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ジャスティス君の場合 第4話

  作戦の概要の説明を受けて…それでも体調が戻らない俺に

  ハピネスは自身に起こった体調不良の話をしてくれた。

  最初はトイレが近くなり…夜尿症を発症して、徐々に

  日中の失敗が増えて…そこからだんだんと身体に力が

  入らなくなったらしい…。そこまで体調が悪化すると

  普通に行動することも出来なくなり…不覚にも調査対象者

  であるディアスに心配されて世話をされていたという…。

  ディアスの家で保護されてるうちに…オムツの世話になり

  はじめ…その頃に俺が尋ねて来たということらしい…。

  「私も悪かった…。ヒーローとしてもプライドもあって

  オムツを穿いていたなんて言いだせなかったんだ…。」

  まあ…気持ちは分からなくはない。大人として、オムツを

  穿いていますなんて…とても誰にも言えないだろう…。

  「ジャスティス。君にも私と同じ症状が出ているような

  予感がしていたんだが…それも言えなかった。本当に

  すまない…。君までこんなになってしまうなんて…。」

  「…気にするな。俺も同じ状況だったら言いだせなかった

  かもしれん。…ところでハピネスの症状は治ったのか?」

  「ああ、昨日の夜にピタっと止んだ。もう脱力感も

  無い。私で良ければ…君の症状改善の為に

  全力を尽くそう。約束するよ。」

  ということは…俺と同じ症状に侵されながらハピネスは

  それを克服したということになる。

  「それは…是非お願いしたい。そうか…そうしたら

  俺の症状もなんとかなるかもしれないな…。」

  先の見えないような症状だったが…希望が見えてきた。

  「とりあえず…ジャスティスの症状は私だけが知って

  いるんだな?君から無闇に拡めて回るようなことは

  するなよ。私じゃ頼りないかもしれないが…。」

  「いや、助かる。頼りにしているぞ?…だが

  ハピネスは具体的にどうやって治したんだ?」

  「それなんだがな…正直、体の中にある悪いものを

  すべて出し切るしかない。私はそう思っている。」

  ハピネスらしくもない…随分と抽象的な解決策だな…。

  「もっといい方法が無いか、先ほど私やジャスティスの

  ことは伏せてメディカルセンターにも聞いてきたが…

  どうにも効果的な解決策は見つけられなくてな…。」

  「メディカルセンターに聞いても無駄か…。」

  「根拠はないが…回復例である私が体験したことを

  君にも施していこう。それしか方法が無い…。」

  話をしているうちになんとか動けるようになり…俺たちは

  ようやく多目的トイレから出ることができた。ハピネスに

  周囲の気配を察知してもらい…流石に多目的トイレから

  大人2人が同時に出てくれば色々と疑われてしまう…。

  ここまでヒーロー本部に長居したのも久しぶりだな…。

  家までの帰り道を念の為、ハピネスに送ってもらうことに

  した。何かあっても困ると思っていたんだが…さっき全部

  出し切ったせいか、帰り道では体調が崩れることはなく

  オムツを汚すこともなかった。…あれ?ハピネスの服…

  ディアスから借りたやつじゃなくなってるな…本部の

  ロッカーにでも入れてたやつに着替えているようだった。

  玄関まで辿り着くと明日また迎えにくると言い残して

  ハピネスは帰っていった。俺も明日の準備をするか…。

  [newpage]

  「師匠っ!おかえりなさい!」

  玄関を開けると、アクセルがあの輝く笑顔で出迎えて

  くれる…。そんなに尻尾を振って…アクセル、言った

  だろう?感情を読まれるから尻尾は振らないように訓練

  しておくんだぞって…だが、俺もアクセルの目に見える

  好意が嫌なはずもなく…そんな言葉を飲み込んでしまう。

  「ああ、アクセル。ただいま…何もなかったか?」

  「大ありですよ師匠!…オレもヴィランの殲滅作戦に

  参加したかったのに…救護班に回されちゃって…

  師匠達と一緒に前線で戦いたかったのに…。」

  アクセルはそう言うと、さっきまでブンブン振っていた

  尻尾を力なく垂れさせて残念そうにしていた…。

  「そう言ってやるなよアクセル。後方支援の奴らが安定

  してないと前線が維持できないこともあるんだ。お前

  みたいな実力者がいてくれると心強いんだぞ?」

  「…救護班でも役に立ってる…?わ、わかりましたっ!

