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「ふぅ…あ…。う…?」
窓から差し込む光でオレは目を覚ます。あくまでも
…意識的には…だが。暖かい布団にくるまっていると
そこにある幸せな世界からはなかなか抜け出せない。
…だめだ…眠い…。再び眠りに落ちようとしたその時。
(アクセル君。おはよう。今日もいい天気だよ。)
男の明るい声が聞こえた気がするへん…じ…しな…きゃ…。
おは…よ…う…ござ…い…。…ぅ…?
(まだ夢の中かな?そろそろ起きなくて大丈夫?)
…だっ…て…まだ…ねむく…てぇ…。
(そうか~。でも、あんまり長く寝てると…
おねしょして…オムツ濡らしちゃうちゃうぞ~)
そんな…わけ…だって…オレは…おとなで…ヒーロー
だよ…お…ねしょ…なんか…しな…い…し…。
おむつ…なん…て…はいて…な…い…?…っ!?
「ふぁっ!?…ゆ、夢?!オムツはっ!?」
オレはベッドから飛び起きて…おそるおそるオムツの中を
確認する。…濡れて…いない…。よかった…。っていうか…
どんな夢だよ…。ここ数日…粗相を繰り返して、あの男…
ディアスさんにお世話になりっぱなしなのは認めるが…
夢にまで見てしまうとは…。それに…オレもオレだ…。
…ここに来てからというもの毎日オムツを穿いてるし…。
今日だって寝ぼけていたとはいえ…オムツを濡らす心配を
して…ベッドから飛び起きることになろうとは…。
…とりあえずこれ以上失敗するわけにはいかない…。
少しでもそのリスクを減らすために…今感じている尿意を
しっかりと処理するためにトイレへと向かうことにした。
ズボンのひもを解き、パンツ型のオムツを脱いで用を足す。
なんでもない普通のことのはずだったが…いや、下着じゃ
なくてオムツを穿いてるのは普通じゃないか…。
この場所に来て以来、トイレをまともに利用したのって
今日が初めてじゃないか?この歳になって…こんなに長い
時間オムツのお世話になるとは思わなかった…。
トイレが終わり、与えられた客間に戻る。今日はちゃんと
身体が動くし、ようやくきちんとした聴取が行えそうだ。
…そう思った矢先、オレは自身の変調に気付く。
「…え…っ…!?…あれ…?!なんで…?!」
どうやら今日も普通に過ごすのは難しいらしい…。
[newpage]
「アクセル君。おはよう。今日もいい天気だよ。」
男は夢と同じ明るい声でオレに挨拶をした。夢の出来事を
思い出し複雑な気分なったが、オレも挨拶を返す。
「ディアスさん。おはようございます。」
「ちょうど朝食が出来たところなんだ。一緒にどうだい?」
男はどこか嬉しそうにオレに問いかける。
「ありがとうございます。…いただきます。」
オレも好意に甘えて同伴させてもらうことにした。
(相変わらず…味が…。いや、贅沢は言えないんだが…。)
やはりディアスさんの趣向なのか…味付けがほとんどない
ご飯を食べ終える。こういう食生活を続けていけば健康な
体を手に入れられそうだな…と思う。まあ、絶賛謎の不調に
悩まされているオレが言っても信憑性がないのだが…。
「アクセル君、体調は大丈夫なのかい?」
多少嘘を付くのには抵抗があったがオレは…。
「はい、今日こそ聴取を始められると思います。」
そう答えた。いつまでも聴取を先延ばしには出来ない。
多少無理をしてでも…なんとかオレの不調については
誤魔化せてもいるようだし…今日こそはやらねば…。
「うん。そうしたら…ここを片付けたら早速しよう。
ぼくも仕事が一段落したから時間は大丈夫だよ。」
ディアスさんに片付けを任せ、オレは捜査資料を用意
することにした。いよいよ本格的な聴取が始まる。
ディアスさんは予想通りと言うか…とても協力的だったので
聴取はスムーズに進んだ。一般人2名の行方不明の件に
ついては過去の資料の内容とほとんど変わらない内容の
供述だった。行方不明者は2名共に、ディアスさんとは
そこそこ親しく付き合いをしていて…次回会う約束もして
いたのに突然姿を見せなくなったらしく、ディアスさん
自身としても不思議でならないということだった。
前回の聴取は一般人の行方不明者が出た時点で行われて
