛! 育んでいたい……一緒にドラメシヤたちのこと育てて! 二匹して温かく見守りながら、カレーを食って、年を取る……そんな何気ない日々をお前と過ごしたい! 俺は今までの俺の言動後悔してる! 何もかも!

  だから、だからさ!

  「(ああ、ヤリたくねえよう……ヤリたくねえよう……!)」

  この続きは後編! あるいは中編?……けど時期未定! ってことにさせてほしいんだ……頼むから続くな! お願いだから! 『ミイラ取りはミイラになりたい』! PART ნ ? これにて未完! 続くなよ? 絶対に! 本当の本当に!