  師匠達が安心して怪我できるように頑張りますっ!」

  そういうとアクセルはまたブンブンと尻尾を振った。

  「いや…怪我はないほうがいいだろうに…。まあ一緒に

  前線で戦うのはまたの機会にな?楽しみにしてるぜ。」

  「はい、精進します!…それと、やっぱりハピネス先輩が

  戻ってきたことの反響が大きかったみたいですよ。」

  今日のヒーロー本部はその話題とヴィラン組織の殲滅作戦

  この2つで持ち切りだったとアクセルが教えてくれた。

  そうだろうな…無事に帰ってきただけでも凄いのに…

  ヴィラン組織の情報なんて特大の手土産を持ってきたんだ

  …そりゃそうなるな。ハピネスもやらかしてくれた…。

  「明日は朝からここまでハピネスが迎えにきてくれる。

  その後に本部まで行くが、そこまでは一緒に行くか?」

  「はい!オレの方が早く起きたら起こしにきますね。」

  そういえば…最近起こしてもらってばかりだな…。

  「アクセル…その、なんだ…近頃…起こしてもらって

  ばかりですまないな…先輩として申し訳ない…。」

  「何言ってるんですか!ヴィラン組織を見つけたりで夜も

  遅かったんですよね?師匠はオレにとって…いつだって

  憧れの存在ですから!そんなこと気にしないで下さい!」

  いつもアクセルは俺への憧れを眩しいくらい示してくれる…

  そうだよな…俺もそんなアクセルをがっかりさせないように

  頑張らないとな…目の前にいる大切な後輩の為にも…明日の

  ヴィラン殲滅作戦も俺の体調不良も解決しないといけない。

  明日の準備をし…アクセルが用意してくれた飯を一緒に

  食べて…あとは風呂に入って寝るだけだ。今日も朝から…

  本当に色んなことがあった…明日に備えて身体を休めて

  おかないと…俺は脱衣所でズボンを脱ぎ…。

  「…?…~っ!?そ、そうだった…っ…!」

  帰ってきてからはオムツを濡らしていなかったことと…

  は、穿きなれてきたせいか…オムツを穿いてたことを

  忘れていた…。風呂に入ってる間にアクセルが脱衣所に

  入らないとも限らない…部屋で脱いでくるか…。ズボンを

  穿きなおして自分の部屋へと向かう。…あれ?さっきまで

  リビングにいたはずのアクセルがいない。まあ、鉢合わせ

  ないほうが言い訳もしなくていいからな…助かったと

  いうことで…。部屋に着いた俺は汚れていないオムツを

  脱ぎ、それを見つからないように隠して下着を穿く…

  なんだか久しぶりにオムツじゃないのを穿いたな…。

  …だめだろ、オムツに慣れてきている自分に突っ込みを

  入れながら風呂場に向かう。今度こそ憂いなく服を脱いで

  洗い場に立った。…さて、身体を洗って…最近日中ずっと

  オムツを穿いているからな…体毛に色が付いたりしない

  ように念入りに洗っておかなければ…。俺の体毛は名前の

  通り…白っぽい。光が当たると銀色に見えることからその

  名前で呼ばれるようになった…自慢の毛色を間違っても…

  小便の色に染めるわけにはいかない…。今回の件だけじゃ

  ない、普段から結構気を使っているんだ。いっそのこと

  ディアスのような黒系の毛色ならもう少し気楽に過ごせる

  のかもしれないな…。そんなことを考えながら下腹部の

  体毛を念入りに洗っていたのだが…。

  「いや…盛りの付いた十代のガキじゃねぇんだから…最近

  ヌいてなかったからか…?なんでこんな勃起つかな…。」

  ご無沙汰だったからか…下半身を触りすぎたせいか…俺の

  性器は硬く勃起ち上がっていた…。こんなに勃起つなんて

  いつぶりだよ…。…だが、明日は大切な作戦があって…

  性欲なんかに構ってる場合じゃない…そう思ったのだが…。

  『我慢せずに体の中にある悪いものをすべて全部出して

  しまうこと…それが回復の為に必要なんだ。』

  ハピネスの言葉を思い出す。…いやいや、全部ってたって

  小便のこと…だよな?…これのことじゃ…でも、我慢せず

  って言われたしな…。どうすりゃいいんだ…。アクセルも

  洗い場までは入ってこないよな…?…ああ…もう…っ…!