いたものだったので、ヒーローに関してはここからオレが
正式に聴取することになる。聴取の詳細は省略するが…
内容的にはヒーロー達も一般人の方々と同様の状況なのだ
そうだ。突然姿を見せなくなる…それにしても…。
「そんなに早く打ち解けるものなんだな…。」
2人のヒーロー達とも親しくしていたらしいが…会って
2週間くらいで友人と呼べるような関係になったらしい。
「そうですか?…そういえば昔から友達を作るのが
上手だっては言われてましたけど…。」
そう言われれば納得するものがあるかもしれない。
そういうオレもここ数日で間違いなく絆されている…。
「そういえば…ヒーローのお2人が姿を見せなくなった
時は…代わりみたいに動物を…。」
ピーピーピー ピーピーピー
「…すまない。少し失礼する。」
「あっ、はい。大丈夫です。」
ヒーロー本部から支給されている通信機の通信音が鳴った
ため聴取を中断して本部からの連絡を受信した。
『ライトニング・アクセル。聞こえるか?』
「はい、大丈夫です。」
『聴取の進捗はどうだ?』
「はい、滞りなく進んでいます。」
『本部へ連行しなくても大丈夫かね?』
「…はい、私の責任でなんとかします。」
『本部としては君の危険を危惧している。
あくまでも無茶はしないように。』
「はい、肝に銘じておきます。」
『何かあったら知らせてほしい。』
「はい、わかりました。」
そこで本部との通信が終わる。いつ出ても緊張するな…。
「すまない。待たせた。」
「い、いえ…あの…。」
「ん…?何か…?」
「ライトニングって?」
「…は?…あ、あぁ…ヒーロー名だ…。忘れてくれ。」
「えっ?なんでですか?カッコいいのに…。」
「いや…なんだかキラキラしてて苦手なんだ…。」
「そうなんですか…悪くないと思うんですけどね…。」
いやいや…あんな自身の存在を誇張したような長い名前…
いらないだろう…。名乗るのも非効率だし…。
「悪い。脱線したな…なんの話だったか…。」
「いえ、すいません。余計なことを言いました。えっと…
ヒーローの皆さんが姿を見せなくなってから…。」
なんだっけ…?と男は首をかしげる…あの通信…完全に
余計な仕事をしてくれたな…中身のない内容だったし…。
「そうだ!その後、自分がヴィランだっていう人が
現れたんですよ。思い出しました。」
「…っ!!?なんだって?!!」
ディアスさんがもたらした新しい情報にオレは驚く。
「…そのヴィランの名前はわかるか?」
名前がわかればその存在を特定できる可能性がある。
「いえ、名前は無いと言ってました。」
名前が無いだと…?そんなものは聞いたことがない…。
「あっ、でも世間では…こう呼ばれてみたいな…
なんだっけ…?ヴ…ル君だから…インヴィジヴル…。」
「まさか…インヴィジヴル・イレイサーか?」
「そんな名前でした!アクセル君、知ってるんですか?」
この名前がディアスさんから出るとは思わなかった。
むしろ急に姿を消す行方不明者が頻発している状況から
このインヴィジブル・イレイサーこそがディアスさんでは
ないのかと疑っていたからだ。
「有名だからな…行方不明事件と言えば、その名前が出て
くる…そういう事件の代名詞みたいな名前だしな…。」
行方不明者が痕跡も残さずに消えてしまう。そんな状況が
過去にあった事件と今回の事件が類似していてた。
「そんな人だったんですね…。」
流石に証言を鵜呑みにするわけにはいかないが…当初から
思い描いていた推理は大きく外れていたのかもしれない。
「だが、そんな有名人が何の用事で現れたんだ?」
「ぼくに大きな力があるから仲間にしに来たって。」
「はぁ!?…それでディアスさんはなんて…。」
「断りましたよ。ヴィランになんてならないですよ。」
スカウトだと?ヴィランもディアスさんの力に気付いて…
だが彼の実力的を考えればそれも案外あり得ない話では
ないかもしれない。
「そいつとも仲良くなったりは…?」
なにせディアスさんはコミュ力が凄いからな…。
「しません!…でも何回かは来ましたね。それで最後に
会った時はなんか変なこと言ってましたね。」
「変なことって何を言われたんだ?」
「う~ん…要領を得なさ過ぎて…なんて言ってたかな?
