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コテツ君の場合 第1話

  「ん…。…?…はぁ…今日も…か…。」

  眩しい朝日を浴び目を覚ましたが…[[rb:某 > それがし]]の気持ちは朝から

  沈んでいた。毎日ではないのだが今日も濡れている…。

  「これではオムツの取れない赤子ではないか…。」

  そう、おねしょだ…故郷では成人の年齢を迎えていると

  いうのに治る気配がない。故郷でもこれを隠し通すのに

  苦労した…どんなに実績を積もうともオムツを穿いていた

  のでは誰からも侮られ相手にもしてもらえないだろう…。

  某は誰と言うほどのものではないが、故郷の者から都会の

  作法としてキチンと名を名乗らないほうが無礼だとかと

  言われたな。某はコテツという、この街のヒーロー本部に

  教えを請いにやってきた。某の故郷では諜報活動を行って

  生計を立てている者が多い…こっちで言う「スパイ」の

  ような存在だろうか。戦闘力も他の武力に劣ってはいない

  …だが拡大するヴィランによる被害が徐々に看過出来ない

  ものになって、故郷を代表してやってきたのだが…。

  「ここでも…誰かに知られる訳にはいかぬな…。」

  知られれば…ここでも侮蔑され…私を信じて送り出して

  くれた故郷の面子も潰してしまうだろう…。今日は本部で

  大事な用事があるというのに…濡れたオムツを片付けて

  某は大きなため息をついた…。

  [newpage]

  「そ、某は…子供ではないぞっ?!」

  ここの本部のやつらは某に何度言わせれば気が済むのだ?

  確かに身長は高くないし…う、後ろめたいこともあるが…

  子供扱いされるのはいただけない。

  「失踪事件の資料を…お、お菓子などいらぬっ!」

  お菓子など…この本部が誇る虎のマスコット…確か室長と

  言ったか?そやつに与えれば良かろうに、あやつは可愛い

  からな…甘いお菓子を与えたくなる気持ちはわかる。だが

  なぜ某に渡したがるのだ?繰り返すが某は子供ではない。

  お、オムツの世話にこそなっているがもう大人なのだから

  いい加減、子供扱いをするのはやめてもらいたいのだ…。

  「は、話しを…っ!くっ…。もう…よい…失礼する…。」

  話が通じない。以前はここまで酷くはなかったのに…ここ

  最近の本部の空気の緩み方は一体どうしてしまったのだ?

  ここに来た当初の頃は本部に入ればピリっとした空気が

  常に張りつめていただろうに…今となっては本部にいる

  だけで力が抜けてしまうような錯覚を覚えるくらいだ。

  某は誰の目にも付かない所まで移動し能力を使用する。

  ヒーローやヴィランの特殊能力と同じようなものだが…

  故郷では術という。気配の遮断…よくここの所属の者が

  気配察知を使用しておるが…それとは逆に周囲に自身の

  気配を感じさせぬように使用するものだ。そのまま本部の

  データベースに近付く。現在、教えを請う身ではあるが

  某も本部所属のヒーローではあるので…こんなことをする

  必要はないのだが…やれ、お菓子だの飲み物だのと某の

  行動を邪魔されては調べ物も出来ない。

  「これだな…。ヒーローが3人も行方不明なのだぞ…。」

  この事件に関して本部の腰はますます重くなった。関わる

  ほどにヒーローが行方不明になっていったのでは…本部の

  信用に影響を与えてしまう。それはわかるのだが…。

  「あの師弟には世話になった…見捨ててはおけまい…。」

  そうだ、アクセル殿とその師ジャスティス殿…種族が同じ

  ということで懇意にしてもらっていた。都会での暮しは

  わからないことも多かったが彼らが世話をしてくれたから

  某はここでヴィランへの対策を学ぶことが出来たのだ。

  「3人ともに相当な手練れであったはずだ…一体…?」

  本当に何があったというのだろうか?ウサギ族のヒーロー

  ハピネス殿にアクセル殿の師匠ジャスティス殿、最後には

  アクセル殿が続けて消息不明になっている。先の2人に

  ついては消息が途絶える直前の動きがわからなかったが

  アクセル殿は音信不通になる直前まで本部に記録を残して

  くれている。行方不明一般人の聴取の後にヒーロー失踪の

  聴取の記録があり…どうやら聴取を行っていた相手とは

  連絡が途絶える寸前まで会っていたと思われる。聴取を

  行っていた相手の名前もすぐに調べることが出来た。

  ディアス・グレイス…この男の仕業かはわからないが…

  何かしらの情報ぐらいは知っているだろう。早速調査を…

  と思ったが、少し引っかかるものがあり。

  「…グレイス…?はて…?どこかで聞いたような…?」

  その響きに聞き覚えがあった。…故郷の文献だったか…?