  俺は…ハピネスの言葉を信じたというか…性欲に負けたと

  いうか…結局…自慰に耽ることになった…。

  「ん…ぅ…。は…ぁ…っ…!…ふ…っ…~~っ!」

  ひ、久しぶりだから…か…っ!?…こんな…気持ち…いい

  …なん…て…っ…!こ、こんなんじゃ…すぐに…イっ…!?

  「く…そ…っ…俺っ…ふ、風呂場で…こん…なこと…っ

  …し…ちま…って…も、もう…出ち…まう…っ!?」

  風呂椅子に座った状態で一心不乱にそれを扱き続け…

  もうすぐで絶頂に達しようとした…その時だった…。

  「師匠~!久しぶりに一緒に入りましょうっ!

  お背中を、お流ししますよ!」

  「~~~っ!?あ、アクセルっ!?!!」

  し、しまったっ!?さっき、アクセルを見かけなかった

  のは風呂の準備をしていたからだったのか…っ…!?

  俺は咄嗟に勃起ち上がったそれを持っていたタオルで

  隠す。…ってか俺…声まで出してっ…聞かれて…っ!?

  「連日お疲れだったでしょう。今日はオレが師匠の為に

  身体を張って奉仕しますからねっ!」

  た、助かった…どうやら気付いていないらしい。情けない

  話だが…アクセルの乱入によってオレのそれはすっかり

  力なく萎えてしまった…。ば、バレなかったのはいいが…

  俺の男としての尊厳としては…複雑な心境だった…。

  アクセルは俺の後ろにもう一つの風呂椅子を置いて…。

  「まずは背中からですね!師匠、そのタオルを貸して

  ください!今日はオレが師匠の毛並みを完ぺきに

  洗ってみせますからねっ!」

  俺の股間を隠していたタオルを奪い取ると大量のボディ

  ソープを塗って、それを泡立てはじめる…。

  「師匠の白銀の毛並みはオレにとっても自慢なんですよ。

  羨ましいなぁ…オレなんか茶色とお腹だけ白だし…。」

  アクセルは俺の背中をゴシゴシと洗いながら…毛色の

  談義をはじめた。褒められるのはなんだかムズがゆい…。

  「そ、そうか?あ、ありがとう…。俺はアクセルの

  毛色嫌いじゃないぜ?温かみのある色じゃないか。」

  「師匠~…そんな風に褒めてくれるは師匠だけですよ~。」

  

  「それに、潜入の時とかはその毛色の方が断然良いな

  俺みたいなの体毛は目立ちすぎるから…。」

  

  「…それって地味だって言ってます?」

  「違うって。言ったろう?俺はその色が好きだって…

  さて、そろそろ交代しよう。俺も背中を流してやる。」

  俺はアクセルに向き直ってタオルを奪い取る。

  「あっ!いいですって…今日はオレが師匠に…。」

  「そんなに拘らなくていいさ。裸の付き合いも

  大事だろう?どれだけ鍛えてるか見てやる。」

  「ちょっ…!師匠っ!くすぐったいですって…っ…!」

  アクセルもここに来た時からすると随分と逞しくなった

  ものだな…もう一人立ちするのも時間の問題だ…。

  数年前に…まだ学生だったアクセルがオレに師事したいと

  突撃してきて…一人称だって俺の真似をするようになって

  「オレ」って言いはじめたんだよな…そんな後輩が…

  巣立って行くのは少し寂しいが…仕方ないことだよな…。

  …まだ今すぐじゃない。もう少しだけこの師弟関係を満喫

  させてもらおう。アクセルにとって最後まで自慢の師匠で

  いられるように…俺も頑張らないといけない…。

  [newpage]

  少しばかり複雑なことも考えてしまったが風呂の時間は

  最近の悩みから解放された楽しい時間を過ごすことが

  出来たと思う。…アクセル、本当にありがとうな。

  風呂を上がり、身体を乾かして…その後アクセルと明日の

  打ち合わせをし…後は大事な作戦が控えていることもあり

  各々の部屋に引っ込んで早めに寝ることにしたんだが…。

  「…いちおう穿いておいた方がいいよな…?」

  ヒーロー本部を出た時からは身体の調子が良かったので

  穿かなくても…とは考えたんだが…万一のことを考えると

  穿いておくにこしたことはないと判断するに至った…。

  ず、ずっとじゃないんだ!今だけ…体調さえ戻ればオムツ

  なんか穿かなくても良くなる…それまでの我慢だ…っ…!