…お前こそ世界に愛されし…器?みたいな…。」
確かに意味がわからない言葉だな…。それにしても…。
「あと…我を収めるに相応しい存在だとか…なんだか
同級生に一人くらいこんなこと言う子いたなって。」
「ごほっ!?…そ、そうだな…オレもそう思う…。」
吹き出しそうだったのを誤魔化して咳をした。しかし…
どの世代にも一人はいるもんなんだな…そういうやつ…。
「それでその後、ぼくの目の前で煙のように姿が消えて
いったんですよ。そんな能力があるんですかね?」
「少なくともオレは知らないがそういう能力を持ってる
奴らが存在する可能性は十分あるな。」
「そうなんですね。ヴィランの能力か…まるで手品でも
見せられてるような気分でしたよ。」
渾身の能力を手品呼ばわりされてしまうなんて…その
ヴィランが聞いたらプライドが傷つきそうな話だが…
なんというかディアスさんらしい解釈だな…。
もう少しだけ話をしたが、ここまで得た情報以上のものは
会話に出ることは無かったので…。
「まあ、また何か思い出すことがあったら言ってほしい。
次は…ディアスさんの作業場を見せてもらっても?」
「はい。大丈夫ですよ。ちょっと散らかってますけど…。」
今日は借りている服の下にヒーロースーツのベルトだけを
着用している。そして、ベルトで能力を強化し…視界に入る
相手の感情を色で把握する能力を常時展開して今回の聴取に
臨んでいるんだが…どんなに話を聞こうが家の中を詳しく
見て回ろうが…彼の言動、感情に怪しいところはなかった。
そして彼の反応を裏付けるかのように…やはりと言おうか
作業場を調べていた時も事件に繋がるものは出てこない。
そろそろ作業場の調査を切り上げようかと…ふと、本棚に
目をやると並んだ絵本が目に入る。「ディアス・グレイス」
彼の名前が入った絵本だ…彼の作品…か…。
「この本…中を見てもいいか?」
「どうぞ。好きなだけ見てもらってかまいませんよ。」
どれも自信作ですから。と、言ってもらったが流石にここで
すべての本を詳しく見る時間は無い。オレはその中の一つを
手に取り、ざっくりと中身を確認する。獣人の兄弟を題材に
しているらしい、作品全体にディアスさんの温かさが滲み
出ているような印象だったが、どこかもの悲しさを感じる
内容だった。…作品に落ちる影はやはり弟さんのことが関係
しているのかもしれないな…なんとなくそう感じた。
どことなくそういった寂しさが時々感じられるせいか大人の
目線から見ても引き寄せられるような魅力がある気がする。
「とても…素敵な本だと思う。」
「本当ですか?アクセル君にそう言って貰える
なんて嬉しいなぁ。」
ディアスさんはそう言うと本当に嬉しそうに笑った。
「また、時間のある時にじっくり見せてもらっても?」
「ええ。是非。この棚の本なら部屋まで持っていって
もらってかまいませんので。」
「ありがとう。そうさせてもらう。…そしたらまだ見せて
もらってないのはペットのいる部屋か…。」
「アクセル君ならきっとペットたちに気に入られると
思いますよ。そしたら早速行ってみますか?」
そう提案を受けたがここにも焦り、嘘…虚偽の反応はない。
「いや、大丈夫だ。遠慮しておこう。…っていうか
ペットたちって…1匹じゃないのか?」
「ええ。3匹いるんですよ。アクセル君は苦手でしたか?」
「いや、そうじゃない。どっちかと言うと好きだから…
かな。夢中になって捜査に身が入らなくなっても困る…。
だから…今回は遠慮させてもらおうと思う。」
半分が本当で、半分が嘘だ。…そろそろオレの限界が近い。
そろそろ調査を切り上げないと間に合いそうにない…。