  いちおう調べておくか…こうして某の調査がはじまった。

  被疑者の聴取は既に3人のヒーロー達それぞれが行って

  おり…怪しい点は見つからなかったという。だが継続して

  調査を行っていたらしい…証拠は掴めなかったが疑いは

  晴れなかったということなのだろうか…?調査の終わった

  相手に引き続き会いに行くこと自体が相当珍しいことなの

  だがな…。ひとまず警戒はしておいたほうがよいだろう。

  1人なら何かの見落としで敵に欺かれる可能性もある。

  信じたくはないが…可能性の低い話だ、もし3人すべてを

  欺くことを出来るような相手だった場合…事態は最悪の

  方向に向かってしまうだろう。恐らく某の手に負えない。

  まずは近付かずに調べられることを優先するか…。

  某は被疑者と接触することを避け、情報の収集を行った。

  家族は全員が既に他界しており、1人暮らしの絵本作家。

  過去の犯罪歴もなく学歴等も特に気になる点はなかった。

  失踪した一般人2名はどちらも出版関係で被疑者の家に

  出入りをしていたらしい。立て続けに2名の失踪が起こり

  ハピネス殿が調査を開始するも、ここで1度ハピネス殿の

  失踪が疑われる事態に発展する。しかしジャスティス殿の

  活躍によってそれは解決、2人の働きでヴィラン組織の

  壊滅に繋がる大きな情報を獲得し結果、組織を壊滅する。

  その後、2人共に中期の休暇に入り…消息を絶つ。そして

  アクセル殿が失踪した2人の調査を開始する。だが調査の

  結果だけで言えば有力な情報は得られなかったようだ。

  読み取れるのはディアスという男の人柄の良さと失踪した

  ヒーロー達との間に交流があったということがわかる程度

  …あまり手掛かりにはならなさそうだ。

  「うむ…。資料だけでは大したことはわからぬか…。

  …?なんだ…?アクセル殿の最後の方の報告が…。」

  内容は差し障りのないことばかりが書き連ねてあるだけ

  …だが、やけに誤字や脱字が多い。何かしら理由があって

  報告に集中出来ないような状況だったのだろうか?

  些細なこととも取れるのだが…とても嫌な予感がする。

  このディアスという男が主犯なのか、そうでないかは

  ともかく既に3人が聴取をしているのだから某がこれ以上

  聴取をしても意味はないだろう。ここから先は某独自の

  やり方で調査をしていく。もうアクセル殿が失踪して既に

  1カ月経っているのだ…この男に関わることは避けたいが

  多少の危険が伴ってでも急がねばなるまい…!

  [newpage]

  某にしか出来ぬこと、それは気配を断って対象者の根城に

  潜入することだ。誰しも見られていないところでは本性が

  露わになるというもの、ここでディアスという男の本性が

  露呈してくれれば話が早いのだが…。

  結果から言うと被疑者の家に潜入して様子を伺ってみるが

  簡単に尻尾を掴むことは出来なかった。流石はヒーローの

  3人を欺いた男…と言いたいところだが掴むべき尻尾が

  存在していないかのように感じてしまう。アクセル殿の

  報告の通りで、どれだけ観察しようと彼の人柄の良さが

  わかるばかりで事態は進展しない…。基本的に彼は本職の

  絵本の執筆をしていて、そして食事、掃除などの普通の

  生活以外ではペットの世話をしている。趣味らしいものは

  他にはないらしく執筆とペットが趣味みたいなものか?

  ペットも把握をしておきたかったが我々よりも野生に近い

  動物たちは感覚が鋭く、時折ではあるが某の気配遮断を

  見破ってくる個体がいる。不用意に近づかない方が無難だ

  …鳴き声だけでいえば部屋の中には犬とおぼしき個体が

  居て、部屋と外を出入りしている猫がいるらしい。猫は

  鳴き声ではなく実際に見かけたので間違いないだろう。

  と、まあ…恐らくあの3人にはこのような感じに見えて

  いたのではないかと思う。…それが普通の感覚だろう。

  だが、某は故郷で幼い頃から特殊な訓練を受けている。

  諜報活動を行う為の身体能力を強化することはもちろん

  敵に拘束された際に抜け出す方法、拷問を受けた際にも

  自らが知り得た情報を漏らさぬ為の手段など…様々な事を

  叩きこまれてきた。某はヴィラン対策の為、一旦修行を

  中断してこの街へ来たのでまだ習得できていない技能も

  あるのだが…。その中でも某が持ち合わせている技能に

  万一、毒を盛られた際にも最低限の行動が出来るように

  少量の毒を摂取し続け耐性を付けるというものがある。

  このディアスという男…どういった力かはわからないが

  常にそういう毒を撒き散らしているようだ、この男の家に

  いるだけで自身の何かが侵されていく感覚がある。毒に

  侵されていく感覚など…知っている者しか知り得ない。

  3人ともこれにやられたのか?…それも判断は出来ない。

  もう少し様子を見るか?この男がこんなことをしている

  理由がわからないと動きの取りようがない。目的がわかる

  までは調査を続行するか…。そして某にいくら毒の耐性が

  あるとはいってもそんなよくわからないものを吸い続ける

  ことは危険だった為、防毒マスクを着用することにした。

  [newpage]