  俺は寝る時用のテープオムツを装着する…最初からすると

  早い時間で穿けるようになってきた…手慣れてきている

  自分が少しだけ嫌だったが…毎回穿くのに10分も掛けて

  られないからな…進歩した(?)ということで…。

  だが、その後にちょっとした問題が発生した…。

  「ん…。…なん…だ…?…室温が…暑い…のか…?」

  ベッドに横になって少し経った頃に…俺は身体の変調に

  気付く。…身体が熱い…気がする…?風邪…じゃないな…。

  「…はぁ…。早く寝なきゃってのに…。」

  どうやらさっき風呂場で出し損ねたやつが…燻っている

  らしい…まったく俺の身体は…。だが流石に今からはない

  だろう。俺は布団を被って寝ようとしたんだが…。

  「もう少し…我慢…できない…のかよ…俺ってやつは…。」

  意識しないようにすればするほど下腹部に熱が集中して

  しまい…硬く反応してしまう。それがオムツに擦れ刺激を

  拾ってしまい…ますます身体の熱が上がってしまう…。

  「…っ…~~っ!…は…ぁ…。…く…そ…っ!」

  こんなことに時間を取られてないで…早く寝なきゃと思う

  のに…俺は被っていたはずの布団をいつの間にか抱きしめ

  股の間にも挟み…オムツごしに硬くなったそれを押し付け

  はじめてしまう。そしてだんだんと動きが激しくなり…。

  「だ、だめ…だろ…っ?…こん…な…こと…っ…!

  し…ちゃ…っ!?…あ…う…っ…!…~~っ!?」

  身体が言うことを聞かず…勝手に快感を求めてしまい

  オムツを布団に押し付けて腰を振るのをやめられない…。

  「な…なん…で…っ!?俺…っ…!…や、…やめっ!?

  と…止まんねぇ…っ!?…く…っ!…~~~っ!?」

  もう頭の中が…その熱を出すことしか考えられなくなって

  しまっていた…。なけなしの理性がやめるように指示を

  出すも…まったく意味をなさない…。

  「あ…っ!?…も、もう…出ち…まっ…!?…う…っ!

  お、オムツ…ん中…っ…に…っ!?…~~~っ!!?」

  俺は絶頂を迎え…強く布団を抱きしめたまま…穿いていた

  オムツの中に射精を繰り返した…。まるで…ここ数日間

  溜め込んだものをすべて出し切るように大量の精子を

  吐き出してオムツを汚してしまう…。

  「あ…ぁ…。や、…やっち…ま…った…こん…な…。」

  射精したことで思考の主導権が戻ってきたが…明日の…

  大事な作戦を控えている今夜に…こんな行為に没頭して

  しまったという罪悪感に襲われる…。

  「…俺は…っ。…!?あっ…?!だ、だめ…だっ!?」

  精を放つ役目を終えて…力なく萎えたそこから…小便が

  …しょろしょろと…流れ出て止まらない…。なんとか

  止めようとするものの…射精後で力の入らない身体では

  それを止めることは出来ず…オムツを濡らしてしまう。

  「小便…が…っ…!?と、止まん…ねぇ…っ…!?」

  寝る前にもトイレに行ったはずだったし…そもそも水分も

  摂取してはいない。それにもかかわらず小便が出続け…

  止めることもかなわない…俺は焦ったが…本部で起こった

  ような脱力感に身体を支配されはじめ…だ、だめ…だ…

  ま…た…あたま…ぼぉ…と…して…こん…な…の…。

  [newpage]

  (師匠っ!もう朝ですよっ!起きてくださいっ!)

  あ…アクセル…か…?…すまない…また…起こされ…。

  (気にしないでくださいっ!師匠はお疲れなんですよ!)

  悪い…な…。だが、大丈夫だ…もう起きるからな…。

  (まだ寝てて大丈夫ですよ!ぼくがお世話しますから!)

  いや…そんな、世話だなんて…それは流石に…。

  (だって師匠、こんなにおねしょしちゃって!)

  は…っ…!?そ、そんな訳…ないだろう…っ!?