「そうなんですね。じゃあ、ぼくの疑いが晴れたら
一緒に遊んであげて下さいよ。可愛いですよ。」
「あ…ああ、楽しみにしている。」
なんとか…ディアスさんにはバレずに済んだようだ…。
[newpage]
その後、今日は昨日の体調不良から復帰したばかりなので
早めにお風呂に入って休ませてほしいと申し出た。
ディアスさんはそれを快く承諾して着替えを用意してくれ
風呂場の使い方を案内してくれた。
脱衣所に到着し、ようやく一人になってオレはようやく
胸を撫でおろす。…よかった…間に合った。オレはズボン
ごしにオムツを確認する。なんとか溢れてはいないらしい。
異変が起こったのは朝トイレから戻った時だった。身体に
どう力を入れても…しょろしょろと漏れ出てくる尿を止める
ことができなかったのだ。少量なもののこのまま出続ければ
いずれオムツの許容量を超え決壊してしまう。そこでオレは
ヒーロースーツのベルトだけを取り外して装着し身体強化の
能力を強化して漏れ出すのを防ぐことにしたんだ。ただ…
それでも少しずつ漏れ出てしまいオムツを濡らしながら
ディアスさんの聴取を行うことになった。ヒーローの職務を
これ以上遅延させることは出来なかったし、なにより連日
ディビスさんに迷惑を掛けているので…こんな状況に陥って
いることを知られたくなかった。それに知られてしまえば
きっとまた世話を焼かれてしまう。それだけはなんとかして
避けたかった。オレは服を脱ぎそしてヒーローベルトを
外して…オムツ1枚の姿で浴室に入った。脱衣所に汚した
オムツを脱いでおいておくのも気が引けたのでそうしたが
浴室の鏡に自身の姿が映し出されて打ちのめされる。
(オムツ1枚の姿…しかも濡れてけっこう膨らんでる…。)
気が遠くなりそうだったが、長時間濡れたオムツの感触と
闘ってきた。流石に身体をキレイに洗ってしまいたい。
オレはオムツを脱ごうと…その時だった。
強烈な尿意に襲われ、間髪入れずにオムツの中にそれは
流れ出した。勢いよく出始めたそれは止まらない。
「な、なん…で…!?…も…こんな…にっ!…おむ…つ…
溢れ…ちゃ…うっ!?だ…だめ…だっ…とまっ…てぇ!」
既にけっこうな量を吸収していたオムツは簡単に限界を超え
ボタボタと水音を立てて決壊し始めた。
「~~っ!漏れ…っ!?あ…ぅ…止ま…れ…ぇ!!」
オレは身体強化の能力を再度使用したが、ベルトの強化を
得られない自力の能力では溢れ出す尿を止められず…
洗い場に生暖かい水溜まりを広げることしか出来なかった。
「あっ…あぁ!?…だめっ…なっ…のに…こん…なっ…!」
トイレで用も足せず…ましてや借りている浴室の洗い場で
大量の尿を漏らすなど…許される行為ではない。次第に
力が抜け自ら作り出した水溜まりに座り込むことになった。
(だ…ダメ…だっ…!こんな…ところ…で…っ!?)
勢いよく溢れた尿と共に全身の力までも抜けきったような
倦怠感に襲われる。なんとか浴槽の壁にもたれかかり床に
倒れることはなかったものの意識は保てそうになかった。
…あった…かい…やさし…い…あたたかさ…。あ…あれ…?
おかしい…な…さっきまで…あん…なに…寒かった…のに。
芯まで冷え切って凍えていたような気がするのに…今は
全身を覆うような温かさに守られている気がする…。
そして…やさしく呼びかけられる…。
アクセル君 アクセル君
ディアスさんの声だ…。オレ…また夢を見てるんだな…。
夢に見すぎ…だろう?そんな自分がおかしくて…。
「アクセル君!大丈夫ですか!?」
「…ふ…ぇ…?ディ…アス…さん…?」
「よかった!気が付いたんですね!」
夢じゃ…な…い?…あれ?…ディアス…さんは…?