  「正体不明の毒を振りまく以外は普通の男なのだ…。」

  そう報告にあった以上のことはない。人の良いこの男が

  毒を振りまく意味も、一般人やヒーローを拐かす理由も

  わからない。…数日経つも男の目的は掴めなかった。

  …だが事態は某が予想出来なかった方向へ進みはじめる。

  某が探していた当人が男の家の周りに姿を見せたのだ。

  「…ジャスティス殿?…いや、そんな筈は…。」

  気配を断った状態で慎重に近付く…。姿や立ち振る舞いを

  見ても本人に間違いないように見えるが…。

  「…その感じ…コテツだな?」

  っ!!気付かれた…名前まで…。本物のようだな。

  「ジャスティス殿…?」

  「ああ、久しぶり。…心配して来てくれたんだろう?

  連絡も出来なくて、すまなかったな。」

  「…いえ、でもどういうことなのだ?」

  「ここじゃディアスに見つかるかもしれない。

  場所を移そう。…コテツもそれでいいか?」

  某は頷きジャスティス殿の案内する先に同行した。

  移動しながら某がここに来た経緯を説明する。

  「流石は東方の諜報集団ってとこだな。行動が早いぜ。」

  「茶化さなくていいのだ。他のお2人は…?」

  「どちらも無事だ。…そろそろ着く。」

  辿り着いた先には廃墟と思われる建物があった。

  「ここで3人で活動している。…本部はもう危険だ。」

  「…理由を聞かせるのだ。」

  「順を追って話そう。驚くかもしれないが…。」

  ジャスティス殿の話はこうだ。現在本部にヴィラン側から

  送り込まれたスパイがいるということ、それにより本部の

  機能が一部停止しており…その目的は本部の壊滅であると

  …少し前にあったヴィラン組織壊滅の報復なのだそうだ。

  「本部の上層部は敢えてそれを泳がせて迎え撃つ気で

  いるらしい。俺たちはその為の動きを取っている。」

  「そんな話が…だから捜索に本腰じゃなかったのか…。」

  「そうだ。秘密裏に俺たちが動けるようにしてもらう為に

  行方不明を装っていた。話してやれなくて悪かったな。」

  こうなると某の行動はずいぶんと余計だったようだな…。

  「そんな顔するなよ。コテツが来てくれて俺は嬉しいぜ?

  それに人手が足りないんだ。…手伝ってくれないか?」

  「そ、某の力なんかで良ければ手を貸すぞ。」

  「優秀な奴が何言ってんだよ。恩に着るぜ。きっと

  アクセルも喜ぶと思う。後で会ってやってくれよ。」

  皆さんが無事で良かった。某もまだまだだな…3人とも

  あの男の毒にやられてしまったなどと…失礼な想像をして

  しまうなんて…もっと世間を知らなくてはいけない。

  「そのマスク…ディアスの能力に気付いたのか?」

  「常に何かしらの毒を発している気配を感じた。」

  「正解だ…俺たちもあれには苦労したんだ。ディアスは

  見れば見るほど普通なだけに最初は気付けなかった。」

  本部襲撃の件とは恐らく関係ないが両方同時に調査をして

  いるのだという。3人しかいないと、どうしても人手が

  足りない為、個人で行動することが多くなるらしい。

  「とりあえずは本部のことが優先だ。今の所はディアスの

  動きが問題ないか時々確認するくらいで大丈夫だろ。」

  「そう…だな。某もここ数日確認したが何もなかった。」

  「そうだ、連絡先を…これに。専用の端末を本部から

  借りている。登録しておいてくれ。」

  これでジャスティス殿とは連絡が取れるようになった。

  「何かあったら連絡する。コテツも何かあったら教えて

  くれよ?…手伝いの件は本部にこっちから言っとく。」

  「了解した。…それでアクセル殿は今どこに?」

  「あと30分もあればここに来る。俺はまた出ないと

  いけないが…ここで待っててくれるか?」

  「そうしよう。ディアスという男の調査がなければ

  とりあえず某には予定がないのでな。」

  「すまない、後は任せた。それじゃ行ってくる。」

  そう言うとジャスティス殿は足早に廃墟を出て行った。

  …本当に忙しそうだな…3人では仕方がないのだろう。

  某が加わることで彼らの活動の支援になればと思う。

  [newpage]

  「コテツ?コテツだ~。来てくれてありがとう!」

  待ち人は現れるなり某を目掛けて突撃してきた。

  「あ、アクセル殿っ!苦しいのだ…。」

  「あっ、ごめん。嬉しくってつい…。」

  突撃からの熱い抱擁は某からの苦情で簡単に解かれる。

  「オレ達のことを心配してきてくれたんだよね?