  (オムツ…こんなにパンパンですよ?オレがちゃんと

  取り替えてあげますから!安心してくださいねっ!)

  う、嘘だ…っ…!こ、こんな…こと…っ…!俺は…っ!?

  「あ、アクセルっ!?これは…違うんだっ!?…?

  …あ…あれ…?…アクセル…?…ゆ、夢かよ…。」

  と、とんでもない悪夢だった…アクセルにバレてオムツ

  替えられるとか…。とりあえず現実じゃなくて良かった。

  …すごい寝汗だな…時間は…5時前か…まだアクセルが

  起きてくる時間じゃない…風呂に入ろう…。俺はベッド

  から立ち上がる。…すると下半身に尋常じゃない重みを

  感じて、思わずズボンをさげると…。

  「こ、こんなに膨らませちまって…冗談だろ…。」

  決壊寸前のテープオムツを目の当たりにして俺は血の気が

  引いていくのを感じた。…危ない…本当に夢の通りになる

  ところだった…アクセルが起きる前に起きれて良かった…。

  シャワーを浴びながら昨晩の蛮行を振り返る…自慰行為に

  走ったあげく…オムツの中に射精して…そのうえ、大量の

  小便を漏らしながら寝落ち…って…そんなことあるか…?

  いくらなんでもあんまりだろ…自制心のかけらもない…。

  『我慢せずに全部出してしまったほうが良い。』

  い、いやいやっ!それは都合よく解釈しすぎだっ!こんな

  本能のままに我慢をしなくていいとか…流石にハピネスも

  そういう意味でいったんじゃないだろっ!?

  「…って…俺は反省してるんだよ…くそ…っ!」

  そんな俺を嘲笑うかのように懲りもせず勃起ちあがった

  それを見て俺は呆れる…。朝だからか…それとも昨日の

  ことを思い出し…ああっ!…もう…っ…!

  結局…そいつの面倒を見る為に、シャワーの時間が長く

  なってしまった…。

  それでも早く起きていたおかげで朝の準備には余裕があり

  今日は俺がアクセルを起こしてやることができた。

  朝食も…簡単だが用意してやれたし…ここ最近おざなりに

  なっていた先輩としての威厳も示してやれたかな…?

  アクセルも俺に起こされて、恥ずかしそうにしていたが…

  その反面、嬉しそうにしてたしな。尻尾も振ってたし…。

  [newpage]

  アクセルと共にヴィラン殲滅作戦に向かう為の最終準備を

  して…ハピネスが来るのを待って本部へと向かう…。

  昨日説得したときは納得しているようだったがアクセルは

  最後まで俺たちと共に行けないことを名残惜しそうにして

  いた…。アクセル…許せ…次の機会には一緒に行こう…。

  いよいよヴィラン組織の殲滅作戦がはじまる…。俺たち

  殲滅チームも更に数チームに分かれて各々の戦いに集中

  することになった。

  「ジャスティス。それでは手筈通りに…私はスコープの

  先に意識を集中する。背後の守りは任せたぞ。」

  「ああ、任せておけ。必ず守ってみせる。」

  「頼んだ。…ああ、そうだ。ディアスから…お守りなんだ

  そうだ。私と、お前にも…渡しておく。彼は本当に凄い

  …作戦のことなんか知らない筈なのにな…。」

  お守りを受け取るとディアスのニオイが感じられた。

  「ディアス…。あの気遣いはどうやったら身に付くん

  だろうな。一般人にしとくのが勿体ないぜ…。」

  「だな…。さて作戦開始だ。ディアスにお守りのご利益が

  あったって報告してやれるように頑張るとしよう。」

  「そうだな…。よし、行こう。」

  俺たちはヴィラン組織が見える高台に移動して突撃する

  チームの特攻に備える。ヴィランの総数は80名ほどか…

  しかし、ヴィランがここまでの組織を構成してるなんて

  珍しいな。どちらかというと個性的な連中が多いせいか

  徒党を組まず個人で動いてるやつらが多いんだがな…。

  「ジャスティス!ヒーロー部隊が特攻したぞ!」

  「わかった!背後の守りは任せろ!」

  ハピネスが射撃を開始した。俺は特大の気配察知を展開

  する。やはり射撃を開始すれば場所が割れて…数人は

  こちらへと流れてきてしまうからな…。…さっそく一人

  壁を伝って接近してくる…。俺は気配を探りながら応戦

  する。俺は接近戦も出来るが…得意なのは中距離攻撃だ

  風のような刃を飛ばして攻撃するのが俺の能力…壁を

  登りきって飛び掛かってきたヴィランへとそれを見舞う。

  「まずは…1人!」

  「さっそくか…敵が来るのが早いな!」

  「問題ない!…この調子でっ…!…~~っ!?」

  「ジャスティス?どうした?」

  「い、いや…なんでもない…は、ハピネス!