「お風呂場でお湯も出さずに…何時間もっ!
身体が冷え切ってたんですからね!?」
ディアスさん…は…オレを後ろから…抱きしめ…て?
ぼやけた視界がオレの身体を支える逞しい腕を捉える。
そっ…か…オレ…また…心配かけ…ちゃったんだ…。
「大丈夫ですか?念の為にもう少しここで身体を
温めてから出ましょう。痛いところとかないですか?」
「ん…だい…じょう…ぶ…。…ぅ…?…あった…かい…?」
抱きしめ…て…もらって…る…だけで…?あったかい…
なん…て…ディアス…さんは…すごい…なぁ…。
「お風呂場なんだから、あったかくなきゃダメでしょう。」
お…ふろ…?…なん…で…だ?…オレは…~~~っ!
「風呂?!なんでっ!?…オレは…っ!?」
「何時間もお風呂に行って戻らないから、心配して
見にきたら…洗い場の床に倒れてたんですよっ!?」
次第に記憶が戻ってくる。…オレ…また意識を飛ばして…
ディアスさんに迷惑を掛けたのか…。
「冷え切っていたから…温める為に湯船に…
もう…本当に心配したんですからね…!」
「ご、ごめんなさい…。」
「いえ、今回は許しません。脱衣所にベルトがありました。
きっと体調が優れなかったのに無理をしたんでしょう?」
…うっ…鋭い…。誤魔化せたと思っていたのに…。
「今後もこんな無茶をするつもりなら…ベルトも
スーツもアクセル君から取り上げますからね…?」
「そ、それはっ!…困る…。」
「だったら、もう無茶はしないと約束して下さい。
でないと今回のことは見逃してあげられません!」
「わ…わかりました…。」
「まあ、このくらいにしておきましょう…。アクセル君も
まだ病み上がりですからね。しっかり体を温めて…。」
…そういえば…あったかい…?ここは…風呂場だよな…?
まだ体に力は入らない…。ああ、だから後ろから支えて
くれてるんだよな?この…お湯の張った浴槽で…~~っ!
「ぁ…あっ!?お、オレっ…はだか…っ!?」
「?それは…そうですよ?だってオムツ1枚で倒れて
たんですから、湯船には穿いて入れないでしょう?」
「だ、だけ…どっ…!?」
「アクセル君どうしたんですか?お風呂は裸で入るのが
普通だと思いますよ。ぼくだって裸ですし…。」
「~~~っ!?ディ…アスさんっ?!い、一緒にっ!?」
「だって、ぼくが支えてないとアクセル君沈んじゃう…。」
そ、そうなんだけどっ!そう…じゃないっ!!迷惑を掛けた
挙句…は、はだかで一緒に浴槽に浸かってるなんてっ!?
「おっ?だいぶ温まってきましたね。よかったです。」
…多分それは…体の温度だけの問題じゃないと思う…。
そうやってなんとか状況を把握できた時だった。
オレは…またも尿意を感じて体を震わせる。
「あれっ?まだ寒いですか?」
「ち、違うっ…!その…えっと…尿意が…だな…。」
「おしっこですか。でも、まだ体を温めてる途中ですし…
仕方ありません。今回だけ特別です。このまましましょう。」
「~~~っ!?そ、そんなことっ…!出来るわけっ…!」
「でも…アクセル君、動けますか?仮に動けたとしても
こんなに濡れた身体でトイレまで行けますかね?」
「う…ぐ…っ!?そ、それは…っ…。」
「それに見つけた時、洗い場もアクセル君もおしっこで
濡れてましたよ。今更気にしなくてもいいかなって。」
うあぁぁあぁあっ!!!そうだと思うけどっ!!そうなん
だろうけれどもっ!!きちんと言葉にされると耐えられない
痴態を今日も晒したんだと改めて分からせられるっ!!!