  師匠から聞いたよ。話せなくてごめんね…。」

  ブンブンと振っていた尻尾が力なく垂れる。某は訓練で

  尻尾を動かないようにしているので、こういったことは

  起こらないのだが…感情のままに尻尾を動かす彼の事を

  少しだけ羨ましく思わないこともない。

  「気になさるな。そなたら師弟には世話になったの

  だからこのくらいのこと何でもないのだ。」

  「相変わらずコテツは大人だなぁ…。オレのが年上なのに

  しっかりしてる。師匠からも見習えって言われたよ。」

  「そんなことはない。某はアクセル殿のことを頼りに

  している。今日からまた世話になる…よろしく頼む。」

  本当に某は彼の事を尊敬している。血の繋がりこそないが

  兄のように慕っているのだ。

  「うん、よろしくね!そうだ。コテツなら住んでる家が

  割れてないから、きっと自宅で過ごせるよ。本部の

  スパイにも目を付けられないんじゃないかな?」

  「それに…ここにこれ以上の人数は住めなさそうだな。」

  廃墟の中はそれなりに改装されていたが広さ的に何人も

  同時に泊まることは出来なさそうだった。とりあえず…

  いきなりここに泊まり込むことは回避出来たようだな。

  「しまった、それだと一緒に泊まれないのか…残念だな。

  そうだ!この件が片付いたらどこかに遊びにいこうよ。

  コテツとも一緒に泊まってみたい!」

  「そ、そうだな。某も…楽しみにしている。」

  閉鎖的な故郷で育った為…歳相応の遊びなど知らないが

  アクセル殿に誘ってもらえるのはとても嬉しい。嬉しいの

  だが…泊りとなると某は問題があってだな…。

  「うん、楽しみだね。どこに行こうかな~。」

  アクセル殿が某の近くを通り…旅行雑誌を手に取った。

  その時だった…。

  「…同じニオイ…?」

  「うん?コテツどうかしたの?」

  「いや…アクセル殿とジャスティス殿のニオイが

  一緒だなと思って。」

  「そうなの?自分じゃわからないな…あっ、ここでも

  同じシャンプー使ってるからじゃないかな?」

  アクセル殿とジャスティス殿は一緒の家に住んでいたな。

  「そうなるとハピネス先輩も同じニオイだったりして?」

  ずいぶんと…良いニオイだな…。あとで石鹸の銘柄を

  聞かせてもらおう。その後、少しだけ本部の襲撃を企てて

  いるヴィランの話を聞いてから廃墟を去ることにした。

  (某の思い違いで良かった。やはりあの師弟は強いな。)

  廃墟からの帰り道でそんなことを思う。手強いヴィランも

  存在するが、それ以上にヒーロー達は強いのだと確認する

  ことが出来た。捜索を開始してからずっと心の中にあった

  陰鬱とした気持ちが晴れていくのがわかる。

  「よし、これで憂いなく力を振るえるな!」

  きっと明日からは忙しくなるだろう。よし…頑張るぞ!

  [newpage]

  それからはヴィラン組織の対策を主に行動をすことに…

  やることは多大だったが…彼らと共に活動出来ることは

  いずれ某にとって大きな財産になるだろう。主体としては

  アクセル殿と共に行動し時折ジャスティス殿と行動した。

  ハピネス殿は個別任務があるらしく中々会えずにいたが

  各々が素晴らしい働きをしている。本部トップクラスの

  ヒーロー達と過ごし充実した日々を送っていたのだが…。

  「はぁ…今日もか…。」

  某は自宅の布団の上で落胆していた。なぜかこのところ

  おねしょが続いてしまっている。ヴィランの本部襲撃の

  対応に追われているからか?以前は失敗こそ多いものの

  何日も連続してオムツを濡らしてしまうことはなかった。

  「こ、このままでは記録を更新してしまうのだ…。」

  ヴィラン達を何とかしたとしても…おねしょを治さないと

  胸を張って生活が出来ないし…せっかくアクセル殿から

  遊びの誘いを受けているのに、楽しみよりも心配の方が

  勝ってしまうのではないだろうか…。

  「…早急に…なんとかしないと…。」

  穿きなれたオムツを…更に濡らした感触にさえ慣れてきて

  しまっている自身に危うさを覚えて某は心底焦っていた。

  だが、少なくとも日中の失敗はない…とりあえず出来る

  ことからやっていくしかない。某は濡れたオムツを脱ぎ

  アクセル殿たちと合流する為に準備をするのだった…。

  つづく

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