  スコープに集中していろ!…~~っ!?」

  (くそ…っ…こんな…時に…っ!?だが…ここで食い止め

  なければ…っ!…ま、まだ…だ…!…俺は…やれる…!)

  襲い来る尿意を堪えながら…迫りくるヴィランを撃退する。

  必死だった…次第に尿意を我慢することに構っていられなく

  なり…オムツに小便を垂れ流しながら戦うことになる…。

  (…今ので…5人目っ…!…次は…2人っ…か!?

  思ったよりも…敵がこっちに…流れてくるな…っ!)

  だが、やることは変わらない…ハピネスを守り…。奴らの

  アジトを殲滅するんだ…っ!この街は…っ俺たちが…っ!

  「10人目っ!ハピネス!首尾はどうだっ!?」

  「特攻部隊が善戦している!うまくいきそうだ!」

  「そうかっ!…次は3人っ!ここは通さん…~~っ!?」

  (ぐ…っ!?ま、また…漏れ…っ!?ま、まずい…

  オムツが決壊しちまうっ!だ、だが…まだっ…!)

  「ジャスティス!特攻部隊がアジトを制圧したぞ!

  私たちはやり遂げたんだ!…?ジャスティス…?」

  「…あ、ああ…終わったのか…?良かった…。」

  ここに攻めてきたのは19人だったと思う…後半は…

  もう記憶にない…。ようやく…肩の荷が下りた…。

  俺は膝から崩れ落ちる…そこには既に大量の水溜まりが

  出来ており…。

  「ジャスティスっ!?大丈夫かっ!?」

  倒れそうになる俺をハピネスが抱きかかえ支えてくれる。

  「…ハード…だったな…ハピネス…。俺…頑張ったん

  だけど…よ…。こん…なに…漏らし…ちまって…。

  よ、汚したく…なかったな…スーツ…っ…~~っ!?」

  ヴィランと闘ってる時は…気にしないようにしてたのに…

  戦闘が終わると…俺は我慢が出来なくなった…。皆が…

  「銀色の正義」と称えてくれる…俺が今まで守ってきた

  ものは…俺自身の小便にまみれて黄色く染まっていた…。

  俺の毛色に合わせて作られた白銀のスーツ…こいつは…

  俺の誇りだったんだ…それが…こんなことになって…。

  「ジャスティス!落ち着け?!お前は良くやった…!」

  「…すまない…ハピネス…俺は…こんな…姿で…。」

  …アクセル…こんな…情けない…先輩で…ごめん…な…。

  張りつめていた糸が切れたって…こういう時に言うん

  だろうな…スーツを汚したことが引き金になって…

  ヒーローとして存在する自分を信じられなくなった…。

  その後は…ハピネスに匿われて…俺はディアスの家に

  連れてこられた…。とてもじゃないが…アクセルの前に

  姿を現すことなんて出来そうにない…。

  本部にはハピネスが今回の実績を利用して…俺と共に

  休暇を取ると言ってくれたらしく…俺の不在については

  今のところ不問なんだとか…。アクセルにも上手いこと

  説明をしてくれて…ハピネスと共に休暇と見せかけて

  行方不明者の捜索を行っていると伝えてもらい…

  そしてアクセルもそれを信じている…とのことだ…。

  ディアスもこんな状態の俺を温かく迎えてくれた…。

  焦らなくていい、ゆっくり元気になればいい…と…

  励ましてくれる…。…数日過ごさせてもらって…なんとか

  メンタルが回復してきた…。俺まで世話になるなんて…

  ディアス…すまない…。だが、やる気は出てきた。

  今はまだ…体調不良も治らずにオムツを手放すことが

  出来ずにいるが…絶対に治してやるからな…。アクセル…

  元気になって帰ってくるから…待っててくれよ…?

  つづく

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