「あ…あ…ぁ…。」
「ぼくのことなら大丈夫です。よ~くあたたまったあとで
キレイに洗ってしまえばいいんですよ。」
「で…でもぉ…。」
「アクセル君のこともキレイに洗ってあげますからね。
ですから、ここでしちゃいましょうね。さあ。」
そういうとディアスさんはオレのおなかを撫ではじめる。
「あっ!?…や…めっ!?…いま…撫でた…らっ!?」
「大丈夫ですよ。いっぱい出しちゃいましょうね。」
耳元でそんな受け入れがたい言葉を囁かれながらオレは
ディアスさんに撫でられ続けた。撫でられるほどに我慢を
していたはずの身体は力が入らなくなり…。
「あぅ…っ!?…だ、だめぇ…っ!で、でちゃっ…~っ!」
「おしっこ。我慢しなくていいですからね。」
「やっ…あっ…!?…も、もうっ…!…~~~っ!」
撫でられることで我慢が出来なくなった身体はもうオレに
制御することは出来なくて…いっぱいに張られた湯船の中へ
盛大に粗相することとなった。
「あ…あぁ…っ…。…あ…ぅ…。」
我慢から解き放たれた解放感と湯船を汚してしまった
罪悪感が入り交じり…頭が麻痺して言葉にならない…。
「いっぱい出たみたいですね。大丈夫ですよ。それじゃ
もう少し温まったら…。おや?アクセル君元気ですね。」
「…ぅ…?…な、…なん…?」
ディアス…さん…?…何を…言っ…て…?
「若いですね。…そうだな、わかりました。もう湯船も
汚れてますし。ぼくが責任を取りましょう。」
だから…なん…のこと…を…?…~~~!?!?
「アクセル君の不調は、やっぱりストレスが原因だと思うん
ですよね。普段から我慢し過ぎなんじゃないですか?」
ディアスさんはいつのまにか勃起ち上がっていた
オレ自身を優しく触りながらそう言った。
「ここがこうなっちゃうのも…我慢を繰り返して発散
出来てないからですかね。だからぼくが…。」
「ディ…ア…ス…さんっ!?」
「アクセル君が溜め込んでる悪いもの…全部吐き出すの
手伝ってあげますからね?ぼくはお兄ちゃんですから。」
右手でふぐりを優しく揉みながら…左手ではすっかり反応
して硬くなったそれを軽く扱き始める。
「ふぁっ!?あっ…それっ!?…だめ…っ~~っ!」
生まれてから自身以外に硬くなったそれを見られたことも
触られたこともないのにっ!こんなっ…こんなのって…?!
「大丈夫ですよ。安心して、ぼくに任せてください。」
自分で触ることとは訳が違う。とくにディアスさんには
背中を撫でられるだけでも絶頂させられてしまうのに…
それなのに…直接触られたりなんかしたらっ…!?
「うぁ…っ!?やぁ…っ!?あぅ…ぅ…~~っ!?」
「気持ちいいですか?ぼくが全部出してあげますからね。」
「あぁっ!?あ…ぐ…っ?!…ぁ…あっ!?…~~っ!」
(なん…で…っ?!ま、まだ…イってないっ!…のにっ?
扱かれる…たびっ…に…!イって…!?…~~~っ!)
もはや自分自身が絶頂を迎えているかさえわからなかった。
「もうずっとビクビクしてますね。そろそろでしょうか?
アクセル君の、おちんちんから悪いものを全部出して
あげますからね?さあ、もうひと頑張りですよ。」
ディアスさんは手の動きを速めてオレの絶頂を促した。
「~~~っ!?やぁ…っ!?!あっ…~~~っ!!?」
オレはディアスさんの猛攻に耐え切れず、絶頂に達して
しまう。湯船の中に大量の精子をばら撒いてなお…快感は
治まらず。頭の中が勝手に絶頂を繰り返した。
「あっ…!?…あ~…っ!あ…ぅ…!?…う…ぁ…。」
「アクセル君、いっぱい出せましたね。偉いですよ。」
気持ち良くて…な…にも…考え…られ…な…い…。
その後、動けないオレはディアスさんに抱きかかえられて
湯船を出て徹底的に洗われ…乾かされ…着替えさせられ…
たのだが…オレの頭はその間まったく機能していなかった。
つづく
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