Introduction
“魔法騎士”
それは、魔法と剣技を合わせ、魔物から人を守る存在。
我妻善逸は、17歳という若き身でありながら、九つある魔法騎士団の一つ“鳴神”の隊長として、臆病ながらも、しっかりと部隊を率いていた。
そんな彼を支えるのが年上の副官、宇髄天元。
狼の獣人である彼は、狼にトラウマを持つ善逸からは当初怯えられていたものの、今では信頼し合い、互いに背中を預けられる仲になっていた。
宇髄に支えられ、時にはからかわれながら、確実に隊長として自信をつけていく善逸。
しかし、忙しくも平穏な日々は、彼が十八歳の誕生日を迎えた後、唐突に終わりを告げた。
(さあ、時は満ちた。苗床として我等の血を繋げよ)
幼少期から善逸を苦しめる胸の痣が遂に牙を剥く。
呪われた森での任務中、古びた社で聞いた声をきっかけに、善逸の身を発情させ、蝕み始める黒百合の痣。
制御の効かない発情に、宇髄天元は言う。
“俺の体を使え。それでお前が楽になるなら”
善逸を支えたいと願う宇髄天元に、善逸は拒みきれず、遂に彼を求め、二人は関係を持ってしまう。
悩み、傷つきながらも、宇髄と肉体関係を続ける善逸。
そんな日々の中、いつしか善逸の心には宇髄に対し、信頼とは別の感情が生まれていた。
しかし、そんな二人を赤い瞳が見つめていて…
呪いと魔法、神の血筋…軍パロ(騎士パロ?)を含めたファンタジー宇善です。
※設定で、オメガバースのような設定があります。苦手な方は見ないで下さい。